2000年4月の記事一覧

BCDCと見てきました。

Bチーム
川畑くんの大阪弁な牛松と吉浦くんのシゲル。
川畑くんは体型的には今回の中で一番「牛松」っぽいんだけど、何かおかまっぽさがないんだよね。
男らしい牛松ってことなのかな?
何かその辺が吉浦くんのシゲルとはマッチしていなかったような。
個人的にこのシゲルはいまいちだったとも思う。
でも川畑くんはサバイバルの時よりも余裕があって成長が見えました。
シゲルと別れるシーンでの牛松のダンス(?)はほんとにすごかったよ。

さてCチーム。
二回見たんですが本来やりたかったのは29日の方なんだろう。30日はちとめちゃめちゃ。
初見の渡辺くんの牛松&赤塚くんのシゲル。
渡辺くんの体格がまず牛松ではないのよね。細いしさ。
それを活かすかのように新劇っぽい女っぽい牛松。正座している姿は着物着ているみたいに色っぽい。
こういうところって長所だと思うんで、もっと活かしてほしいな。
赤塚くんのシゲル、なんだかバカっぽい。(爆)明るすぎ。まあ、これもこれでありなんだけど。
この二人の場合、まだまだ余裕はなく精一杯演じている姿がよかった。これこそサバイバル。

なんといってもよかったDグループ。
正直、きょんきょんといえばシゲルというイメージだったので、彼の牛松&
あんまりBチームでいいとは思えなかった吉浦くんのシゲル。
この二人の愛がすごく伝わってきて痛いくらい。

別れのシーンで、シゲルは牛松を突き放すんだけど、このシーンでシゲルが牛松の顔に
手を当てて、牛松が去っていくとともに、その手が牛松の手に・・・。
この1つのシーンがシゲルの牛松に対する愛が伝わってきて、最後牛松のところに戻ってくるシゲルの思いまで想像できた。
きょんきょんはほんとに細かい演技がうまい。もう感動。
吉浦くんもそのきょんきょんのペースにのせられたのか、ほんとに「台詞を言っている」という感じではなく、吉浦君にシゲルが取り付いて言っていた。
いやあ、ほんとにめっけもの。これでぜひ本公演やってほしいわ。

場所:北区つかこうへい劇団「ロマンスサバイバル」
日程:4月29日〜5月3日
場所:滝野川会館
作:つかこうへい
演出:吉田智則
Aチーム:山本哲也・黒川恭佑・嶋祐一郎 他
Bチーム:川畑博稔・吉浦陽二・嶋祐一郎 他
Cチーム:渡辺和徳・赤塚篤紀・嶋祐一郎 他
Dチーム:黒川恭佑・吉浦陽二・嶋祐一郎 他
チケット:自由席1,000円

新感線はおもしろい。確かにその通り。段取りもいいしリラックスして見ることができる。
今回の犬夜叉も原作がちゃんとできているという理由もあるだろうがおもしろかった。
たとえ途中に休憩があったとしても最後まで一気に引っ張っていってくれる、
その出来はよかった。
佐藤アツヒロもララバイの時とは格段によくなっていた。

でも何かが足りない気がしてしまった。何でなんだろう??
犬夜叉の苦悩や、そういった人間くささというものが描かれていないような…。
対する弥勒を演じる京さんが良すぎて余計にそう思うのか…
原作が漫画だからなのかなあ。

久々に村木さん・河野さんを見て嬉しくなった。村木さん、相変わらず「どすこい」って台詞多いですね(^^;;;
あとパンフレットが2300円っていうのは高すぎると思うんだけど。
高い作りになっているのは分かるけどさあ。ぶちぶち。
それからこれから見に行く人に助言。サイドの方は上に羽織るものか膝掛けを持っていきましょう。結構寒い。

公演:SHINKANSEN☆PARCOMICS「犬夜叉」
場所:東京グローブ座
日程:4月21日〜5月5日
原作:高橋留美子
脚本:戸田山雅司
演出:いのうえひでのり
出演:佐藤アツヒロ・遠山景織子・馬渕英里何・京晋佑・吉田朝・礒野慎吾・西牟田恵・右近健一・村木よしこ・河野まさと・村木仁・インディ高橋・川原正嗣・前田悟
チケット:S席7,000円

評判はよくなかったんですが、わたしはすごく楽しめました。二列目で役者さんの顔も堪能。
NODA MAPにしては小道具がいっぱい使われていて、でもこの使い方がまた素敵。
正直絵はなくてもいいんじゃないかと思います。枠だけで十分。
あのドラクロアの絵が話を全て握っているからあれだけでいいかな?

唐沢さん、熱演でした。正直者は馬鹿を見るタイプ?
鈴木さん、いやああの目、すごいですねえ。あれだけで悪女って感じしますもの。
雨上がり決死隊の宮迫さん、役者として生きたらどうでしょ?似合ってます。
須藤理佐がわたし的にはもうちょっとかなあ。
結構いいお話です。三億円事件とか浅間山荘事件とか保険の話とか盛り込んでます。

ただ、前半(回顧シーンの前)がどたばたしすぎ。全然ばらばら。
泣ける話なのに泣けない、これは何かがたりないと思わざるを得ません。
あと1ヶ月ありますもの。また足を運びます。

公演:NODA MAP「カノン」
場所:Bunkamuraシアターコクーン
日程:4月1日〜5月14日
作・演出:野田秀樹
出演:唐沢寿明・鈴木京香・野田秀樹・岡田義徳・須藤理彩・手塚とおる・広岡由里子・大森博・宮迫博之・小林正寛・春海四方・蛍原徹・瀧山雪絵・杉本恵美・保坂エマ・串田和美
チケット:S席8,000円

千秋楽前日ってことで座布団席も出てました。

麻実さんの独壇場でした。やっぱり。
亨さんはやっぱり良かった。小町に魅入られていく様が見事。
前半はやっぱり麻実さんの老婆と小町の変化がおもしろくて釘付け。

蔵ちゃんも前よりは格段によかった。でもなあ…
あれが光(源氏)とは思えないんだよねえ。
ただのマザコンっていうか(まあ事実そうなんだけど)、いろんな人を落としていく人には見えない。
六条が亡霊になってまでこの人を欲しいと思うのかなあ?
麻実さん演じる六条は確かに光のことを溺愛していて、それはよく分かるんだけど光があんまり…。

ルヴォーさん的にはあれでいいんですかねえ?

公演:t.p.t.「Long After Love」
場所:ベニサン・ピット
日程:3月17日〜4月16日
作:三島由紀夫(近代能楽集より『葵の上』『卒塔婆小町』)
演出:山下晃彦・デヴィッド・ルヴォー
出演:麻実れい・山本亨・佐々木蔵之介・松浦佐知子

一回ずつ分割して書いたら一ページぎっしりになってしまうので全部まとめさせていただきます。

好きな脚本を好きな役者でやってもらえる、こんな幸せなことってあるのだろうか?
鈴木祐二の伝兵衛、ただそれだけで身震いするほど惹かれるわたし。その予感は見事に的中。大して多く見ているわけではない熱海だが、こんな適役が今までどこに隠れていた?と思うほどにはまり役。素敵すぎる。特に後半の狂うパピオンのシーン。かっこいいやなやつ、そしてとてつもない寂しさ。

父に抱かれていた水野を愛し、愛し、それ故に手が出せなかった水野との別れ。う~ん、その背中にその目にまた殺されちゃいました。

公演:北区つかこうへい劇団「熱海殺人事件〜ザ・ロンゲストスプリング〜」
場所:全労済ホールSPACEゼロ
日程:4月5日〜4月9日
作・演出:つかこうへい
出演:鈴木祐二・友部康志・川畑博稔・相馬あゆみ・吉田智則・とめ貴志
座席:ほとんどA列 3,000円くらいだっけ?

横内作品&扉座バックアップってことでこのカテゴリに入れました。周りはトニセンファンばかり。う~~ん、さすがだ(何のこっちゃ)。
昨日に引き続き「横内作品」だったんですが、これはちょっと…でした。っていうか「横内さん年とったわねえ」って感じ。

前半は結構テンポよく進んで、「あら坂本くんの以蔵なんてちょっといいじゃないのさ」なあんて思ったんだけど、後半がかったるかった。危うく寝そうになった。
舞台をすでに踏んだことのある井ノ原くんはすごく良かったけど、あとの二人の喋る間合いがなんか間延びしていて、この二人の語りになるとつらい。
扉座の六角さん、そして明星さんはいいんだけどねえ。
がんばったのは認めます。もっともっとトニセンも舞台を踏めば、もっと表現のつぼを押さえることができるのでは?今後に期待します。

ファンのマナーはなかなかよかった。静かだったし。
でも1幕の終わりの拍手や内輪を持ってくるのは疑問。

公演:RUPプロデュース「東京サンダンス〜俺達の20世紀〜」
場所:パルコ劇場
日程:3月11日〜4月2日
作:横内謙介
演出:杉田成道
出演:坂本昌行・長野博・井ノ原快彦・酒井美紀・明星真由美・白川みなみ・六角精児・平賀雅臣・佐藤累央・直太朗
チケット:8,400円

初めての扉座公演。
ほんとに狭いスペースでそこにぎっしりとまさに詰め込まれた感じでした。

いやあ伴さん、いいですねえ。
その笑顔、そしてその歌声。ほんとに癒されてしまいました。十分「華」はあります。うんうん。
それから黒子をやった「魔法使い」のみなさん。
一人一人がすごく昔気質で泪もろく情にあつい。う~~ん、すてき。っていうか好みだ。
こんな人たちに囲まれている「よろず」が羨ましい。

すごく大したことのないお話なのにそれでいてすごく満足させられました。
置いてきたものを見せつけられた芝居でした。これで3500円は安い、安すぎる。

公演:劇団扉座「無邪鬼」
場所:原宿DEVIES
日程:3月11日〜3月14日
作・演出:横内謙介
出演:山中たかシ・茅野イサム・伴美奈子・有馬自由・中原三千代・鈴木真弓・三木さつき ほか
チケット:指定3,500円

Monthly List

Tag Clouds