2004年7月の記事一覧

近未来のテレビ局のスタジオでドラマの収録中。人間が役者をやる時代は終わりアクトロイドと呼ばれるロボットがプログラムに組まれた芝居をしていた。アダムという脚本志望家がそのスタジオを訪問し、アクトロイドの一人ジェシーの才能に気づき、彼女に恋をして…。
そんな感じのストーリー。

まずは、加藤忍さんだわな。
最初のアクトロイドとしての表情と、でも自意識がそこに存在しているふとした表情に目が奪われました。
まばたきとか、そういう「人間らしい動き」がところどころに見られて、「ただのアクトロイドじゃない」ってことを、ちょっとずつ暴露してました。
細見さんの芝居は、私はあんまし好きじゃないけど、加藤さんに引っ張られるようにだんだんその場に馴染んでいたんじゃないかな?
あつみちゃんと山下さんのコンビがこれまた素敵。なんかすごい「人間」って感じで、アクトロイドと人間の対比がこの芝居の中でうまく表現できているような感じでした。
ナース姿も素敵でした。
ハッピーエンドでよかったよかった。

公演:加藤健一事務所「コミック・ポテンシャル」
作:アラン・エイクボーン
演出:加藤健一
場所:本多劇場
日程:7月28日~8月10日
出演:細見大輔・加藤忍・山下裕子・平栗あつみ・小田豊・古坂るみ子・加藤健一・横山利彦 ほか
チケット:指定5,000円

とある病院でのお話。
大会社の会長の大貫は、何もかもが気に入らない。他の病人に会えば、いつも喧嘩をふっかけていた。そこへ「パコ」という少女との出逢い。パコは交通事故に遇い、記憶が残せないという障害を持っていた。「パコ」を叩いた翌日、大貫がパコの右頬に触れると「おじさん、昨日もパコのこと触ったよね?」と言われ、大貫はパコに何かできることはないのかと必死に探し、パコの母親が彼女の誕生日に送った「ガマ王子vsザリガニ魔人」という絵本を毎日一緒に読む事を決める。真夏のクリスマスパーティーで、その絵本をパコのために寸劇に仕立て演じることになる。

いやー、もうね、木場さんがね、泣かせるのよー!もう独壇場だわ。
嫌みなおじさんやらせたらピカ一。でもそれ以上に感情の起伏が激しくて、それがもう胸を打つったらない。全てがリアル。
「お前が俺を知っているというだけで腹がたつ」が口ぐせの大貫なんだけど、それでもパコの記憶に残りたいと、あれやこれや手段を巡らす。
朝起きれば、またパコの記憶から全ての事が消し去られているけど、彼女の頬に触れることで、また彼女は大貫と自分の関係をちょっとだけ思い出す。大貫は毎日毎日、ただひたすらにパコと一緒にいる。なんかこの二人の関係がいいんだよなあ。大した事じゃ無いのに、ほんのちょっとのことで泣いちゃったりしました。
大貫はパコのために、今迄の自分では無いことを一つ一つやっていける。
ハセキョーの台詞じゃないけど「あの年になると新しい事に踏み出すのってとても勇気のいること」なんだよね。それを真正面からやろうとする大貫が素敵でした。
山内くんのジョン(だったっけか?)の話のくだり、好きだなー。水すましくんもツボ。
あれだけの強烈な脇役陣ながら、主役の二人が持っていきまくり、っていうのも周りの人の技量によるものだろうね。見やすいお芝居になってました。

主役と書かれた二人については、伊藤くんはまあまあ、ハセキョーは問題外。論じる気も起きません。もうちょっとどうにかできなかったのかねえ。
伊藤くんの役、結局今後どうなったのかな。全然その先が見えなくて残念でした。
ハセキョーのところ変えて再演してほしいな。

公演:PARCOリコモーション「MIDSUMMER CAROL~ガマ王子VSザリガニ魔人」
作:後藤ひろひと
演出:G2
場所:パルコ劇場
日程:7月4日~25日
出演:加藤みづき・伊藤英明・長谷川京子・山崎一・犬山イヌコ・山内圭哉・小松和重・片桐仁・瀬戸カトリーヌ・後藤ひろひと・木場勝己
チケット:指定8,000円

とある警察の「特命課」。迷宮入りの事件を担当しているこの課だが、検挙率が低く、この不景気の中課全体がリストラの対象に。迷宮入りしている事件の犯人を捕まえれば、それを回避できるのだが、その候補として上がった人間は、元コメディアンの現在老人性痴呆症。どうにかして昔の事を思い出し、自供してもらおうと署員はいろんな手を試行するのだった。

四朗満喫公演。ラサールさんは思いっきり不発なような気がしたけど、四朗と三宅さんで笑わせてもらったからいっか。
10円玉ハゲのヅラとか、汚い女形とか、お約束なんだけど、楽しい楽しい。
解散と言わず、早く復活公演やってもらいたいです。四朗見てると幸せになれるわ。
東くんががんばっていて好感持てました。

公演:伊東四朗一座~旗揚げ解散公演~「喜劇熱海迷宮事件」
作:妹尾匡夫
演出:伊東四朗・三宅裕司
場所:本多劇場
日程:7月16日~25日
出演:伊東四朗・三宅裕司・ラサール石井・小宮孝泰・小倉久寛・東貴博・河本千明 他

とあるさびれた街に住み着いた、姉妹とその街の売春婦のお話。街は売春婦に夫を寝盗られたという社長に買収され、立ち退き要請が出るが、売春婦はその土地からどうしても出ることができない。気狂いの妹を持つ姉は、自分の体を売り生計を立てていて…、そんなストーリー。

長塚くんが書くにしては、女性がちゃんと描かれているのが印象的だった。
他人にとって不幸でも、意識してないかもしれないけど、自分にはそれが「お好み」っていうのは、よくあることだよなー、としみじみ見てしまいました。自分が治ってしまったことにショックを受けて、自らまた気狂いになろうとする美磨がけなげで泣けた。(泣いてないけど)
高田ねえさんの社長とか、小林くんのその義理の弟とか、その辺の決着がついてないのがちょっと不満。
馬渕さんと千葉さんがよかったな。千葉さん初めて拝見したけど、この人ってすごいよな。うん。今度猫ホテ見に行こうかな。高田ねえさんの喪服のスカートの後ろのスリットに目が釘付けでした。(苦笑)中山くんとか伊達くんが、いつも似たような役回りっていうのがちょっと気になったけどねえ。豪華なキャストな割に使い方にちょっと不満もあった。

公演:ヴィレッヂプロデュース「真昼のビッチ」
作・演出:長塚圭史
場所:シアターアプル
日程:7月12日~25日
出演: 高橋由美子・馬渕英里何・千葉雅子・橋本じゅん・小林高鹿・前田悟・中山祐一朗・伊達暁・長塚圭史・高田聖子・渡辺いっけい ほか
チケット:S席6,800円2列目くらいのセンター

グループ魂(暴動・破壊・バイト君)の日比谷野音ライブに行って来ました!
なんか本格的なバンドになってきたって感じ?
前回とはドラムの音がちょっと違うと思ったら、石鹸くんドラムセット買ったそうな。ピカピカだったもんね。
宮藤さんもギターまた買ったのね。

全国各地では現れなかった、ナオミ(良々)が登場してかわいかったです。
まあ、前回(とかその前)とほとんどネタ被ってるんだけどね。仕込んでいる時間が無かったのかな。
でも楽しんだからいいんだけどさ。
結構後ろの方だったんで、のんびりまったり、それでもノリノリで楽しませていただきました。
カヲルさんとバイトくんが頑張っていたのが非常に印象的でした。

小園ファンとしましては、もうちょっと小園さんになんかやってほしかったな、と思うんだけども。
あと、EDは聞きたかったな。
ステージが大きいから、なんかメンバーの仲が良さそうに見えない(苦笑)。
家庭的な雰囲気が好きだったんで、この辺が残念だったかも。
次は是非とも小さいところでやっていただきたいですわ。

全体的に今までとはまた違った客層だったな。何しに来たのかよく分からない人も多かった。
わたしの近くの人、途中寝ていたし。(をい)
もうちょっと予習してきましょう。それが無理だったら、とりあえず直立不動はやめてほしいな。

コントのツボ
「ペ・ヨンジュンって、松尾スズキと松尾貴志の間みたいな顔してるよな」by暴動

空飛ぶ雲の上団子郎一座の第二回公演。
前回よりもキャストも少なく、笑いも少ない。(苦笑)
結構微妙な出来。
池谷さんが一人でいっしょうけんめい笑いを取っている感じがしました。
「キネマ」っていうんだったら、もうちょっと融合させてくれればよかったのになあ。
ゲストの「エレキコミック」も結構微妙。
一番おもしろかったのがカーテンコールって。。(苦笑)

公演:空飛ぶ雲の上団子郎一座「キネマ大作戦」
作:いとうせいこう/井上ひさし/ケラリーノ・サンドロヴィッチ/筒井道隆/ブルースカイ/別役実
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
場所:シアターアプル
日程:6月30日~7月5日
出演:いとうせいこう・くりぃむしちゅー・住田隆・三宅弘城・原金太郎・村杉蝉之介・池谷のぶえ・FLIPFLAP・エレキコミック 他
チケット:指定6,000円

時間ができて急遽見ることにいたしました。ハリポタ。
シリーズ1・2はWOWOWにて見てまして、ちょっと気になったんで。はい。

第三作目は非常に大人な仕上がり。
全体的に暗いけど、謎解きっていうか、救出劇が「そう来たか」という感じでぐいぐい引き込まれました。
シリウス・ブラックかっこいいし。
心無しかダンブルドア先生の露出が減ったのが残念だったかな。役者さん変わったしね。。
テンポが非常に速くて、子供にはちょっと辛いんじゃ無いのかねえ。
早くWOWOWで放送しないかなー。来年か。。しょぼん。

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