超久々のトランス。鴻上さんの脚本の中ではとっても好きな作品で、以前何度も見たので、だいたいの台詞は入っていたつもり。
youth versionはすほうれいこと瀬川くんがネックで、elder versionのみの観劇となりました。
一言感想は、「やっぱりトランスいいなー」ってことにつきるかも。
参三に泣かされた、泣かされた。猪野さんって上手くはないんだけど、大事な台詞噛んじゃったりしてるけど、でも感情が溢れ出していて、もう参三にメロメロ。
汗だくで笑っているシーンでも、何故か涙が目から出ちゃってたりさ。
参三に泣けたっていうのは、やっぱり天皇をやったみのすけの冷たさがあるのかもね。
天皇と宦官としての立場がきっちり表現されていて分かりやすかったから、その分参三に感情移入できてもうハラハラしっぱなし。話の筋も台詞さえも覚えているっていうのに。
紀保ちゃんは、元々嫌いな役者じゃない。その表現の柔らかさに救われたな。
同級生として2人を見ているけど、でも、2人を恋愛対象としては見ていないから、雅人への三蔵の愛が際立って見えたし。
うまいこと三人がトライアングルを作っていて、とっても楽しめた2時間でした。この芝居なら通っても良かったかも、と楽日前日観劇で思ったりもして。
公演:トランス-elder version-
場所:紀伊國屋ホール
日程:11月8日~11月27日
作・演出:鴻上尚史
出演:みのすけ・松本紀保・猪野学
座席:B列センター 5,800円
上演時間:2時間