原作は見た事がないのですが、原作に忠実だったような感じなのかな?
まちゃの演出はいつもそんな感じだから、あんまり演出的な心配は無かったのだが。
友人たちと暴力的で刹那的な生活を送るアレックス。
ある日、仲間にはめられて刑務所に入ることになる。
仮面をかぶり模範囚として早く出所する事を願っていたが、とある治療に手を貸せばもっと早く出所できると聞き、その治療に参加することに。
それは人格を破壊し、暴力的な判断をさせなくする、というもので、出所したアレックスは、暴力的な選択を出来ない身になってしまう。
とそんなあらすじ。
結局この芝居、「若気の至り」って感じで幕が引かれちゃうんだけど、それでいいのかなあ?
確かに「暴力的なことを選択する自由」っていうのはあるわけだけども、「暴力的なことをされない権利」っていうのもあるわけじゃない?
この治療が行き過ぎなのはもちろんだけども、オーバーじゃなければどこの国でもやってることだよね?
自由って何なのかなあってちょっと思った。
武田真治がかわいくて良かった。いろんな意味で。
ドリさん、さとし辺りが出てくると、やっぱり舞台が「本物」になるのは、役者の力量というものか?
第9のアレンジとか、そこからのたくさんのモチーフとか、音楽的にはすごく楽しかった。生音だし。
でもそれを差し引いても11,000円はさすがに高いと思う・
公演:時計じかけのオレンジ
場所:赤坂ACTシアター
日程:2011年1月2日~1月30日
作:アンソニー・バージェス
演出:河原雅彦
出演:小栗旬・武田真治・高良健吾・橋本さとし・吉田剛太郎・キムラ緑子・石川禅・山内圭哉 ほか
座席:2階A列左ブロック S席11,000円
時間:2時間40分(休憩20分)