2004年12月の記事一覧

戯曲を復習してからの二回目の観劇となりました。台詞は理解できたんだけど、この芝居の本質はそこには無いってことも明らかになりました。(苦笑)
どうも深津ちゃんが苦手なんだよな、この芝居の。
農業少女ではあんなにのめり込めたのになあ。。。
勘太郎くんも良くなってきたし、三人姉妹もよくなってきました。まちゃがもう一歩かなあ。。。

公演:NODA MAP「走れメルス~少女の唇からはダイナマイト!」
場所:シアターコクーン
日程:12月3日~2005年1月30日
作・演出:野田秀樹
出演:小西真奈美・深津絵里・中村勘太郎・河原雅彦・古田新太・小松和重・浅野和之・松村武・腹筋善之介・六角慎司・櫻井章喜・峯村リエ・濱田マリ・池谷のぶえ・野田秀樹
座席:1階M列左ブロック 9,000円

どうしても見たくなって、チケットを探し求めてやっと観劇できました。
二回目なので、あらゆるところに視線が配ることができて、気づかなかった伏線に気づくところもあった。
最初の映像に映る前の「今回もまた危ういところで弟を失わずにすんだわけです」とかいうところとか、もうチャズの心中を思うと変なところで泣けちゃったりして。
前回よりもさらに感情が面に出てきたような感じがした。特にジャックが最後「ごめん」っていうところ。「ごめんって言われてもなあ」っていうネハムキンのやりきれない感情の持っていき方とか。切ない、やりきれない、そんな気持ちがこっちにまで伝わってきた。
満足しました。今年はやっぱりこの芝居が一番よかったように思えます。

>>一回目の感想はこちら

公演:ナイロン100℃「消失」
場所:紀伊國屋ホール
日程:12月3日~26日(プレビュー12月2日)
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ・みのすけ・三宅弘城・大倉孝二・松永玲子・八嶋智人
座席:K列センターブロック 5,800円

新感線初のロックミュージカル。
東宝とのタイアップで、いつもよりよりゴージャスに商業演劇チックな演出でございました。
いつもの新感線でも歌は満載だけど、今回はより「突然に」歌に入ったり、主要な台詞が歌で歌われたり、ミュージカルにしたために、話の理解がしにくくなってしまったような印象を受けた。

公演:SHINKANSEN☆RX「SHIROH」
場所:帝国劇場
日程:12月7日~29日
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:中川晃教・上川隆也・高橋由美子・杏子・大塚ちひろ・橋本じゅん・植本潤・吉野圭吾・泉見洋平・粟根まこと・秋山菜津子・高田聖子・池田成志・江守徹
座席:SS席I列サブセンター13,500円

二回目とはいえ、特に変わっているところは見受けられなかったと思う。
ただ、見ているこっちがあらすじを知っているので、それを踏まえた上で見ることができたっていうのは、話の理解を助けてくれたと思う。
結局、乙骨さんと乙骨さんを囲む二人の女が残されてそれ以外は全員いなくなった。乙骨さんが料理していたのが、元支配人の肉ってことでいいんだよね?ビリーと雨利の話は一番最初が最後の話ってことでいいんかな?
最後のビリーと雨利が挨拶するところ、なんか泣けるな~って思ったんだよね。
結局、この話はマーラー1番で始まるように「葬送行進曲」なわけで、それもエンドレスな。その辺が一番のポイントだったのかな?と。
犬の繁殖とか食べることとか、娘の腎臓をあげた男に「子供作れ」って言ったり、いろんなことが「次」に繋がることなんだけど、それが実は「次」に繋がって無いよ、待つのは「死」だけだよ、みたいな。そんな警鐘?(なんとなく書いているから全然違ったらゴメン)
それがそのまま松尾さんの作品とか、大人計画のことにも繋がるのかな?ってちょびっと思ったりもして。

公演:大人計画「イケニエの人」
場所:世田谷パブリックシアター
日程:11月11日~12月5日
作・演出:松尾スズキ
出演:阿部サダヲ・宮藤官九郎・池津祥子・伊勢志摩・顔田顔彦・宍戸美和公・猫背椿・宮崎吐夢・皆川猿時・村杉蝉之介・田村たがめ・荒川良々・近藤公園・平岩紙・松尾スズキ
座席:1F J列センターブロック 5,700円
上演時間:2時間5分ほどかな?

やばい、ツボだ、この芝居。ナイロンの作品はいつもかなり自分のストライクゾーンの回りなのだが、こうも直球で来られるともう降参するしかない、という感じ。大好きだ、この芝居!

近未来の戦争が行われた場所。そこに住む仲睦まじい兄チャズ(大倉)と弟スタンリー(みのすけ)。クリスマスパーティーで好きな人に告白しようとする弟を応援する兄。何故か弟が持って来たアルバムには弟は写っていない。
その晩、クリスマスパーティーは行われるが、弟が好きなスワンレイク(犬山)はそこに出された料理に入っていた貝にアレルギー。当然のように怒り心頭。
随分前に出した家の二階部分の貸し出しの広告を見てやってきたネハムキン(松永)、弟の主治医らしきドーネン(三宅)、そしてガスの修理にやってきたジャック(八嶋)らがそこに加わっていろんなことが明らかにされていく。
2時間50分、最初はほのぼのとしながら、その影に潜むサスペンスがだんだんと口を広げて、ほのぼのした家にはたくさんの死体が転がっていった。

公演:ナイロン100℃「消失」
場所:紀伊國屋ホール
日程:12月3日~26日(プレビュー12月2日)
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ・みのすけ・三宅弘城・大倉孝二・松永玲子・八嶋智人
座席:L列センターブロック 5,800円

下着泥棒のスルメ、下着を盗まれる側の芙蓉、世間に実像を作り上げられるメルス、そんなメルスを誘拐する零子。
二人の女に困惑させられる二人の男性。鏡のあっち側とこっち側。
話は野田さんの若い頃の作品とあって、理解しにくい。戯曲買っちゃいました。
いろんな言葉が入り乱れて、言葉の洪水となっております。

聞き逃してしまう言葉たち、それさえも野田さんからの挑戦状のような気がして、必死に言葉についていこうとしている自分がおりました。
マスメディアに作られたメルスは引退した時に、自分がどう存在していいのか分からなくなる。そしてそんなメルスの先を示そうとする零子。でも無責任。(苦笑)
鏡の向こうからメルスが来てくれるのを待つ女の芙蓉。そしてスルメはいつしか芙蓉に惹かれて行き里に火を着ける。
聞き違い、暴走しすぎの出演者たち。いろんなものを失って…。

公演:NODA MAP「走れメルス~少女の唇からはダイナマイト!」
場所:シアターコクーン
日程:12月3日~2005年1月30日
作・演出:野田秀樹
出演:小西真奈美・深津絵里・中村勘太郎・河原雅彦・古田新太・小松和重・浅野和之・松村武・腹筋善之介・六角慎司・櫻井章喜・峯村リエ・濱田マリ・池谷のぶえ・野田秀樹
座席:1階H列右ブロック 9,000円

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