2006年7月の記事一覧

中世イタリア、パルマ地方。貴族の家に産まれたジョヴァンニ(三上)の神父への懺悔から始まる。その懺悔の内容とは自分が血の繋がる妹アナベラ(深津)を愛していると言うものだった。
妹にその気持ちを吐露した後、二人は結ばれ妹は兄の子を身ごもってしまう。
その事態を収めるため、かねてより求婚されていたソランゾ(谷川)と妹の婚儀が執り行われるが、ソランゾに懐妊のことがバレてしまう。
そんなあらすじです。

正直、蜷川さん演出に手を抜いている感じしたな。
今までは「これしかない」という演出の迷いのなさを感じたけど、今回は良い言い方をすれば「役者に預けちゃった」という感じ。特にソランゾの従者ヴァスケス(石田)の扱い方には疑問が残った。

公演:あわれ彼女は娼婦
場所:Bunkamuraシアターコクーン
日程:7月6日~7月30日
作:ジョン・フォード
演出:蜷川幸雄
出演:三上博史・深津絵里・谷原章介・石田太郎・立石凉子・梅沢昌代・高橋洋・たかお鷹・中丸新将・有川博・瑳川哲朗 他
座席:K列左ブロック S席9,000円
上演時間:3時間10分(休憩15分含)

とある田舎の一軒家。今日結婚式を挙げたばかりのいわくありげな夫婦と、その友人らしき男女。新婚の夫婦は旦那の借金を妻の愛人に肩代わりしてもらう代わりに結婚することになったらしい。そして夫をひいた夫婦が加わって、いろんな思惑が交差する。
とかそんな感じかな?

見ていて思ったのは「何?この大人版のドロドロしたハチクロ?」という…(苦笑)。
元々、偽装結婚というか、そういう風に始まったこの夫婦だけど、周りで見ているよりも真実の愛は確かにそこにあって、最後の二人にしか分からない五線譜のシーンとかはなかなか秀逸だったな。
倉持さん+G2というと「しかたがない穴」の印象が強かったんだけど、今回はパルコ劇場向けということもあり、うまい具合に万人向けに作られて分かりやすくなっていたと思う。

公演:PARCO・RICOMOTION Presents「開放弦 KAIHO-GEN」
場所:パルコ劇場
日程:7月14日~7月30日
作:倉持裕
演出:G2
出演:大倉孝二・水野美紀・京野ことみ・丸山智己・伊藤正之・犬山イヌコ・河原雅彦
座席:Y列右ブロック8,000円
上演時間:2時間35分(休憩15分含む)

そんなこんなで二回目の観劇。最前列ほとんどど真ん中。見切れてしまう場所も多く、テーブルの真下あたりからの観劇となりました。
前回よりもしっくりきた感じかな?前だったからそう感じたのかもしれないし、二回目だったから、いろんな登場人物の目の配り方とかそういう細かいところが見てとれたからかもしれません。
なんかね、床下から覗いているねずみのような気分でした。(苦笑)

公演:くろいぬパレード「ホームドラマ」
場所:劇場MOMO
日程:7月6日~7月17日
作・演出:イケタニマサオ
出演:岩渕敏司・高山和之・原朋之・長谷川恵一郎・小松一郎・島崎裕気・里麻衣子・柳井洋子・中村真知子・鈴木ゆうじ 他
座席:B列右ブロック3,000円
時間:2時間

とある家。高校生とおぼしき3人はどうやら三つ子のようで、和気あいあいとやっていると、そこに父親の妹と名乗るおばさんが登場する。その娘京子もやってきて、長い間行き先知れずの父親が帰ってくる。何やらいわくありげな親子や父親、また、父親の子分やその子分の女が家を引っ掻き回して行き…。とかそんな感じのあらすじかな?
トップスよりももうちょっと小さい劇場なのかな?ここって。初めて来たけど、二列目までは椅子の足の高さを変えて段差を出しているあたりが、なかなかつらそう。良かった三列目で。
セットはもちろん1セット。なのになんでこうも暗転が多いのか不思議だった。

公演:くろいぬパレード「ホームドラマ」
場所:劇場MOMO
日程:7月6日~7月17日
作・演出:イケタニマサオ
出演:岩渕敏司・高山和之・原朋之・長谷川恵一郎・小松一郎・島崎裕気・里麻衣子・柳井洋子・中村真知子・鈴木ゆうじ 他
座席:D列左ブロック3,000円
時間:2時間

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