近未来のテレビ局のスタジオでドラマの収録中。人間が役者をやる時代は終わりアクトロイドと呼ばれるロボットがプログラムに組まれた芝居をしていた。アダムという脚本志望家がそのスタジオを訪問し、アクトロイドの一人ジェシーの才能に気づき、彼女に恋をして…。
そんな感じのストーリー。
まずは、加藤忍さんだわな。
最初のアクトロイドとしての表情と、でも自意識がそこに存在しているふとした表情に目が奪われました。
まばたきとか、そういう「人間らしい動き」がところどころに見られて、「ただのアクトロイドじゃない」ってことを、ちょっとずつ暴露してました。
細見さんの芝居は、私はあんまし好きじゃないけど、加藤さんに引っ張られるようにだんだんその場に馴染んでいたんじゃないかな?
あつみちゃんと山下さんのコンビがこれまた素敵。なんかすごい「人間」って感じで、アクトロイドと人間の対比がこの芝居の中でうまく表現できているような感じでした。
ナース姿も素敵でした。
ハッピーエンドでよかったよかった。
公演:加藤健一事務所「コミック・ポテンシャル」
作:アラン・エイクボーン
演出:加藤健一
場所:本多劇場
日程:7月28日~8月10日
出演:細見大輔・加藤忍・山下裕子・平栗あつみ・小田豊・古坂るみ子・加藤健一・横山利彦 ほか
チケット:指定5,000円