2004年10月の記事一覧

今日はちょっと離れたところで見ることができたので、全体を把握したりなんかして。
遠くから見た方が、バランスよく見られるかもしれない。
でもまあ前半は恐ろしく眠いことには変わりは無い。(苦笑)
ファンが先笑いするもんだから、武田くんの「野菜」のシーンは崩れてぐちゃぐちゃになってるし、なんだかめちゃめちゃになっているところ多し。
ユウジくんは郷太郎さんにおでこ叩かれ返されて「痛く無い?」と聞かれていたらしいし。(まあここは微笑ましくて笑ったわけだが)
ラストシーンのハギーって初雄??百合に思いを馳せながらも手出しできないっていうか、その結果が水に沈んで百合の残していった人形を胸に抱きながら、彼の人に思いを馳せるっていう、それが白雪に思いを馳せる鯉七とかぶっていい感じになっていたと思う。

あと、今日初めて思ったこと。森川くんって何喋っているか分かりません。(苦笑)
それから客席の態度の悪さにあぜんとしました。
話すわ、なんか食べるわ、最前でトイレに行くわ。寝ていたのにスタンディングっていうのも。。。頼むよ。
サントラにユウジくんと郷太郎さんの歌が収録されてます。むふふ。

一回目の感想
二回目の感想

公演:PARCOプロデュース「夜叉ヶ池」
場所:パルコ劇場
日程:10月14日~31日
原作:泉鏡花 脚本:長塚圭史 演出:三池崇史
出演:武田真治・田畑智子・松田龍平・松雪泰子・遠藤憲一・きたろう・綱島郷太郎・涼平・鈴木ユウジ・萩原聖人・丹波哲郎 他
チケット:8500円

さてと二回目の夜叉ヶ池。どうなのよっていう最前列センターブロック。
松田くんがやや良くなってきてる感じ。松田&武田のシーンは以前よりもましにテンポが良くなって来ています。
でも、それまでは恐ろしく退屈。。カツラが表情を隠しているからっていうのも、かなりな要素としてあるかな?ごめんなさい、曝睡しました。

ユウジ&郷太郎さんコンビの鯉持参のシーンから、会場もやっと目が醒めたという感じで一気にテンポアップという感じは一緒。松雪さんもだいぶ慣れて来たのか、感情が見えて来たんじゃないのかな?やっぱり鐘を壊すのをやめるシーンでほろっとしたし。
個人的に、ユウジくんを中心に見ているので、あまり普通な感想は言えないんですけども、涼平くんって下手だよねー。(あちゃー)下手すれば最初の三人よりも下手。侍女のシーン見ていてつらい。。。(涙)どうしたいかが見えないっていうか、役作りはしっかりしてもらいたいと思います。
それから今日一番言いたいのは、丹波さんのプロンプ。声大きすぎ。全部聞こえているんですけどーーーー。この芝居、最前で見るのはいけないのかも。粗が目立ち過ぎて強烈です。松雪さんのクマも強烈でした。
映像の役者さんは映像でがんばってください。という結論が出たところで。(ひえ~)
一回目の感想

公演:PARCOプロデュース「夜叉ヶ池」
場所:パルコ劇場
日程:10月14日~31日
原作:泉鏡花 脚本:長塚圭史 演出:三池崇史
出演:武田真治・田畑智子・松田龍平・松雪泰子・遠藤憲一・きたろう・綱島郷太郎・涼平・鈴木ユウジ・萩原聖人・丹波哲郎 他
チケット:8500円(X列センター)

アカドクロ大好きのこの身といたしましては、結構微妙な感じの感想がいっぱいあがっていた「アオドクロ」は見るまえからちょっと躊躇してしまっていたのでした。
開場時間がちょっと押して(地震のために機器点検)、15分過ぎにようやく客席が開く。鬼込みのトイレ(苦笑)。そして開演直前にまたしても地震。そして機器点検があり、結局15分くらい開演が押したと思う。

いきなり映像から始まって、ちょっとワクワク。アカではこの場面ってかなりはしょられてて、ちょっと分かりにくくなっていたからね。
全体的に言えば思いのほか結構良かった。染かっこいいし、高田聖子素敵だし、杏ちゃんもかわいいし(ビジュアルじゃなくて沙霧として舞台上で)、三宅くん人気者になってるし、予想外にラサールさん良かったし、村木さん大活躍だし(あの役大好きなんだよなーわたし)。うん。
天魔王の染の敦盛も、影武者ってことを知らしめる上で効果的だったし。

派手に分かりやすい髑髏になっていたと思う。日生劇場というハコに似合うような、エンターティメントになっていたんじゃないかな?愛憎劇というよりは、なんか淡々とした感じはしたけど、その辺も日生サイズっていうか。(苦笑)
今回のアオで個人的に一番つまらなかったのは、「捨」を助けに行くという動機づけが「沙霧に頼まれた」としか思えないこと。
前の時にはそれぞれの因果+「捨」のために、っていう感じがしてさ、それぞれが自分の人生に新しい一歩を踏み出すために髑髏城に行くってところがあの7人のシルエットで見えて、それだけで号泣だったんだけど、今回は偉い適当に命をかけにいくんだなーって、そう思っちゃったのよね。だから全然泣けなかった。蘭とかもさあもう。。。どうなのよ?って感じで、忠馬もほんとに極楽のこと愛してんのか、って、この二人が弱いなーって思っちゃったのよね。。(いかんいかん)
人がいっぱいでてきて、なんか分かりにくくなってるっていうか、ごちゃごちゃしたまま終わった感じがした。ショーマの川原さんとか、客演なのにその扱い?とか、高杉さんもねえ。。もったいない。豪華な客演をいっぱい呼べばいいってもんじゃないってことが明らかになりましたな。

。。なんかここまで書いて来て、こき下ろしているような気がしてきた。でもおもしろかったんだよ。地震に気づかないくらいに。

公演:劇団☆新感線「髑髏城の七人 アオドクロ」
場所:日生劇場
日程:10月6日~10月28日
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:市川染五郎・鈴木杏・池内博之・高田聖子・三宅弘城・粟根まこと・高杉亘・川原和久・ラサール石井・佐藤アツヒロ ほか
座席:S席H列35番あたり 12,000円

暴れん坊将軍の舞台化&ミュージカル化。話は、まあ、暴れん坊将軍のまんまっていうか、そんな感じ。
街に行った上様が瓦版屋の娘に出逢い、街の火事で一儲けしようとする悪者の悪事を暴くという。お約束のように娘とのロマンス有り。話は夢落ち。挙げ句の果てに花見の席でやってくる松平家のお姫さまがその町娘に生き写しという、いかにもありがちなご都合主義満載の脚本です。

でも、楽しめるんだな~、これが。別に真剣に話の筋を見に行ってるわけじゃないからね。ミュージカルだし。何はともあれ、みんなで楽しそうに歌ったり踊ったり、それだけで妙に元気が出る。
三原じゅんこさんとか近藤さんや浜畑さんとか最高です。もうちょっと浜畑さんの歌を満喫したいような気もしたけどね。
そしてなんといっても、真島さんです。らぶ、ぶらぼー!!悪役三人の歌とダンスもすごいです。
時代劇とミュージカルってすごい取り合わせだけど、みんな芸達者で、違和感も吹き飛ばします。
そして「唄って踊って八百八町」での健さまも素敵(はあと)。このためだけのカツラや、謎の白い羽付きの衣装や、もちろんドライアイスもたいちゃいます!もうこれでもか、のショー状態。ちょっと趣味がいいとは思えない電飾も強烈でした。
そしてメインの「マツケンサンバ」のテンションの高さといったら。。。
満員御礼の立ち見まで出たこの公演の会場ごと大盛り上がり。もちろんわたしたちもサンバ棒を思いっきり振らせて頂きました。きゃ~~~!すてき~~~!!と発狂。(バカ)テンションあがりっぱなしの約3時間ちょっと。あー、満足♪

公演:暴れん坊将軍スペシャル/唄って踊って八百八町~フィナーレ・マツケンサンバ
場所:新宿コマ劇場
日程:10月2日~29日
出演:松平健・浜畑賢吉・近藤洋介・三原じゅん子・大鳥れい・太川陽介 他
座席:SS席を列60番あたり12,000円

悩んだあげく、阿佐スパのカテゴリに。(ちょっと違うような気が)
さてユウジくんが出るというので夜叉ヶ池を観劇。事情により初日は見られなかったのでこれが一回目です。

まずは全体的な感想ね。
うすーい仕上がり(特に最初の方)となっておりました。
長塚と三池だったら、もっとどす黒い感じで、どろどろとやっていただけるのではないかと期待していたんですがほんとに薄かった。
舞台装置とかはシンプルでこれはかなり好きな部類。やっぱり堀尾さんなだけあるな。影しか映らない鐘も素敵。八百屋舞台のため、前に座っていると、出演者の背の高さにすごい圧迫感。涼平くんとか遠藤さんとかユウジくんとか。(苦笑)

だけども、武田真治と田畑智子と松田龍平のあの、薄さはどうにかならんものかねえ?
田畑智子のあれは嫌いじゃないんだが、あとの二人が薄すぎて、白雪が「殺さない」という決断をする、あのシーンが白々しくなっちゃってるんだよね。
つうか、「あの美しい人」っていうのが、すでに白々しいし(爆)。
武田くんってこんなに薄い芝居しか出来ない人だったっけ?昔はもうちょっとエキセントリックっていうか、感情が前に出てくる芝居していたと思うんだけど。この辺りがかなり期待外れ。
松田龍平もなあ。雰囲気はあっていいと思うんだけど、言葉が届いてこないし、いなくてもいいんじゃないの?ってキャラになってるし。

最初が薄い分、村人が出てきてからがすごい濃い。っていうか濃すぎ。
松雪さんは良かったんじゃないかな?一生懸命自分なりの白雪を作り上げてきたって感じがしたし、何よりキレイだし。やりすぎて繊細な感情がこちらに伝わって来ない、というところはあったけど、これからその辺も加味していただければいいなあ。楽までには変化しそうな予感。
夜叉ヶ池のメンバーで2時間やってほしいほどに、こっちはおもしろかったです。
遠藤さんもきたろうさんも楽しかったし、ハギーががんばって橋渡ししようとしている感じも見て取れたし(一番大変だったの彼じゃなかろうかといらぬ推測)、郷太郎さんやユウジくんは好き放題やってるし、妖怪見ているとなんか和む。楽しかったです。

全体的にすごく断片的な感じがして、もうちょっとどうにか演出できなかったのかな?というのが素直な感想。暗転も少ないくせになんかすごいちぐはぐな印象を受けた。
まあまた行くので、そのときにどうにかなってるといいなあ。
松田龍平には望めないと思うんで、武田くんに頑張っていただきたいよ。うん。

公演:PARCOプロデュース「夜叉ヶ池」
場所:パルコ劇場
日程:10月14日~31日
原作:泉鏡花 脚本:長塚圭史 演出:三池崇史
出演:武田真治・田畑智子・松田龍平・松雪泰子・遠藤憲一・きたろう・綱島郷太郎・涼平・鈴木ユウジ・萩原聖人・丹波哲郎 他
チケット:8500円(Y列センター)

二日連続で見ると、「野田に浸った」という感じがひしひしと。
今日は昨日よりもちょっと慣れた感じ。楽しみながらやっている感じが伝わってきました。

まずは外枠から。
最初に、舞台美術はロンドン版の方が好きでした。あの、ガラス瓶のシャンデリアがさ、ここが小さな島であるということを実感させてくれた。
ともすれば、すべてガラス瓶の中でのできごとのようなそんな感じさえさせてくれていました。
日本版はシンプル。そのかわりに衣装がかわいい。はぎれっていうか、縫い合わせてあるんだけど、穴があいていたりしてほんとにかわいい衣装。
それから、こっちの方が「漁師の村」ということを全面に出した舞台美術&演出だったという感じがする。
ブイとか網とかをうまく使ってました。ブイの上に板をおいて船にしたところ、野田さんっぽくて好き。

さてと作品の感想とかなんとか。(長いなー)
ロンドン、タイとやってきて、自分が一回りしたような感じがした。
それこそ、赤鬼の乗っていた船が他の岸、他の岸に渡り歩いたように、自分もそんな体験をしたような感じ。
きっと、野田さんが今回三作品を並べてやろうとしていたのは、その辺も狙いに含まれているのではないかと、そんな気がします。
ある時には赤鬼ビューで、そして「あの女」ビューや「とんび」ビューで。いろんな見方ができて楽しかった。

公演:赤鬼-日本バージョン-
日程:10月2日~10月20日
場所:Bunkamuraシアターコクーン
作・演出:野田秀樹
出演:小西真奈美・大倉孝ニ・野田秀樹 他
チケット料金:7500円(Q列下手側)

「男子はだまってなさいよ」シリーズの第4弾。一回見に行ってみたくて、良々が出るというので見に行くことに。
コントライブなのね、結局。
周りが笑うたびに、静かになっていくわたしたち。求めているものが違いすぎたのか?
別にわたしはお笑いは嫌いじゃないし、シュールなものも大好きだが、今回はどこで笑っていいのか、それすら分からず途方にくれてしまった。
序盤はまだ楽しめていたんだけど、だんだん退屈になって、良々のコスプレだけ見ていたような感じ。
ブリーフ一丁でそんなにおかしいか?わたしには単なる逃げとしか思えなかったな。
大堀さんの水を得た魚状態をちゃんと見たのは初めてかも。ここだけは良かったです。

公演:男子はだまってなさいよ「バカワールドカップ」
日程:9月30日~10月3日
場所:ラフォーレ原宿ミュージアム
作・演出:細川徹
出演:大堀こういち・バナナマン・荒川良々・五月女ケイ子・佐伯新・井苅智幸・細川徹・池津祥子・近藤公園
チケット代:3500円(全席自由)

「食え、そして生きろ」
やっぱり、このセリフは劇的。

初日だけあって、全体的に丁寧に、場当たり的な面も確認しながらの進行だったような感じ。
赤鬼役のヨハネスさん(劇中ハネス)と野田さんがめちゃめちゃいいんだよなー。
もう水を得た魚状態の野田さんが見られて、役者野田ファンのわたしとしては非常に満足。

とはいえ、他の二人もがんばってます。真奈美ちゃん、野田に合ってる。「あの女」の悲しさが伝わってきました。
大倉くんは野田さんに立ち向かっていかない方がいいんじゃないかと思う。
だって立ち向かっても負けるの目に見えてるもん。
ちゃんとした感想は次の日に。。

公演:赤鬼-日本バージョン-
日程:10月2日~10月20日
場所:Bunkamuraシアターコクーン
作・演出:野田秀樹
出演:小西真奈美・大倉孝ニ・野田秀樹 他
チケット料金:7500円(Q列下手側)

正直、母親の話って苦手なのだ。自分は父親っ子だったもので、どうも母親との関係がうまくない。
とはいえ、もうこの年になってくると、だいぶその辺もうまく対処できるようにはなってきたのだが、それでもまだまだネックになっているところがある。そんなことに改めて気づかされた舞台だった。
そんなこんなで特に幼少時代の4人が「母親を殺そう」と企むあたり、とても他人事とは思えない。
でも、最後にはやっぱり不安で「ママ~」と叫んでしまうあたり、嫌っても嫌っても、それでも手を差し伸べてほしい、という子供にありがちな「甘え」を自分の中にも感じて、なんだかソワソワしてしまった。
誰の生き方がいいとか、悪いとかそういう判断じゃなくて、いろんな女の人4世代の女性(=母)が描かれている。へその緒がずっと繋がっている、そんな4人のお話。
正直、話があっちこっち行っちゃって、演出も振り回してくれるので、ずっぽりと関係性にはまることができない。
役者が達者なだけに、このあたりもうちょっとメビウスの輪のように、繋げていくことはできなかったのか、と思う。
ジャッキーとロージーの話に焦点が当てられすぎていて、この二人に感情移入できないと、なかなかつらいもんがあったりして。
木内さんが良かったな~。カーテンコールで涙をためた目で見つめられて、思わずこっちもボロボロ泣いてしまった。
何かが許されたような、そんな感じがしたから。

公演:SISカンパニー「ママがわたしに言ったこと」
日程:9月4日~10月3日
場所:青山円形劇場
作:シャーロット・キートリー
演出:鈴木勝秀
出演:大竹しのぶ・木内みどり・渡辺えり子・富田靖子
チケット料金:6500円

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