2011年1月の記事一覧

原作は見た事がないのですが、原作に忠実だったような感じなのかな?
まちゃの演出はいつもそんな感じだから、あんまり演出的な心配は無かったのだが。

友人たちと暴力的で刹那的な生活を送るアレックス。
ある日、仲間にはめられて刑務所に入ることになる。
仮面をかぶり模範囚として早く出所する事を願っていたが、とある治療に手を貸せばもっと早く出所できると聞き、その治療に参加することに。
それは人格を破壊し、暴力的な判断をさせなくする、というもので、出所したアレックスは、暴力的な選択を出来ない身になってしまう。

とそんなあらすじ。

結局この芝居、「若気の至り」って感じで幕が引かれちゃうんだけど、それでいいのかなあ?
確かに「暴力的なことを選択する自由」っていうのはあるわけだけども、「暴力的なことをされない権利」っていうのもあるわけじゃない?
この治療が行き過ぎなのはもちろんだけども、オーバーじゃなければどこの国でもやってることだよね?
自由って何なのかなあってちょっと思った。

武田真治がかわいくて良かった。いろんな意味で。
ドリさん、さとし辺りが出てくると、やっぱり舞台が「本物」になるのは、役者の力量というものか?

第9のアレンジとか、そこからのたくさんのモチーフとか、音楽的にはすごく楽しかった。生音だし。
でもそれを差し引いても11,000円はさすがに高いと思う・

公演:時計じかけのオレンジ
場所:赤坂ACTシアター
日程:2011年1月2日~1月30日
作:アンソニー・バージェス
演出:河原雅彦
出演:小栗旬・武田真治・高良健吾・橋本さとし・吉田剛太郎・キムラ緑子・石川禅・山内圭哉 ほか
座席:2階A列左ブロック S席11,000円
時間:2時間40分(休憩20分)

子供同士のケンカの決着をつけるために集まった、二組の夫婦。
最初は冷静に話し合っているのだが、だんだんと感情的になり…。
という感じのストーリー。

実力派の4人がっぷりよつという感じの芝居。
暴走気味の大竹しのぶ・秋山菜津子の二人の芝居を、段田さんと高橋さんが押さえている。
誰にでも欠点があるし、誰にでもいいところはある。
それが4人が代わる代わる敵となり味方となり、話が進んでいくところがこの芝居の面白さ。
演じる方も見ている方も疲れるわー。でも心地良い。見応え十分。

公演:SISカンパニー「大人は、かく戦えり~Le dieu du carnage」
場所:新国立劇場小劇場
日程:1月6日~1月30日
作:ヤスミナ・レザ
演出:マギー
出演:大竹しのぶ・段田安則・秋山菜津子・高橋克実
座席:B2ブロックセンター S席7,000円
時間:1時間20分

石川啄木と恋人トミそして二人の友人であるテツが訪れた温泉場。そこで起こった事件。三谷さんには珍しいラブサスペンス。
温泉場で起こった事件を、最初はトミ側から全部見せ、次にテツ側から、最後に啄木側から見せる事で真実が明らかになっていくという謎解きストーリー。

勘太郎良かったなあ。吹石さんも良かった。
ただ藤原くんが一本調子すぎて最後の方疲れちゃった。
正直、脚本的にはもうちょっと詰められたんじゃないかと思うんだが。

前説のやり取り最高でした。

公演:三谷幸喜感謝祭「ろくでなし啄木」
日程:2011年1月5日~1月23日
場所:東京芸術劇場中ホール
作・演出:三谷幸喜
出演:藤原竜也・中村勘太郎・吹石一恵
座席:1階M列右ブロック S席9,000円A席7,500円
時間:2時間50分(休憩20分)

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