2005年5月の記事一覧

３８才、不倫中の阿部子。不倫相手との別れを決意し電話した直後にピザ・アミーゴからのピザが届く。
その宅配人「土井っち」は４２才で定職につかずアルバイト生活を送っている。
そんな彼に次第に惹かれて行きついに同棲を決意。
ピザ・アミーゴに新しい社長がやってきた。その社長は何と阿部子の元不倫相手。
彼は40才以上のアルバイトを全てクビにしてしまった。
職の無くなってしまった土井っちと、彼の上司村木は社長の元に直談判に出向く。

とある田舎の合宿教習所。そこに集まる生徒たち。
水野をめぐる四角関係やら、聡子への友情とか、佐藤さんがラーメン屋の娘に恋したり、のつぼの早苗への屈折した愛とか、人間の思惑がごっちゃごちゃ。
教習所っていうのは基本的に一人一回しか来ないところ。そんなところで通過的にいろんなことが起こっては消えて行く、そんな刹那的な空間。
すごく散漫で人の名前を覚えるのがまず大変なんだけど、そんなことにこのお話はテンションが無くて、いろんな通過的儀礼っていうかそういうのを感じた。
実際、自分も右から左に流している事柄っていっぱいあって、そうしないと生きて行けないところもあってさ。そういうのをふと立ち止まって、見るのか、やっぱり見ないのかって判断とかしてみてもいいのかなあ、って思った。

そんなところにどっぷり根を生やしているのは、教官とか六ヶ月もそんなところにいるのつぼとか。この２人の歪んだ愛情ってすごいエロだったなー。
「お前の顔を描いてやる」って顔の上に描かなくてもいいじゃんと思っていたんだが、なんだかさ、あまりにもこのシーンいやらしくて、睨みつける早苗の表情にも「感じちゃってんだろうなー」と無粋な想像をしてみたりして。

メディアは故郷を離れ愛する夫イアソンと２人の子どもとコリントスで暮していた。ところが、イアソンは名声を手に入れるため、国王の娘と結婚させるという申し出を受け入れ、メディアは捨てられたのである。そこからこの話は始まる。
夫を取られたばかりか、国王の クレオンからは「今すぐにこの国を出て行ってくれ」という国外追放の命令が下され、メディアはやっとの思いで一日の猶予をもらう。
そして夫の結婚相手である姫と夫にどうにか復讐できないものかと策を巡らす。
偉大な魔女であるメディアがまずやったことは自分の逃亡先の確保である。アテネのアイゲウスが、運良く通りかかり、まんまとメディアは色仕掛けで彼を味方につけることに成功する。そして、まずは自分の能力を使って毒薬入りのドレスと王冠を姫に渡し、姫とクレオンの殺害に成功。そしてイアソンへの復讐として自分の子ども２人を殺し、茫然自失のイアソンの元を去る。

とある宝石店。そこにあるお宝「レディーマキュリー」が盗まれてしまった。警備会社に勤めていた三つ葉（奥菜）は、犯人の顔を知っている人物として、乾＝シャッフル（伊原）とともに事件解決に参加することとなる。
乾はさっそく敵のアジトを見つけたのだが、窃盗団チップスのボスであるハートを口説こうと高いところから落ちた時に頭を打ち病院に入院。奇跡的に外傷は無かったのだが、知っている人の顔が別の人の顔に見えてしまう、という奇病に冒されてしまった。
果たして乾はチップスを捕まえることができるのか？

たぶんあらすじを簡単にまとめるとこんな感じ。

一ヶ月の公演の総括の感想です。
長過ぎるので、目次書いてみました。

1.興行について
2.全体の感想（演出・脚本）
3.キャストについて
4.銀ちゃんについて
5.再演へのリクエスト