師匠である宮本武蔵の遺言に従い、肥後の山中から江戸の遊郭の新吉原に出てきた「松永誠一郎」。
彼は吉原の重鎮「幻斎」に今の吉原の裏と表を教えられる。
御免状を狙う裏柳生の度重なる攻撃、そして誠一郎も昔の因縁により命を狙われてしまう。
花魁「勝山太夫」との愛、そして吉原を守る為に誠一郎は裏柳生の長、義仙に立ち向かう。
新感線は後半になってすごく良くなる場合が多いので、今回も中日以降にmy初日。
さすがにもう三週間も経っているので、全体にこなれていい感じになっていたんだと思う。
堤さんも今までの新感線への客演に比べれば馴染んでると思ったし、わたしが見たこの回では問題になってる、おひょいさんの危なっかしさは少なかったし、何より松雪の情が深くてそこが素敵だったし、結構良かったと思った。
一番印象に残ったのは、勝山と誠一郎の愛の部分だったな。やっぱり松雪いいよね。綺麗だし。京野ことみとの扱いの違いに愕然としちゃったりもしたけど。
堤さんが吉原を守ろうと思うところとかの感情がもうちょっと見ていて(台詞じゃなくて)分かるようになっていればもっと良かったな、と思う。
公演:劇団☆新感線「吉原御免状」
場所:青山劇場
日程:9月8日~10月5日
原作:隆慶一郎 脚色:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:堤真一・松雪泰子・古田新太・京野ことみ・梶原善・藤村俊二・橋本じゅん・高田聖子・粟根まこと・逆木圭一郎・右近健一・河野まさと・村木よし子・インディ高橋・山本カナコ・礒野慎吾・吉田メタル・中谷さとみ・保坂エマ・川原正嗣・前田悟・村木仁 ほか
チケット:座席1階L列センターブロック ¥10,500
上演時間:約3時間(休憩含む)