2003年5月の記事一覧

たかシと八嶋くんの共演というので見に行った公演。
1列左ブロックだったのだが、見切れ席だったため、4列目センターに移動された。
物語は、飛行機がライト兄弟によって発明され、その唯一と言っていいパイロットのお話。
パイロットは、ある中東の国で「イギリス空軍」の立ち上げに関わり、そこにいる人たちに「飛行」を教える仕事。
一方、そのパイロットの自宅で、死体が発見され、ホームズたちは彼を追って中東に向かう。
結局彼の家で見つけられたその死体は彼の奥さんのことを愛していた男の妻であり、彼が空軍で一緒にいた女性がその人だったのである。
。。とかなんとかいう話だったと思う。結局亡霊ネタ?
全般的に「むぅ~」という感じ。(なんだそれ?)
藤田さん演じる「ブッチャー」がいい感じなんだけど、もっと本筋に絡んできて、めちゃめちゃかき回してほしい感あり。
たかシも、ホームズなんだけど、特においしいところは見あたらず。
主演の女性(山崎さん?)が何でこんなにセンターを張っているのか、それがかなり疑問。
(あんまりカムカム見ないもので、その魅力がわからないのかも。。。)
八嶋くんが変な格好(苦笑)して、長ぜりふをしゃべるところとか、脚本的に好きな台詞は結構あったんだが、なんかこういまいち伝わってこなかったかな?
野田的要素とか松尾スズキ的要素とかいっぱい入っているような感じで、ところどころを見れば結構楽しめたんだけど、全体を通してみると散漫な印象だった。
舞台装置も、洗練されなさすぎ。(苦笑)個人的にはオープニングのライト兄弟が好きだ。

公演:カムカム・ミニキーナ「孤独なパイロット」
作・演出:松村武
場所:シアターアプル
日程:5月28日〜6月1日
出演:松村武・八嶋智人・山崎樹範・藤田記子・林和義・山中たかシ(扉座) ほか

今日は二階の一列目で観劇。
最後のシーンのあの服を広げてあるところが、富士が弟の大和を探して、悲鳴を上げながら広島の街を歩く感じがリアルに表現されていて、ぐっと来た。
あそこさぁ、一階の前の方ではあんまし分からないよね。二階に座って正解だったかも。。
この作品に関してはわたしの中では圧倒的、とは言えないけどもいろいろ考えるところではあった。

復讐に関していろいろ考えていたら、911のテロで息子を亡くしたお父さんが、アフガニスタンに行って、
自分の家のまん前に爆弾を落とされた子供の元に行ったドキュメントを今日放送していた。
この子供が富士に見えてしょうがなかった。
「戦争なら基地を攻めればいいじゃない。なんで僕の家に爆弾を落とすの?アメリカの子供が来たら、同じ目に合わせてやる」
と言ってしまうその子供に
「わたしは復讐は考えてない」
というそのお父さん。
わたしは世界がそのお父さんのようであってほしいと、人間に祈っているのかもしれない。

公演:NODA MAP「オイル」
作・演出:野田秀樹
場所:シアターコクーン
日程:4月11日〜5月25日
出演:松たか子・藤原竜也・小林聡美・片桐はいり・山口紗弥加・北村有起哉・橋本じゅん・土屋良太・進藤健太郎・小手伸也・山中崇・越志マニング・野田秀樹
チケット:S席9,000円

二回目の観劇。
前よりもみなさんがすごく良くなっている。
哲さん、かわいい~♪
でも、吾郎ちゃんのはじけ方が若干浮いているような気がする。前のほうが良かったような気がするんだけどなぁ~。
平田さんと松金さんの夫婦がやっぱり素敵だよなぁ~。
「ゆっくりいこうよ、最後なんだから」だったっけか?ここのシーン大好きだわ。

公演:PARCOプロデュース「謎の下宿人」
作:鈴木聡
演出:山田和也
場所:パルコ劇場
日程:5月4日〜6月3日
出演:稲垣吾郎・平田満・佐藤仁美・松金よね子・阿南健治 他
チケット:指定8,000円

大王の脚本ってことで、一応でかけてみる。いやぁ~、退屈だったぁ~(爆)
近来まれに見る、ダメ作品って感じ。
大王の遊びが、このキャストでは活かされてないような気がして。劇中に出てきたバンドだけが良かった。つうか、カーテンコールが一番楽しかった。
テレビ撮影が入っていたのでそのうちやるんじゃないのかな?

公演:陣内孝則プロデュース「伝説のエンターティナー陣内孝次郎の肖像」
作・演出:後藤ひろひと
場所:博品館劇場
日程:5月20日〜5月25日
出演:陣内孝則・佐藤江梨子・竹下宏太郎・後藤ひろひと 演奏:ゴーグルエース

再々演。
どうしても比べてみてしまうが、やっぱり一番いいのは初演じゃないのかなぁ?
有馬さんの蛭田に敵うものはない。(きっぱり)
相変わらず、近藤さんの変身シーンのオーラの発散の仕方とか、立ち振る舞いとかさ、ステキなのよ。なんで、ああもかっこいいんだろう。
すごく悲しいんだけど、すごくいとおしい。やっぱり怪人二十面相がそこにいると思う。
少年探偵団の最後の告白の場面も大好きなのさ。あのシーン来ると、たいしたことじゃないのに涙が出ちゃうんだよねぇ~。

公演:扉座「アゲイン−怪人二十面相の優しい夜−」
作・演出:横内謙介
場所:紀伊國屋サザンシアター
日程:5月11日〜5月15日
出演:近藤正臣・有馬自由・六角精児・茅野イサム・仲尾あづさ・杉浦大介・杉山良一・石坂史朗・中原三千代・犬飼淳治・田島幸 ほか

2年ぶりの稲垣吾郎主演の舞台のためか、異様な客席。(爆)
ラッパ屋の鈴木さんの脚本って今まで見たかったけど行けなかったことや、脇のすばらしいキャスティングに惹かれて楽しみにでかけていきました。
吾郎ちゃんは確かに主役なんだけど、どっちかっていうと傍観者的な主役で、なんと言っても平田さんと松金さんの熟年夫婦が主役だな。
そしてその周りを囲む哲さん、阿南さん、三鴨さんの三人コンビがまたまたステキ。
一番ほろっとしたのは、松金さんが、ちゃぶ台をなでるところ。
阿南さんのちゃぶ台を拭くところも、今までのここでの生活を懐かしんでいるようで、胸が熱くなりました。

公演:PARCOプロデュース「謎の下宿人」
作:鈴木聡
演出:山田和也
場所:パルコ劇場
日程:5月4日〜6月3日
出演:稲垣吾郎・平田満・佐藤仁美・松金よね子・阿南健治 他
チケット:指定8,000円

解散公演を明日に控え、稽古中の劇場での一夜のできごと。
姉妹ってさぁ、いろいろあるよねぇ~。となんだか痛いところをつかれた作品。
三人だとやっぱり2+1みたいになってしまうし、二人姉妹だと、ここにお母さんが入ってきて、そんで嫉妬とか生まれちゃうよね。
なぜか男兄弟にはあんましこういうのって感じないんだよね、不思議なことに。
思っていても言えなかったり、うらやましいと思っていても嫉妬してしまったり、そういうことが一晩にぶわ~っと出てきてチクチクする。
「姉」とか「妹」とか、家族の中で自然に果たしてしまっている「役割」っていうものをさ、なんだか痛切に感じた。
円城寺さんも杉嶋さんもそういうちょっとした気持ちって持っていたんだろうなぁ~。
渡辺えり子の存在に、なんだか幸せになれる、そんな作品だった。

公演:ドタキャンするの!?〜爆弾姉妹の奇妙な一日〜
作:土田英生
演出:渡辺えり子
場所:青山円形劇場
日程:5月8日〜5月15日
出演:円城寺あや・杉嶋美智子・渡辺えり子

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