何とも衝撃的な舞台でした。OUTの初演と同じ感じ?お腹壊したし(苦笑)。
人間が深く書込まれていて、たくさんに張り巡らされた伏線が最後に向かって集結していく、そんな気持ちの良い展開だった(話は全然気持ちが良くないんだけど)。
1幕が2時間、2幕が1時間15分、休憩を挟んで3時間30分という非常に長い芝居ではあるものの、そんな時間を感じさせない、体もどこも痛くならない、非常に緊張したあっと言う間の時間でした。
ほとんど二人での会話が続いて行くんだけど、その緊張感ある会話に飽きさせるということが無い。この辺は脚本の力強さももちろんのこと、演出も役者もうまいんだな~と感銘を受けた。
高橋さん・山崎さんの二人のやりとり、近藤さんのやっぱり心に闇を持つ警官、この3人がもうめちゃめちゃいい。そしてちょっとこの中では弱い中山くんが、うまい具合に風穴を開けていて好感が持てました。
公演:PARCOプロデュース「ピローマン」
場所:パルコ劇場
日程:11月6日~23日
作:マーティン・マクドナー
演出:長塚圭史
出演:高橋克実・山崎一・近藤芳正・中山祐一朗 他
座席:A列左ブロック7,000円
時間:3時間30分(休憩15分)