2002年2月の記事一覧

初演の時のショックをもう一回味わいたくて出かけました。
初演に比べて男性陣を一新(樋渡さん以外)しての再演。

女性陣は相変わらずです。
邦子のいやらしさに輪がかかっていたような印象。
ほんとに嫌な女だよね~。邦子ってば。(爆)
久世さんも相変わらずです。
あのダウンジャケットのガムテープが雅子という女を現しているんだよね。
最後、それを脱いで他のコートを着て出ていくっていうのが、新しい雅子の旅立ちのような。。ね。

さて今回、佐竹が千葉哲也さんだったのですが、二回目ということもあって、この佐竹という人間の性についての開放っていうのをすごく感じたな。
自分が過去に女をなぶり殺して、その快楽から女を抱けない身体になっていた佐竹なのだが、雅子に欲情し、そして雅子を抱く。
この開放の仕方がすごくあからさまでエロエロ(小市くんのはストイックだったもんな)、それがまた何とも言えず自分にはすごく好みだったんだよね。。

公演:自転車キンクリートSTORE「OUT」
原作:桐野夏生
脚本:飯島早苗
演出:鈴木裕美
場所:パルコ劇場
日程:2月13日〜2月24日
出演:久世星佳・竹内都子・歌川椎子・松本紀保・久世星佳・大石継太・樋渡真司

正直な感想を言わせていただくと、良かった、すごかった。でもなんだか満足できなかった。という感じ。(長文になります。。)

大竹しのぶの高村光太郎が一番良かったな。。
「いやなんです。あなたのゐつてしまふのが」を聞いたとき、鳥肌が立ったもの。
智恵子の狂ったところよりも、普通の智恵子の方が、そしてやっぱり光太郎が一番生き生きして見えたのは、なんでなんだろう??
大竹しのぶという人間が自立し子供を抱えながらも新しい世界に向かって歩いていく、そんな現実とオーバーラップしたからかもしれない。

公演:SISカンパニー「売り言葉」
作・演出:野田秀樹
場所:スパイラルホール
日程:2月2日〜2月20日
出演:大竹しのぶ
チケット:指定6,000円

スケジュールが急に空いて当日券に並んで拝見しました。(席は最前のセンター)
いやぁ~藤山直美だよぉぉ!
今回は渡辺えりこさんや寺島しのぶさんとかと並んで一歩引いた芝居なんだけども、最後に一挙に持っていく。
彦八(勘九郎)が、他に行くのをやめて、ここ(別府)に残るっていっているのに、
「あんたは行って。」
と悲しい思いを振り切るようにぼろぼろ泣きながら台詞を言う梅子に惚れました。(爆)
かっこいい~~!!
お芝居の方は非常にエンターティメント性にあふれるおもしろい芝居です。
広岡ゆりこ。。結構おいしいです。熱演です。
寺島しのぶ。。好きだわ~やっぱりこの人。
渡辺えりこ。。反則その1あの宝塚の衣装。。傑作です。
それにしても柄本さんのあの反則さ加減はどうなんでしょう?(爆)
笹野さんとかでんでんさん正視できずに笑ったまんまだし。
何と言っても芸者の格好。それも勘九郎・笹野・柄本、三人そろい踏み。強烈でした。。
あと有園さんもおかしかった。何気に有園席でございました。(爆)
必見ですわ。
休憩2回を含んで約4時間のお芝居。
前売りは完売ですが、当日券に早い時間に並べば結構取れそうよ。今日は8時に並んで10番目でした。
毎日80枚くらい(一等・二等)出ている模様。ストーブ・ベンチシート付きで待ち環境もなかなか快適です。

公演:喜劇・地獄めぐり
作:金子成人
演出:ラサール石井
場所:新橋演舞場
日程:2月1日〜2月26日
出演:中村勘九郎・柄本明・波乃久里子・渡辺えり子・藤山直美・笹野高史・寺島しのぶ・中村獅童・でんでん・有園芳記・海津義孝・広岡由里子 ほか
チケット:たぶん一等席12000円

大竹しのぶの智恵子は普通の女の子だった。
好きな人の言葉に応えようとだんだん狂っていく。
そのものがなしさが伝わってきた。
それにしても膨大な台詞の量。すごいなあ、役者って。。

公演:SISカンパニー「売り言葉」
作・演出:野田秀樹
場所:スパイラルホール
日程:2月2日〜2月20日
出演:大竹しのぶ
チケット:指定6,000円

特に変わっているという印象はうけないが、やっぱりいいなー、という感じ。
阿南さんの最後のところとか、号泣無しでは見られません。

公演:PARCOプロデュース「彦馬がゆく」
作・演出:三谷幸喜
場所:パルコ劇場
日程:1月8日〜2月3日
出演:小日向文世・松金よね子・伊原剛志・酒井美紀・筒井道隆・瀬戸カトリーヌ・松重豊・梶原善・大倉孝二・温水洋一・阿南健治・本間憲一
チケット:8,500円

キレイの劇中音楽担当でわたしにはなじみのある(爆)、ヨタロウさんの誕生日イベントレポです。
簡単なメモ程度なので、補足あったらお願い。

まずははじめの挨拶ってことでヨタロウさんと田口トモロヲさんが出てきまして簡単に挨拶。イベントの説明とか。。
で、メトローマンスホテルの紹介は

◆ヨタロウwith メトローマンスホテル
  HONJI(vln)Alan Patton(acc,clarinett)ホールス゛(g,三線)川口義之(sax,per)岩原智(tuba)斉藤トオル(Key)ヨタロウ (vo)

曲の中にはケガレのテーマ、マジシャン~カスミ誕生舞踏会(歌つき)、薔薇より赤い心臓の歌、などなど。
全部で10曲ほど。
エミ・エレオノーラというピアニストを呼んでセッションも行われました。

◆いとうせいこう
詞の朗読。
自分と寅さんの類似性についてラップ調に歌い上げてました。
(With メトローマンスホテル)

◆ケラ
劇団員を連れてくるつもりが揃わず(苦笑)カラオケで3~5曲。
相変わらずのノリになんだかほっとしたわ。全部カンペ見ていたけどね。
座っている客席に向かって「なんで立ってないの?」と聞くケラ。
でもコアなファン以外は誰も立たず。(爆)

◆宮藤官九郎+田口トモロヲ+ヨタロウ+いとうせいこう+ケラの対談(爆)
ほんとはくどかんが何か芸を仕込んでくるっていう話だったんだけど、あまりの多忙ぶりになにもできず。そんなこんなでトークとなった。
「木更津はどうよ?」とかいう質問に「寒いです」と答えるくどかんがツボ。
そしてこれから薬師丸ひろ子の演出をつけにいくというくどかんは去っていきました。
途中、とびだせボーイズの乱入もあり。
「ドラマにだせ~!」とか言ってまして、トモロヲさんに村杉くんが握手してもらってました。
そして「最近あいつらアドリブ言えるようになったんですよ(byくどかん)」に場内大うけ。

◆とびだせボーイズ(村杉蝉之介・皆川猿時・荒川良々)
そしていよいよ待ちに待ったとびだせボーイズ。二日酔いのため、オープニングの歌のみ。(ダンス付)
ヘロヘロ、もう忘れちゃっているらしくて、ダンスもめちゃくちゃ。

◆Paddy Field(Paul Gilson率いるアイリッシュ・トラッドバンド)
ルーナッサの劇中音楽みたいな曲を10曲くらい演奏。これがだいたい1時間くらい。

◆田口トモロヲ+面影観光
最後トモロヲさんのバンド、ばちかぶりとかやったらしいのだが、時間の関係で聞くことが出来ませんでした。
残念。

JAGABATAとして花*花のバックバンドを従えて、ばちかぶりやJAGATARAの曲を計3曲演奏しました。
トモロヲさんは故・江戸アケミさん(ex.JAGATARA)を意識した衣装で登場。
総立ち状態で、この日一番の盛り上がりだったそうな。。
(真千子さんありがとう)

こんなもんかな~。すご~くライブは楽しかった。スタンディングじゃないし。。(爆)
ゆったりした気分で最後まで見られましたわよ。欲を言えば終了時間が何時か先に言って欲しかった。最後まで見られなかったのが非常に残念。

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