2005年12月の記事一覧

今年は50本ほど見させて頂きました。そんな自分のまとめです。

さてと二回目の観劇となりました。前回よりは数列前。
前の方がこの芝居の面白さは伝わってくるような気がしました。
心理戦だから表情が追えないとやっぱりつまんないし。おかげで昨日よりも楽しかったかな。

でもさあ、よくよく考えたら、ここに登場する12人って、別に「優しく」はないよね???
感情論で「かわいそうだろ」って言うのって温水さんだけだし。

公演:12人の優しい日本人
場所:パルコ劇場
日程:11月30日~12月30日
作・演出:三谷幸喜
出演:浅野和之・石田ゆりこ・伊藤正之・江口洋介・小日向文世・鈴木砂羽・筒井道隆・生瀬勝久・温水洋一・堀内敬子・堀部圭亮・山寺宏一
座席:G列左ブロック 指定9,000円
上演時間:2時間10分

NODAMAPにて1995年に行われた公演の再演。
もちろんドストエフスキーの「罪と罰」がモチーフになってる。
初演はちゃんと見た事が無い。原作は読んだ事はあると思うんだが、記憶に無い。という状態で出かけて行きました。

話はもちろんいい話なんだけど、なんだか生きている感じが薄かったな。
でもこれだけは先に言いたい。
最後の将軍に頭を下げさせるシーンの古田がめちゃめちゃかっこよかった。
座席は特設側の一列目だったので、古田の顔しか目に入ってなかったんだけども、(客席側だとあのシーン背中しか見えないもんね)ほんっとにかっこよかった。
それだけである意味満足だ。

公演:NODA MAP第11回公演「贋作・罪と罰」
場所:Bunkamuraシアターコクーン
日程:12月6日~2006年1月29日
作・演出:野田秀樹
出演:松たか子・古田新太・段田安則・宇梶剛士・美波・マギー・右近健一・小松和重・村岡希美・中村まこと・進藤健太郎・野田秀樹
座席:S席 X2列センターブロック 9,000円
上演時間:2時間

「日本にも陪審員制度があったら」という想定の元、「12人の怒れる男」をベースに三谷さんが1990年にサンシャインボーイズに書き下ろした作品の再演。
初演と映画、再演のキャストは以下の通り。
05舞台    90舞台    91映画
第 1号:浅野和之   小原雅人   塩見三省
第 2号:生瀬勝久   相島一之   相島一之
第 3号:伊藤正之   阿南健治   上田耕一
第 4号:筒井道隆   小林隆    二瓶鮫一
第 5号:石田ゆりこ  かんみなこ  中村まり子
第 6号:堀部圭亮   一橋壮太郎  大河内浩
第 7号:温水洋一   梶原善    梶原善
第 8号:鈴木砂羽   斉藤清子   山下容莉枝
第 9号:小日向文世  西村雅彦   村松克己
第10号:堀内敬子   宮地雅子   林美智子
第11号:江口洋介   野中功    豊川悦司
第12号:山寺宏一   伊藤俊人   加藤義博

映画は見た事があったので、話の筋はだいたい頭に入ってました。
今回一番思ったのは、なんかあっさりした感じだなー。と。
陪審員制度が日本にも導入されるというのが検討されている今だから、もっとリアルになったのかもしれないけど。

公演:12人の優しい日本人
場所:パルコ劇場
日程:11月30日~12月30日
作・演出:三谷幸喜
出演:浅野和之・石田ゆりこ・伊藤正之・江口洋介・小日向文世・鈴木砂羽・筒井道隆・生瀬勝久・温水洋一・堀内敬子・堀部圭亮・山寺宏一
座席:K列左ブロック 指定9,000円
上演時間:2時間10分

とあるロボット研究所で、「お笑いのできるヒューマノイド」カッパの研究が続けられていた。
彼は研究所の所長の好きだった「ラッパ」とお笑いのコンビを組むべく、弟子入りする。
ラッパもカッパの芸を見て彼を弟子入りさせようとする。
「もう一度一花咲かせてあげたい」というマネージャーや、お笑いのことを全く分かっていない研究者や、当のラッパ、カッパの思いが重なる。

あんまし詳しく書いちゃうとなんか減っちゃいそうなので、あらすじはこんな感じで。

簡単に感想を言うと、「六角さん&たかシコンビでお腹いっぱい」って感じ。
まあわたしは御存知の方なら御存知のように、この二人のファンなんで。この二人でその真剣なやり取りが目の前で展開された日には、もう拝むしか無い訳で。(ばか)

公演:劇団扉座第34回公演『アトムへの伝言』
場所:紀伊國屋ホール
日程:12月2日~12月11日
作・演出:横内謙介
出演: 六角精児・杉山良一・有馬自由・山中たかシ・鈴木利典・岩本達郎・中原三千代・伴美奈子・仲尾あづさ
座席:I列センターブロック 4,200円
上演時間:約2時間

「蒲田行進曲」については、周知の話であると思うんで、割愛させていただくとして。
やっぱり、メンバーがメンバーなせいで、小さい蒲田になっちゃったなーというのが第一印象。

公演:★☆北区つかこうへい劇団「蒲田行進曲」
日程:12月3日~12月6日
場所:北区滝野川会館
作:つかこうへい
構成・演出:山本哲也
出演:山本哲也・吉浦陽二・高野恵・川畑博稔・代田正彦・友部康志 ほか
座席:4列センター 3,000円
上演時間:1時間50分

宗教戦争の渦中、車を押して行商をし、生計を立てていた肝っ玉。
3人いた子供は一人、また一人と命を失って、最後には一人になってしまう。
破産しながらも生きて行くために彼女はまた車を押していく。。

簡単に言えばそんな感じ?
戦争を題材にしているからか、おどろおどろしい雰囲気で、最初から最後までストーリーは淡々と展開していく。
ストーリーテラーの梅沢昌代さんが、農民となって出て来たところあたりからは一挙に話に巻き込まれた感じ。
娘役の中村美貴さんが農家の人のために太鼓を叩くシーンには圧倒された。あのシーンの必死さが良かったです。
人間の悪意とか、そういったものが、顕著に出ていた芝居だと思う。

でもなー。個人的にあの音楽があんまり好きじゃないんだよなー。ペットが下手。。むにゃむにゃ。
大竹しのぶもなんかこう、「女」って面が前面に出ちゃって、家族が母親を思う気持ちとかが、いまいち不発だったような。
あの中で一番「生きている」感じがしたのは秋山さんだった。

公演:母・肝っ玉とその子供たち—三十年戦争年代記
場所:新国立劇場 中劇場
日程:11月28日~12月11日
作:ベルトルト・ブレヒト 翻訳:谷川道子
演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ・福井貴一・秋山菜津子・山崎一・中嶋しゅう・梅沢昌代・たかお鷹・沖恂一郎・中村美貴・粟野史浩・永山たかし・金子由之・保村大和・岡森諦 ほか
座席:S席13列センターブロック 6650円
上演時間:2時間40分(休憩20分)

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