2000年8月の記事一覧

やっぱりこの作品は北とぴあが妥当なところか?
今日が一番作品的にはまとまっていた様な気がする。
内田有紀の目の力も堪能できたし、小川くんもなかなかよかったよ。
どなっている、どなっていると言われるが、それも結局つかさんの演出なんだもんね。
劇団員を責めちゃかわいそうって思っているのは、少なからず劇団員と関わり合いがあるから?
最後まで謎は解決されなかった。
最後の一体のはにわと、あの緑の手は一体なに???
それに何で花菱は子供なくして7年なのに15年も奥さんは待ち続けているわけ???

それにしても今日でまた台詞変えるか?
全員、かみかみ。それも大事な台詞に限ってかむ。気がゆるんでいるのか?
まあ明日で千秋楽。私は行けないが、みんながんばってね。
一杯文句言っていても結局は愛している劇団、愛している作品なんだもの。

公演:北区つかこうへい劇団「銀ちゃんが逝く」
場所:北とぴあ
日程:8月22日〜8月23日
作・演出:つかこうへい
出演:吉田智則・内田有紀・吉浦陽二・古賀豊・武智健二・小川岳男・吉田一人・赤塚篤紀・梶原ひかり・清家利一 他
チケット:6,000円

今日は三階席からの観劇。
これもまたいろんなところに目が配られてよしだな。(^^)
「鉄砲~♪」の歌にあわせて踊る(?)江波さんがツボでした。

この話って江戸版のそれも自覚がない(爆)ロミオとジュリエットみたいな感じね。
二人の紡ぐ愛がすごく素敵♪
そしてその悲しさ故に涙が出ちゃう。。
両方が両方を助けるために相手を殺すんだよね。
う~ん、深いなあ。愛は。

翼鬼と書いて「つばき」とか笑死で「えみし」とか、いろんなキーワードが盛り込まれていて、後からいろいろ調査したいな、と思わせる作品でした。
最後の笑死の台詞
「あと50年もすれば人も城もなくなる」
これは明治維新のことなんだよね。
そういえばそうだよなぁ、なんて感じた。

公演:松竹×劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎「阿修羅城の瞳」
場所:新橋演舞場
日程:8月17日~8月27日
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:市川染五郎・富田靖子・江波杏子・森奈みはる・渡辺いっけい・村木仁・村木よし子・山本カナコ・杉本恵美・加納幸和・平田満・古田新太 ほか
チケット:一等席12,000円だったっけ?

わたしなりのトランスの感想をまとめてみようと思います。
お話の内容への感想・そして役者さんへの感想などなど。。

結局この話の行き着くところは「妄想という真実、真実という妄想」というところのような気がします。(勝手な解釈ですけども…)
最後の「それはあなたの妄想です」は妄想であり、真実であってよいのだと。

日常でも夢の中で起こったことと、現実に起こったことと、区別がつかなくなっちゃうことありますよね?(わたしだけ?もしかして)
深刻な話じゃなくて。
そんなことがあったとき、それはそれでいいのだと。
私にとっての真実は例え妄想であろうと真実なのだと思えたことが、この作品を見たとき感じました。
※ここで言う「いい」というのはOKという意味です。良い悪いということではないので念のため。

とうとう飽きてきた。猛烈に眠くもなる。
死に大して軽く扱いすぎなのが気になる。またしても。
役者の声がかれ気味なのも気になる。
気になることだらけだ。

この作品の好きなところは「死」というものを救いを持って扱っている
ということだったんだけど、こういう風に演出されちゃうとひくよなあ。
やっぱり。

なんでこれを見ると初演の銀ちゃんが逝くを見たくなってしまうのだろう?
自分の中で正解探しをしているような気がする。
ほんとはこれじゃいけないんだろうけどね。

公演:北区つかこうへい劇団「銀ちゃんが逝く」
場所:紀伊國屋ホール
日程:8月11日〜8月20日
作・演出:つかこうへい
出演:吉田智則・内田有紀・吉浦陽二・古賀豊・武智健二・小川岳男・吉田一人・赤塚篤紀・梶原ひかり・清家利一 他
チケット:6,000円

まあ大して違いはないのだ。内容的には。
修学旅行で行った先が福岡だったくらいかな?

でもね、銀ちゃんがすごく楽しそうなの。
東京公演って最後の方にはみんなリピーターなもんだから、ギャグもすべっちゃって、それこそ「クスリ」とも笑わない状態だったけど、やっぱり地方の一回しかやらない公演は会場がすごく好意的だったんだよね。そればかりが印象に残った。

ただあのホール(メルパルク)は音響がコンサート用に設定されていて、残響が残りすぎ。
また段差もないし、前の人とほとんど頭が重なるので見にくい。
地方はほんとに「芝居用の劇場」って少ないもんね。しょうがないけどさ。

公演:RUPプロデュース「トランス」
場所:メルパルクホール福岡
日程:8月19日
作:鴻上尚史
演出:木野花
出演:ともさかりえ・山崎銀之丞・河原雅彦
チケット:7,500円くらいだっけ?

前々からいいとは聞いていました。
でもそれにしてもここまでやってのけるとはさすが新感線!
ザッツエンターティメント、まさにその言葉がぴったりでした。

染五郎の色気、古田のかっこよさ、そして靖子ちゃんのきれいさ。
う~ん、ほんとに緊張感のあるいいお芝居でした。
説明できないのはなんでかと申しますと、花道のすぐ横、それも5列目でした。
冷静に全てを見ていることはすでにできなくなっていたのでございます。
ほんとにみんな楽しくやっているし、脚本も昔のものなのに、ほんとによく出来ている。

個人的に邪空が一回殺されて阿修羅の血を飲むシーンが好き。
かっこいいっす。邪空。っつうか古田新太。

この次はもうちょっと冷静に見られるかしら?
ちょっと高いからと行かない選択をした人、後悔するから三階席でも観た方がいいっすよ。

公演:松竹×劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎「阿修羅城の瞳」
場所:新橋演舞場
日程:8月17日〜8月27日
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:市川染五郎・富田靖子・江波杏子・森奈みはる・渡辺いっけい・村木仁・村木よし子・山本カナコ・杉本恵美・加納幸和・平田満・古田新太 ほか
チケット:5列7番あたり一等席12,000円だったっけ?

なんでこんなに冷静に見てしまうんだろう。大好きな戯曲なのにな。。。

人の死の扱いがすごく軽くなっている気がする。初演より。なんか納得いかない。
結局「ミスキャスト」。この一言で片づけられてしまうんだろうか?
北区でこの戯曲を再演しようと思ったわけがわからん。
結局JACにおいしいところ全部持って行かれて、それでいいのか?

公演:北区つかこうへい劇団「銀ちゃんが逝く」
場所:紀伊國屋ホール
日程:8月11日〜8月20日
作・演出:つかこうへい
出演:吉田智則・内田有紀・吉浦陽二・古賀豊・武智健二・小川岳男・吉田一人・赤塚篤紀・梶原ひかり・清家利一 他
チケット:6,000円

まほうつかいに頼まれ、ランプを守って欲しいと言われたプー太郎の主人公。
人生に世界に疑問を感じながらもなんとなーく守っていこうとする。
結局世界を一掃するために、ノアの箱船を残すために、まほうつかいのでしの最終試験のために、洪水を起こす人間として選ばれただけなのであった。

こんな感じなのかな?ストーリーは。
スズナリの小さなスペースに若さ溢れるお芝居でした。ほんわかしちゃうし、やっぱり扉座は好きですね。
犬飼さんがやっぱりいい。小物をほんとに演じきっていたと思う。
「この世界が破滅するとわかっていても僕は洪水を起こす!」
とかなんとか言う台詞がよかったぁ。

この次の「ラマンチャ」は是非オーソドックスバージョンとともに、若手の方も観てみたい。

公演:劇団扉座「まほうつかいのでし」
場所:ザ・スズナリ
日程:8月9日~8月16日
作:横内謙介
演出:茅野イサム
出演:高橋麻理・犬飼淳治・山中たかシ・仲尾あづさ ほか
チケット:3,500円

さすがに東京千秋楽。緊張感もなかなか。
まちゃの天皇と雅人の切り替わり方が曖昧だっていう指摘もあったけど、
この曖昧さも結構好きなんだよね。個人的には。
芝居そのものに慣れてきたのか、席が2列目(それも1列目は空席)だからなのか、
すごく入りやすかった。いい芝居になってきたと思う。地方公演楽しみです。

う~ん。なんかね。
銀ちゃんの舞台に出るのを見てると、ずっと見ていたいって思っちゃうんだよね。
これって贅沢なのかなあ。

トランス東京公演が終わったわけだけど、まちゃも銀ちゃんも最初よりやせた印象。
みなさんお疲れさまでした。
そして毎日通い詰めたと思われる星野社長もお疲れさまでした。

公演:RUPプロデュース「トランス」
場所:ル・テアトル銀座
日程:8月4日〜8月13日
作:鴻上尚史
演出:木野花
出演:ともさかりえ・山崎銀之丞・河原雅彦
チケット:7,500円くらいだっけ?

ゲネからかなり変わってる。内田有紀も前よりは劇団の他の人としっくりいくようになっていた。前よりは格段にいい。

だからこそ、昼間見た銀ちゃんのイメージが強すぎたからなのか、智則くんに不満が募ってしまう。
申し訳ないがこれが本音。
銀ちゃんに色気がないし、華がない。小夏がなんでそんなに愛した男なのか、理由がわからん。愛が見えないよ~。やっぱり。
この芝居に愛がなかったらどうなるんだ?一体?

それから銀四郎の父が自分の息子を「銀の字」っていうのが好きだったのに、「銀ちゃん」じゃおかしいやん。
なんか申し訳ないが感情移入できぬまま終わってしまった感がある。なんだかなあ。。。。

公演:北区つかこうへい劇団「銀ちゃんが逝く」
場所:紀伊國屋ホール
日程:8月11日〜8月20日
作・演出:つかこうへい
出演:吉田智則・内田有紀・吉浦陽二・古賀豊・武智健二・小川岳男・吉田一人・赤塚篤紀・梶原ひかり・清家利一 他
チケット:K列とかのセンターだった記憶6,000円

二回目。

だいぶ三人の中に緊張感が芽生えてきた感じがする。
「天皇の雅人でいいの!」という参三の叫びにほろっとさせられた。
銀ちゃん、ほんとに愛情いっぱいなのね。ついでに言うと汗もいっぱい(爆)。

ただね、ともさかの「え?」っていう台詞が何度も出るのに、いつも同じ棒読みの「え?」なのよね。
もうこの一言で現実にいきなり戻されちゃう。
あれだけはどうにかしてほしい。

後半のシーンはすごく良くなってきたと思うんだけど、やっぱり前半がなあ。
特にともさかの前半がちょっと厳しい。
後半だけ、稽古を綿密にやったのか?とさえ思える。

公演:RUPプロデュース「トランス」
場所:ル・テアトル銀座
日程:8月4日〜8月13日
作:鴻上尚史
演出:木野花
出演:ともさかりえ・山崎銀之丞・河原雅彦
チケット:7,500円くらいだっけ?

一年ぶりの舞台の銀ちゃんだよ~。なんて思いながら旧セゾンに行ってきました。
舞台で喋る銀ちゃんを見ただけで涙ぐんでしまった、アホファンです(^^;;;。

今回の目玉はやっぱりまちゃですね♪すごいよ、この人、やっぱり。
雅人と天皇の二重人格なんだけど、この棲み分けがなかなかうまくできてて、ナイーブさがすごく出ていたように思う。
銀ちゃんの参三は、愛に溢れちゃっててなんかいいわよ~。思いっきり紫のアイシャドーだしね。

ともさかさん…う~ん、正直この人だけちょっと違うんだよね。三人のアンサンブルっていうけど、なんかここだけ浮いてる。
「わたしの好きな人は精神を病んでいます。でも私はとても幸せです」
という最後の一連の台詞。
正直、礼子が二人を高校の時の同級生として愛している以外は愛情は感じられなかった。
だからこの辺が妙に浮いてます。
まあ、今日は初日なので、これから何らかの動きがあるでしょう。

それにしてもこの前のパーフェクトデイズの蔵ちゃんといい、なんでゲイを描くとき、あんな趣味の悪い服装なんでしょう?甚だ疑問。
全国のゲイのみなさんのご意見をお聞きしたい。

それにしてもこれだけフィールドが違う三人をよくぞここまでまとめあげたと思う。
木野花さんに敬服。
でかい劇場なので後ろの方で見た方はどうだったんでしょうね?
個人的には後ろの方で見るのは厳しいかも…。

公演:RUPプロデュース「トランス」
場所:ル・テアトル銀座
日程:8月4日〜8月13日
作:鴻上尚史
演出:木野花
出演:ともさかりえ・山崎銀之丞・河原雅彦
チケット:7,500円くらいだっけ?

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