2011年2月の記事一覧

舞台は無事山の観測所。そこにやってくる社員「南のり平」、噴火口で保護された虚言癖の「アマネ」。観測所の面々、近くの旅館の三つ子。
山は噴火するのか、しないのか。

過去に実際に起こった噴火の際の出来事。
虚言癖の「アマネ」は村一番の正直者「あまね」へ。
「南のり平」はオオカミ少年へ。

アマネは脱北してきた人間なのか?北からのスパイ(金賢姫っぽい感じの)なのか?
そして天皇の権威を傘にうまい飯を食べてきた人たち。
ドラマティックなことでないと感心を見せないマスコミたち。
そしてそれに誘導され、話がねじまげられ作られていく。
この辺りが野田さんの言いたい事なんだろうと思うが、いかんせん消化不良だな。

妻夫木って、野田さんの芝居で見るたびにいつも思うが印象が薄いな…。
もうちょっと出てこないとそこだけ引っ込んでて、違和感残るわ。

公演:NODA・MAP第16回公演「南へ」
場所:東京芸術劇場 中ホール
日程:2月10日~3月31日
作・演出:野田秀樹
出演:妻夫木聡・蒼井優・渡辺いっけい・高田聖子・チョウソンハ・黒木華・太田緑ロランス・銀粉蝶・山崎清介・藤木孝・野田秀樹
座席:M列右ブロック9,500円
時間:2時間ちょっと?

つかこうへい復活祭ということで、つかさんが劇団公演でやっていたように破格の2,500円。
それも銀ちゃんが伝兵衛ということで、キャストにはいろいろ不安がありながらも、もちろん行かせていただきました。

熱海の原型の上演ということで、ここからたくさんの作品ができていったのだなあ、と感慨にふける部分あり。
正直、今時の小ネタや、お遊びのシーンはどうかと思ったのだが、作品の持つ力っていうのはすごいものだと痛感。
やっぱり冒頭のシーンやパピオンのシーン、「カーステレオから」のシーン、などなど熱海の名場面が繰り広げられるところは何度見ても楽しかった。圧倒された。

でも、つかさん亡き後のつか芝居を見るにつけ、やっぱりつかさんはもういなくなってしまったのだということを何度も知らされる。
もちろん作品は今も生き生きとしているのだが、せめてつかさんの台詞はつかさんに少なからず口立てしてもらった人に言っていただきたい。岡村演出じゃあちょっと厳しいよ…。

公演:紀伊國屋つかこうへい復活祭「熱海殺人事件NEXT~くわえ煙草伝兵衛捜査日誌~」
場所:紀伊國屋ホール
日程:2月4日~2月14日
作:つかこうへい
演出:岡村俊一
出演:山崎銀之丞・長谷川京子・柳下大・武田義晴
座席:D列センターブロック 2,500円
時間:2時間

あらすじ(東京グローブ座のサイトより引用)
生まれてから24年、退屈な町エンドーラを出たことがない青年ギルバート。
彼は知的障害を持つ弟アーニー、過食症を病む250kgの母親、2人の姉妹の面倒を見ている。
責任感ゆえに家族のしがらみから逃れられず身動きのとれないギルバートの前に、ある日トレーラー・ハウスで旅を続ける不思議な少女ベッキーが現れる…。

艦長と吉本さん目当てに拝見。
すごい閉塞感漂う芝居。
丸山くんも中尾くんもがんばっているとは思うのだが、この脚本が退屈だなあ…。
いくら原作付きとはいえ、やっぱりG2の脚本は苦手だという結論に達した。
最後のシーンとか、他に演出のしようがなかったんだろうか?
寿さんは圧巻。

公演:ギルバート・グレイプ
場所:東京グローブ座
日程:1月16日~2月6日
原作:ピーター・ヘッジズ
脚本・演出:G2
出演:丸山隆平・中尾明慶・黒川智花・伊藤裕子・三上市郎・菅原永二・浜田信也・入来茉里・吉本菜穂子・加納幸和・寿ひずる
座席:J列センターブロック S席8,500円
時間:2時間40分(休憩15分)

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