1999年9月の記事一覧

切ない、切ない舞台でした。
牛松がシゲルの手を握る、そしてシゲルが握り返す、牛松が違う手でまた握り、そして離す。
こんな何気ないシーンにも二人の切ない気持ちが伝わってきて、ほんとにこっちまで切なくなってしまった。
ホールが小さいせいもわたしが最前列だったせいもあるだろうが、ほんとにほんとにいい舞台だった。
「水商売への差別」
これは昔カラオケバーに出入りしていたときに嫌というほど身にしみていた。
私の中にもそういった差別があったのも事実でどきっとさせられたのである。

つか芝居を堪能した一夜の夢って感じ。
安村くんの熱演とダンスをこの目に焼き付けておこうと思ったら涙が止まらなかった。
また新しい安村くんを見せに私たちの前に現れて下さい。待ってますよ、ほんとに。

三鷹市内の大渋滞のため、結局席に着いたのは40分以上遅れ。(号泣)
それでも楽しめたのはやはり「つかマジック」。
サイン入りのパンフも買いました。藤村さんに渡してもらってちょっとどきどきしちゃった。(^^;;;
※10月2日または3日のチケット探しています。ご連絡お待ちしてます。(もう一回全部を見たいの)

公演:北区つかこうへい劇団「ロマンス」
場所:三鷹市芸術文化センター 星のホール
日程:9月23日〜10月3日
作・演出:つかこうへい
出演:吉田智則・安村和之・古賀豊・酒井晴江・朝部淳次・山本哲也・黒川恭佑・友部康志・嶋祐一郎・藤村泰弘 ほか

いやあよかったですよ。号泣とはいかないまでもじ~~んと広がる感動。行ってよかった。(^-^)

前説で「そちらの席のお客さんに」ともろに私の席を指す安村君。もろに目が合った。(*^-^*)
楽しい前説。黒川くん、君は喋らなくてもかっこいいよ。こおろぎ兄弟よかったです。

登場人物のほとんど全てが何かしらの罪を抱えてそれでも生きようとする、
そんなつかさんの大きなテーマの中でできあがった作品だと思う。
酒鬼薔薇が出てくるとは思わなかったし。(つかさんらしい)

大山役の小川さんすごく良かったです。親への愛情、ふるさとへの愛情などがひしひしと感じられた。
「広島に原爆を落とす日」を思い出した。
広島は「原爆が落ちた街」として日本の象徴のように大事にされているのに、長崎では原発を使った企業の実験さえ行われてしまう。
現実社会でも長崎と広島の扱い方に不平等を感じていた私にはすごく圧倒的だった。

真奈美ちゃんも蒲田の時と比べて成長が見られる。
いろんな表情をできるようになった気がする。ダーツの腕はもっと磨きましょう。
吉田君と猫助出てきてぽ~~っとしちゃったけど、いなけりゃいないで分かりにくい舞台になってよかったのでは??

全般的にすごくよく練れているな、という印象。
これがつか演出ならでは、ということかな?すごく稽古したって感じがしました。
贅沢を言うのならもっと遊んでもいいな、って感じ。役者さんの素もあんまり出なかったのが残念。(実はそれが楽しみ)

最前列で舞台を見たのは初めてだったんだけど、前にスペースが空いているので気にならずに楽しめた。
突然人が降りてきてはびっくりしたし、普段見れない照明の当たらない俳優さんを見ることができた。
それから…ダーツの矢が飛んでこなくてほんとよかった。(でもつかさんに首を絞められたい気もする…)

公演:「サイコパス」熱海殺人事件最終バージョン
場所:パルコ劇場
日程:9月3日〜9月15日
作・演出:つかこうへい
出演:石原良純・鈴木祐二・小西真奈美・小川岳男・安村和之・黒川恭佑 ほか
座席:X列10番とかそのあたり

ツアーの最終日ってことでファンもドリも気合いの入ったステージでした。

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