2003年4月の記事一覧

二回目。つかさんの手が入ったんでしょう、「なぜか上海」が追加になったり、客席キッスが増えていたり。
「なぜか上海」が入ったせいで、個人の紹介のシーンが無くなって、友部っちのお姫さまだっこが見られなくなっちゃった。しょぼん。。
酒井ってつかさんの一押しなんだろうけど、どこがいいんだか私には理解不能。いらんっつうの。
今日はパピオンのシーンで、号泣しそうになる。かっこいいんだもん、友部くん。ほさちさんも前より全然良くなっていて、この組、やっぱり好きだわ。
ぜひぜひ再演希望!

公演:熱海殺人事件〜モンテカルロイリュージョン(愛の重量上げ編)
作・演出:つかこうへい
場所:北とぴあ
日程:4月23日〜4月28日
出演:友部康志・森ほさち・嶋祐一郎・吉田学 ほか
チケット:指定2,000円

2回目。今日は前の方での観劇となる。
この芝居って、言わんとしているところはすごく良く分かるし、脚本は悪くないと思うんだけど、なんだか素通りって感じがするんだよね。
それはきっと「リアルすぎる」からなんじゃないかと。
「いちご畑」の時にも感じた、「リアル」っていうのが、なんだか「物語」として自分の中に入って来るのを妨げているような感じ。
演劇がリアルであったらいけないなんて思ってはいないけど、わたしは虚構の中に何かを見つけるタイプなので、フィットしてこないんじゃないかと思う。
古代の人と時代が交錯するところなんかは、好きなんだけどなぁ~。
なんだか今一歩踏み込めない、そんな感じ。

公演:NODA MAP「オイル」
作・演出:野田秀樹
場所:シアターコクーン
日程:4月11日〜5月25日
出演:松たか子・藤原竜也・小林聡美・片桐はいり・山口紗弥加・北村有起哉・橋本じゅん・土屋良太・進藤健太郎・小手伸也・山中崇・越志マニング・野田秀樹
チケット:S席9,000円

今まで1000円で繰り広げられていた熱海もそれなりに良さがあったんだけど、今回の熱海は、まず脚本がストレートってなだけで一本ありだわね。
友部くん、嶋さん、学くんの三人が、この脚本に真っ向勝負して、みんなで作り上げてきたんだろうなぁ~とほほえましくなる。
友部くんの伝兵衛、いいよ~。わたし好きだなぁ~。これ。
学くんの大山は銀ちゃんを彷彿とさせる「不器用な大山」。こちらもかなり好きだ。
大げさかもしれんが、去年の阿部ちゃんのモンテより好きかもしれん。
優しさのあふれる伝兵衛、見終わった後に幸せになれます。

公演:熱海殺人事件〜モンテカルロイリュージョン(愛の重量上げ編)
作・演出:つかこうへい
場所:北とぴあ
日程:4月23日〜4月28日
出演:友部康志・森ほさち・嶋祐一郎・吉田学 ほか
チケット:指定2,000円

函館の「十三番地」というお店のお話。
なんだかねぇ~、大人のこういうお話って嫌いじゃないのよ。
自分が歳をとったせいなのかしら?
なんだか悲しくってね。。
宮本信子さんの歌も素敵だったが、なんといっても「尾藤イサオ」の生「あしたのジョー」(爆)。なんだか得した気分。

公演:港町十三番地
作:長谷川康夫
演出:井上思
場所:芸術座
日程:3月4日〜4月29日
出演:宮本信子・近藤正臣・鈴木綜馬・高嶺ふぶき・尾藤イサオ 他
チケット:A席12,000円

アメリカの60年代を生きた女性三人の物語。
篠井さん、深沢あっちゃんの女形は想像ついたけど、大谷さんがどんな風になっちゃってるのかと、ちょっと不安な気持ちを抱えながら出かけていきました。
三人のハイスクール時代から始まって、大人になるまで、最初は同じところにいたのに、だんだんとそれぞれの人生を歩み始め、すれ違っていく。
そんなことが見事に描かれていました。
女優さんがやるよりも、もっと「業」みたいなものが全面に出ていたような感じがする。
大谷さんの女形、思っていたよりもぴったりとはまっていた。特に最後の大人になってからは、こういう人ほんとにいるよねぇ~とうなずくほどにぴったり。
幸せなんだろうけど、もの悲しくて、でも引き返せないのよね。。しみじみ。

公演:3軒茶屋婦人会「ヴァニティーズ」
作:ジャック・ハイフナー
演出:G2
場所:本多劇場
日程:4月16日〜4月23日
出演:篠井英介・深沢敦・大谷亮介
チケット:指定4,500円

思ったよりも普通な印象。もっとばかばかしいのかと思っていたら、すごくちゃんとしていた。(爆)
なんと言っても成志。
隠れ成志ファンには、トートの格好はたまらんものがありました。
伝兵衛のパロもなかなか。「チャイコフスキーはお好きですか?」って言われた日には…。
ガラスの仮面好きにはたまらんものがありました。
正直、もうちょっと短くなるといいなぁ~とは思いましたが楽しめた三時間でした。

公演:SHINKANSEN GOES TO BROADWAY「花の紅天狗」
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
場所:ル・テアトル銀座
日程:4月9日〜4月27日
出演:木野花・高橋由美子・池田成志・森奈みはる・粟根まこと ほか
チケット:S席7,300円

亨さんの殺陣が見られるのかと、西牟田と対決なんてしちゃうのかしらと、関係ないところに期待して出かけた作品。
でも、亨さんの殺陣なんてほとんどなかった。。しょぼん。。
立ち振る舞いはかっこよくて、さすがなんだけど、もっと見たかったよぉ~。
最後の対決のところ、もっと伸ばして欲しかったな。
西牟田の使い方にも疑問が残る。悪い役ではないけど、西牟田である必要があったのか、とも思う(苦笑)。
西牟田びいきなワタシとしては、吉野きみかと逆でもいいじゃん、とか思ってみたりして。
きだつよしさんの脚本って、どうもぬるい。そのぬるさがとことん追求されてないから、すごく平坦な印象を受ける。
まあ主役が全然華がないから(きだつよしがやっても大差ないと思うんだけど)、それでも人を惹きつけてやまない、ってところが伝わりにくい。
最後、風助が喉かっ切られて、今のままじゃ先行き不安になっちゃうよ。
まあJAEさんは大活躍だったし(台詞もいっぱい)、武田さんは相変わらずのほほんとして味わいあるし(でも使い方がいつも一緒なのに、飽きてはきた)、
何気にフォーティンブラスと同じ衣装で、なぜか六角さん思い出しちゃうし。(をい)そういう面では楽しめたとは言えると思う。
ジャニ寄りの演出に思いっきりひきながらも、歌いながら下がっていく亨さんに目が釘付け。
2時間15分の芝居で15分の休憩なんているのか???正直6500円という感じだわ。(爆)

公演:RUPプロデュース「センゴクプー」
作・演出:きだつよし
場所:東京グローブ座
日程:4月11日〜4月27日
出演:大野智・吉野きみか・西牟田恵・西ノ園達大・武田義晴・工藤順矢・山本亨
チケット:S席8,500円

久々のNODA MAP、なんだかドキドキした。(爆)
正直、まだ消化不良なので、感想って何を言ったらいいのやら、って感じなんだけども。
アメリカ、オイル、復讐、原爆、911のテロ、といろんなキーワード。
そして今日の感想は、やっぱり、何かできるんだよ、きっと、ということかしら。
(支離滅裂でごめん)

野田芝居っぽくない、野田作品。カノンを彷彿とさせる。
小林聡美の、夢から醒めたときの表情が好き。ふっ、と現実に戻らされる。
進藤くんだったっけ?台詞が何喋ってるのか分からない。この人に台詞を喋って欲しくない。

公演:NODA MAP「オイル」
作・演出:野田秀樹
場所:シアターコクーン
日程:4月11日〜5月25日
出演:松たか子・藤原竜也・小林聡美・片桐はいり・山口紗弥加・北村有起哉・橋本じゅん・土屋良太・進藤健太郎・小手伸也・山中崇・越志マニング・野田秀樹
チケット:S席9,000円

前回の「流山児」での青ひげ公があんましいい印象がなかったんで、正直これも足踏みしていた。
なんだけど、寺山作品に慣れたのか、万有引力に慣れたのか。
結構良かったんだよなぁ~。
のっけからこわくてドキドキする(苦笑)。
劇場に来たのに、やばいところに足を踏み入れてしまったような。無事に帰してもらえるんだろうか?とか、そんなこともちょっとだけ思った。(爆)
シーザーの音楽好きかも、宇崎竜童も悪くはなかったんだけどね。。そしてひびのさんの衣装がまた素敵。
前回よりも、もっとストーリーがちゃんと分かって、それぞれの妻のいろんな色(モデルとかオペラ歌手とか)も楽しめたし、良かった良かった。

公演:PARCOプロデュース「青ひげ公の城」
作:寺山修司
演出:J.A.シーザー
場所:パルコ劇場
日程:3月28日〜4月17日
出演:三上博史・荻野目慶子・秋山菜津子・河原雅彦・佐藤誓・横田栄司 ほか
チケット:指定7,500円

値段の高さ&テレビ放送があるゆえに、今回は正直見なくてもいいと思っていたんだけど、見ておいて正解でした。
前回のときよりも、もっともっと、コンダクター夫婦の感情の機微っていうか、そういうのが伝わってきた。
まあ、これはひとえに白井さんのお陰なんだろうと思うんだけど、真田さんと戸田さんの夫婦っていうのは、やっぱり無理があったんじゃないかと(苦笑)。
ここをいじったおかげですごくバランス良くなってました。
個人的には、井原くんのトランペッターの方が良かったなあ。
寺脇さんには、あのキャラの持つ「チンピラさ」が出せないような感じがする。人生斜に構えて、っていう感じじゃないんだもの。
あとは、白井さんの歌がちょっと弱かったかも。
声量っていうか、響いてこないんだよね。ここが勿体ないところかしら。
天海さんは結構わたし好きだわ。
「タコの歌」ってさ、実際こんなことあるんだろうなぁ~って思うよ。
でも見せた方は「一生懸命やってるんだよ」っていう証明だけをしたくて見せてるのにね。(爆)

公演:PARCOプロデュース「オケピ!」
作・演出:三谷幸喜
場所:青山劇場
日程:3月7日〜4月20日
出演:白井晃・天海祐希・戸田恵子・川平慈英・小日向文世・寺脇康文・小林隆・相島一之・温水洋一・小橋賢児・瀬戸カトリーヌ・岡田誠・布施明
チケット:SS席1階F列12,600円

はてさて、ここまで大きなけがもなく、無事に公演できたことをまずはお祝いしたいです。
それほどまでに、必死(いい意味でね)なカンパニーでした。
杏ちゃんも大竹さんも、気合いの入ったステージ。
そしてコケてもめげない、長塚くん偉いわ。そして素敵なドリさんのケイトも。本当にいいお芝居でございました。
次は誰がヘレンやるのかなぁ~。それも結構楽しみなのよね。

公演:ホリプロ「奇跡の人」
作:ウィリアム・ギブソン
演出:鈴木裕美
場所:シアターコクーン
日程:3月2日〜4月5日
出演:大竹しのぶ・鈴木杏・キムラ緑子・吉田鋼太郎・長塚圭史・歌川椎子・松金よね子・辻萬長 ほか
チケット:S席8,400円

大阪組観劇。
半蔵が武智くんから酒井くんになっていたためか、以前よりアクションは少な目。
なんだか少し勿体ない。。この組の見せ場だったのに。
小川くんの台詞が、すべってる。っていうか怒鳴らないで喋れば、届いてくるのに、怒鳴った途端、台詞が上滑りして見ている方が結構つらい。
ついつい脳内補填。(爆)
さて伝兵衛の清家さん。前は遠慮っぽいというか、ぎこちなさを感じたんだけど、今回は開き直ったのかしら?
伝兵衛としての悲哀が出てくるようになったと思う。
次郎さんの見せ場はもっと欲しいなぁ~。
なんだか新しい台詞に振り回されるのは結構なんだけど、大事なシーンがカットになってるのが…。(涙)
「雨の中、二人はどうやって心を通わせれば良かったのですか?」
だったっけか?
このシーン、好きなのに。。。思いっきりカットかよ。。しょぼん。

公演:熱海殺人事件〜ピョンヤンから来た女刑事@大阪組
作・演出:つかこうへい
場所:北とぴあ
日程:4月2日〜4月10日
出演:清家利一・岡元次郎・ 他

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