2002年7月の記事一覧

東京千秋楽。
井川さんが今までにないくらいよかった。昨日のとは別人?とも思えるほど。
なんでだろう?と思っていたら、泣くシーンが減っている。。
意図的に減らしているのか、結果的に減っちゃったのかは疑問であるが、このまま大阪に行ってもらいたいなぁ。
あとはリアクションが妙に大きいところ(和尚さんが死んだところとか)を直していただければ、それなりに見られるようになるのでは?
銀ちゃんも昨日とはちょっと違って、冷たい鈴次郎復活だわね。
谷原くんもすっかりゾロ政が身について、冷淡な感じが出せるようになってきたし。。。
殿様の狂いっぷりも日に日に大げさになってきて、らぶ♪
あぁ~この殿様だけで、続編書いてくれないかなぁ~(絶対に無理)。

千秋楽になって、やっと作品ができあがってきた印象を受ける。
稽古期間が短かったんだろうけどさ。
大阪でこれを元にもう一段階高いところに持っていってほしい。

楽日のため、脚本家および演出家の紹介あり。
それから銀ちゃんから「名残惜しいですが東京公演はこれで終わりです」との挨拶あり。
カーテンコールで笑顔を見せる銀ちゃんに、成長したなぁ~と思ったのは私だけではないはずです(殿様)。

公演:RUPプロデュース「HAKANA〜いとしの儚より〜」
作:横内謙介
演出:杉田成道
場所:パルコ劇場
日程:7月5日〜7月22日
出演:井川遥・山崎銀之丞・谷原章介・六角精児・円城寺あや・皆川猿時・河原雅彦 ほか
チケット:指定7,800円

カトケンオンステージ。加藤健一という役者の実力をまざまざと見せ付ける芝居。

ほかの誰もがついてこれずに、カトケンが長台詞しゃべってない場面では、すご~く間延びした印象がする。
話そのものは、もうすっかり見渡せちゃうから、余計に役者の力に依存するのかも。
別に誰も悪くはないんだけど、テンポ感の違いが気になっちゃうんだよねぇ・・・。
子役の子がすごくよくてなんだか感動。

公演:加藤健一事務所「劇評」
作:アラン・レヴィン
演出:久世龍之介
場所:本多劇場
日程:7月12日〜7月28日
出演:加藤健一・池田成志・日下由美・古坂るみ子・海宝直人・宮田直樹・間美幸・関弘子

う~ん、遊び出したのはいいんだけど、なんだかこうしっくりこない感じ。
なんだかすべての元凶が銀ちゃんの「いい人」になっていることが原因のような気がしてきた。
たしかに後半はいい人になっちゃっていいんだけど、前半はあくまでも人でなしだもんなあ。。その辺がどうもね。。
前半あたりには結構いけてる、と思ったんだけど、やるうちに感情移入しちゃうのかしら?
まあ、きれいに涙も流せるようになっては来たんだけど、なんだか物足りない。
やっぱり銀ちゃんには駆け引きなしで泣いていただきたいのだが・・・。
菩薩の声が枯れているのを赤鬼に突っ込まれていた。ほほえましいシーンだった♪
今日は六角さんがすっごくいい。最後の微笑になんだか胸をつかれた。

公演:RUPプロデュース「HAKANA〜いとしの儚より〜」
作:横内謙介
演出:杉田成道
場所:パルコ劇場
日程:7月5日〜7月22日
出演:井川遥・山崎銀之丞・谷原章介・六角精児・円城寺あや・皆川猿時・河原雅彦 ほか
チケット:指定7,800円

4回目二列目センター
今日はいまいちだったなぁ。。
全体的にばたばたしていて何だか地に足が着いていない感じ。突っ込んじゃったりしている人あり…。
そんな中で、やっぱり円城寺さんと六角さんは、いつものレベルをキープしていて、さすがだなぁ~という感じ。
殿様が丁寧に演じようとしている感じがした。殿様らぶ♪(ぉぃ)

公演:RUPプロデュース「HAKANA〜いとしの儚より〜」
作:横内謙介
演出:杉田成道
場所:パルコ劇場
日程:7月5日〜7月22日
出演:井川遥・山崎銀之丞・谷原章介・六角精児・円城寺あや・皆川猿時・河原雅彦 ほか
チケット:指定7,800円

アホな私は台風もなんのその、渋谷に出かけてきました。(3回目二列目左)
なんだか客席がいつもよりも落ち着いてる。
空席はさすがにめだつけど、こんな日に芝居を見に来る人は、よほどの気合いの入った人だと思われる。(苦笑)
クラシックのコンサートでは指揮者が指揮台に立った時に、客席の空気が舞台上に流れ込む一瞬があるのだが、そんないい雰囲気。

そんなことも手伝ったのか、冒頭からみんなテンションが高い。
まちゃのカツラがずれそうでそれを直す姿も赤鬼っぽくてよかったし、冷泉さんのコケ方が、いつにもまして臨場感あふれてるし、皆川さんが転んじゃったのも三木松のあわてぶりが伝わってくるし、なんかいい具合に回り始めた感じがした。
今日すご~く良かったのが谷原さん。
毎回、狂気が足りない!と延々と書いてきましたが、ここを見てくれたのかしら?(んなわけない)。
狂ってるのよ、すご~く。わたし好みに。のってきたのかしら?何かふっきれたそんな感じがした。
憎しみが出てきて、ライバルとしてのゾロ政が感じられるようになってきた。
稽古期間が短かったと聞いていたので、これからますます良くなっていくんでしょう、楽しみです。

そして祐二くんも♪
二回目見たときには、殿様の狂いっぷりがすこし大人しくなっていて、物足りないと思ったんだけど、今日はメイクからして違う。カツラも違うんだけどさ。
すごいよ~教時だよ~(爆)。狂ってる狂ってる。いやな殿様君臨だ~~~!!!きゃ~~~~!!!
扉座の時と明らかに違う、この殿様の解釈。でもわたしはこの方が好きだな~。
こうじゃなくちゃ!殿様は。ストライクゾーンでございました。
やっぱり、この役は祐二のもんだよ。うん。

気になるのは、やっぱり今回カットになっている一回目の儚の歌。この歌、結構感動したんだけどな~。
これがないと最後のつじつまが合わないんですが。。
それから二幕始まってからの商業演劇チックな演出はどうにかならんもんかね。
悪の華かと思っちゃったわよ。。べべべん、だしね。(分かる人にしか分からん)
銀ちゃんも、ここのところはちょっといただけなかった。
選曲まじで変えてくれ~~!!最後の地球もやめてくれ~~!!これだけは切に願いたい。

銀ちゃんは見せ場を掴んできた感じ。
そしてだんだんと余裕が出てきたかな?アドリブにも乗れるようになってきたし。
ほんと見に行ってくださいよ!銀ちゃんファンでこれを見ないなんて、もったいないですわよ。

公演:RUPプロデュース「HAKANA〜いとしの儚より〜」
作:横内謙介
演出:杉田成道
場所:パルコ劇場
日程:7月5日〜7月22日
出演:井川遥・山崎銀之丞・谷原章介・六角精児・円城寺あや・皆川猿時・河原雅彦 ほか
チケット:指定7,800円

二回目なので、いろんなところに目が届くようになった。
銀ちゃん、初日よりも最初の方の冷たさっていうか冷徹な感じが出てきて良かったわ。
そうでないと後半の優しさが際だってこないもんね。
銀ちゃんにダメを出すとすれば、もっと青鬼の六角さんとリンクしていただきたいところが随所に…。
あの「あ゛~~~!!」ってところ。(わけわからん説明)
あそこはもっと壊れて欲しいなぁ。。

谷原くんについては掲示板で書いたんですが一応ここにも書いておきます。
わたしはもっと憎悪=愛っていうのを全面に出して欲しかったなぁ~。あの顔をなめるシーン。
あれってさ、ゾロ政にとっては
「鈴次郎を負かすことができるのは自分だけだ!俺が地獄に送ってやる!」
と思っていたのに、目の前でもう地獄に片足を突っ込んでいる。
そんな鈴次郎を見ていて、ゾロ政の人生を支えてきたものが、がらがらと崩れていくんだよね。
だからもっと壊れて欲しいなぁ。。と。
綺麗なゾロ政じゃなくて汚いゾロ政希望です。

今日のツボ
「定位置に立ちなよ!バミってあるんだから」by円城寺あや

公演:RUPプロデュース「HAKANA〜いとしの儚より〜」
作:横内謙介
演出:杉田成道
場所:パルコ劇場
日程:7月5日〜7月22日
出演:井川遥・山崎銀之丞・谷原章介・六角精児・円城寺あや・皆川猿時・河原雅彦 ほか
チケット:指定7,800円

去年やったものの再演。出演者のスケジュールを考えるに、ほとんど今回の再演に向けての稽古はしていなかったと思われます。
再演って前の経験を生かしてすご~く良くなる場合と、前回の評判にあぐらをかいて冗長になってしまう場合と両極端だが、今回は後者だった。
全体的にすご~くたるい。間を取っているのか間延びしているのか疑問なところもいっぱいあった。
たかシはそんな中でも新山の悲しさをもっと前に出してきていて、初演よりもよかったんだけどなぁ。。。

カーテンコールのスタンディングを強要するかのようないのっちの発言にも興ざめ。
「アメリカと違って日本にはスタンディングの習慣がない」
って、あんた本気で言ってるの?
日本でも自然にスタンディングが起こる芝居っていっぱいあるのに。。
そういう芝居をもっと見ていこうよ。北区なんて見てる場合じゃないわよ。(禁句?)

公演:RUPプロデュース「東亜悲恋」
作:和田憲明
演出:岡村俊一
場所:彩の国さいたま芸術劇場
日程:7月5日〜7月7日
出演:井ノ原快彦・シュー・横山裕・友部康志・山中たかシ・康喜弼・吉田学・嶋祐一郎・佐野賢一・平沼紀久・とめ貴志・須田つや子・木下浩之 ほか

良々が客演するというので見に行った、サモアリ。初見。
正直ついていけなかった。どこがおもしろいのか理解できない。
前半のところは良かったんだけどなぁ、後半、ルーシーが別の国に行ってからが、どうも。。(^^;;
小松さんとか平田さんとかは良かったんで、ストーリー的にはまれば、はまるのかもしれない。あの主役の子は正直ダメ。

公演:サモ・アリナンズ「ルーシー26」
作・演出:倉森勝利
場所:本多劇場
日程:7月5日〜7月9日
出演:小松和重・久米淳子・大政知己・佐藤貴史・倉森勝利・平田敦子・荒川良々 ほか
チケット:指定3,800円

いやぁ~銀ちゃんかっこいいです~。ダメ男なかなかいけてます。
井川さんは子供の頃はいいんだけど、大人になってからが厳しいっす。。
祐二はおいしかったわよ~。久々に狂った祐二を見て満足。
谷原さんにもうちょっと狂気が見えるといいわね。。

あと選曲がダメダメです。あの選曲はねえだろ。(爆)
話のつじつまが合っていないところがあってそんなのが気になりました。
全体として、話はいいし、なかなかなんじゃないのかなぁ?
井川さんの大人のところがもうちょっとどうにかなるといいんだいけどな~。
久々に銀ちゃんを堪能したって感じです。観にいってみてください。

公演:RUPプロデュース「HAKANA〜いとしの儚より〜」
作:横内謙介
演出:杉田成道
場所:パルコ劇場
日程:7月5日〜7月22日
出演:井川遥・山崎銀之丞・谷原章介・六角精児・円城寺あや・皆川猿時・河原雅彦 ほか
チケット:指定7,800円

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