2004年9月の記事一覧

轟天vs港カヲル、なんて淫靡な響き。(え?
「皆川さん結婚おめでとうなわけで主役どうぞ」ってな勢いの、お祭り騒ぎだか、結婚記念公演だか、よく分からないこの公演。
おそらく轟天のじゅんさんは身体整えまくり、テンション高めまくりであろうことが予想された。
カヲルさんは体重増やしまくり、テンション落ちまくり、「俺が主役でいいの?」と言っているらしいし。この二人のテンションの違いが見物でした。
で、サンシャイン劇場、BGMはグループ魂の今までのアルバムの中から適当にセレクションされたもの。オープニングの曲は新感線でおなじみ、ジューダスプリーストの「Defenders of the Faith」がかかり、照明もだんだんと赤いものに。何の公演を見に来たのか、一瞬分からなくなりました。
そして「港カヲルのテーマ」がかかり「女は~」と続き、すっかりグループ魂ライブ状態。何がすごいって、愛人の人数の多さ。やっぱ紙ちゃんかわいい~♪
ウーマンリブにしたら、轟天を迎えただけあって、凹凸がくっきりとした感じ。もっと生ぬるいもの想像していたけど、ちゃんとまとまっていたし。
いやー、楽しかった。笑った、うちわ振った、振った♪

やっぱじゅんさんすごいな。「40過ぎてこれやってたらすごいよ」と池田(成志)先輩に言われたそうだが、ほんとにすごかった。偉いよ、じゅんさん。尊敬。
はいりさんもなんだかすごいし、あと、武沢さんすごかった。密さんと同じようなブラックな印象の役者さんだった。大人計画に復帰してほしいよ。今、ああいう役者さん大人計画にいないんだもん。
大林くんのメイド服にも笑わせてもらいました。

ゲストの銀杏BOYSの峯田さん。ごめんなさい、知りません。ちょっと生理的にダメだったな。サダヲが良かったよ。。。
知りたい人はこちらをどうぞ。

公演:ウーマンリブVol.8「轟天vs港カヲル~ドラゴンロック!女たちよ、俺を愛してきれいになあれ~」
場所:サンシャイン劇場
日程:9月8日~18日
作・演出:宮藤官九郎
出演:剣轟天(橋本じゅん)・港カヲル(皆川猿時)・武沢宏・池津祥子・伊勢志摩・宍戸美和公・猫背椿・田村たがめ・近藤公園・平岩紙・宮藤官九郎・片桐はいり 他
チケット:指定5,000円たしか最前列の右端の方

大王の脚本にしては、演出が。。むにゃむにゃむにゃ。
たかシも犬飼くんも康さんも各務さんも今奈良くんも佐野くんも松本くんもいいのに、なんか空回りって感じ。おもしろいんだけどなあ。。。
「あ~おもしろかった!」って爽快に言える気分では無い。

ちょっとしたことで受ける客席にもちょっと疑問。
まあこの値段でこの芝居だったら別にいいんだろうけどねえ。
わたしには合わないっていうことなんだろう。きっと。茅野さんと同意見だ。

公演:康組「北大阪信用金庫」
作:後藤ひろひと
演出:ますもとたくや
場所:ザムザ阿佐ヶ谷
日程:9月2日~9月5日
出演:石原正一・犬飼淳治・今奈良孝行・各務立基・佐野賢一・松本キック・山中たかシ・康ヨシノリ・猫ひろし

休憩10分を挟んで3時間半。長い、長いよ、ケラさん。
まあもう慣れては来てるんだけどね。(苦笑)
あの人とあの人が家族で、この人とこの人が恋人で。。。って登場人物が多くて頭が混乱しそうになるけど、まあついていけない程じゃないか。
「あるよな~」と思うことの連続。
京さんが入院して、それまでのSからとたんにいい人になっちゃったりね。
松永さん、がんばってたな~。わたしゃ、仕事でもいやだな、あんなの。
「人間と人間の関係性」をすごく感じたな。
題材がセックスだからこそ、関係性が見えてくるって感じかな?
おもしろかったです。

公演:ナイロン100℃「男性の好きなスポーツ」
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
場所:本多劇場
日程:8月19日~9月12日
出演:みのすけ・松永玲子・新谷真弓・村岡希美・長谷川朝晴・小沢真珠・すほうれいこ・京晋佑 ほか
チケット:指定5,500円

寓話の中に潜む、圧倒的な人間の感情。
一言でいえば、そんな感じのする作品だった。
日本版はビデオで見たことがあるけど、ロンドンバージョンはもっとあからさまな感じ。
自分を保つために、他を拒絶する。そんな感じ。
赤鬼もここにいるということを確かめるために「向こう」を確認したかったんじゃないのかな?
そして海に乗り出した。
でもそこは自分が意図したところではないんだけど、でも必死に自分を確立しようと向こうとこっちの線引きをしていたような気がした。

美術にも役者にも目を奪われる。キレイ、そしてひたすら悲しい。圧倒的な存在感。
その中心にいる、水を得た魚のような野田さんがまた嬉しい。
赤鬼は死ぬ前に「Beyond」を見ることができたんだろうか??
野田さんviewだったので、赤鬼が主人公に見えた。

あらすじ
村八分にされている「あの女」と「とんび」という兄弟と「あの女」にしつこく絡む「水銀」の住んでいる町に「赤鬼」が漂着する。言葉が通じない彼と村人とで争いが絶えず起こり、唯一の理解者である「あの女」は両者の橋渡しをしようとするが、「赤鬼」も「あの女」にも処刑が下る。そして四人は船を出し、海の向こうに行こうとする。

公演:Bunkamura「RED DEMON 赤鬼-ロンドンバージョン-」
作:野田秀樹
脚色:ロジャー・パルバース
ロンドン版脚色:野田秀樹&マット・ウィルキンソン
場所:Bunkamuraシアターコクーン
日程:8月31日~9月8日
出演:タムジン・グリフィン/マルチェロ・マーニ/サイモン・グレガー/野田秀樹 ほか

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