三回目(正確には遊民社版を途中に一回見てますが。。)。
深津絵里が見るたびに良くなっているのがびっくり。
特に、最後の方、耳男と逃げるところからは、耳男への愛を感じた。そして切なくてたまらなくなった。
それに較べると、堤さんの耳男からは愛を感じられないんだよね。
だから最後になんで夜長姫を殺しちゃうのか、そのへんが理解できなかった。。(でも泣いちゃうんだけど。。)
野田さんの耳男は愛がいっぱいあるもんね。
まあ野田さんの作品は独特のリズムや台詞運びなんかがあるから、野田さんが一番表現者として優れているのは当然なんだけども…
それにしても、やっぱりこの作品は素敵だった。
回を重ねるたびに新しい発見があったり、そのたびに理解できるものがある。
また、何かの機会があったら是非やってほしいな。大好きな作品です。
このお芝居と別れるのが惜しくて、始まった途端泣きそうになっちゃった。(爆)
新国立劇場「贋作・桜の森の満開の下」
作・演出:野田秀樹
場所:新国立劇場中劇場
日程:6月1日〜6月30日
出演:堤真一・深津絵里・古田新太・京野ことみ・入江雅人・野田秀樹・大倉孝二・犬山犬子・荒川良々・宮川大輔・平沢智・黒沢あすか・東地宏樹・金子あい・川端良香・松下哲・松島正芳・朱門みず穂・住吉世メ子・白井圭太・石村実伽・朝川真帆・宮下今日子・蟹江一平・福寿直子
チケット:S席7350円