2003年7月の記事一覧

なんとなく増やしてみたくなり、いきなり行って来ました。
11列上手からの観劇。これまで下手からの観劇が多かったので、何だか新鮮に見えるところがたくさん。
休演日明けから芝居をいじりだしたらしく、全体的にばたばたしてる。
っていうか急ぎすぎてないかと思うんだよね。
そんなに無理して詰めなくてもいいと思うんだけど…。
なんか大事な台詞がカットされちゃうのが何だか気の毒。

今日は、たかシがかっこよかったです。
「さわげ、さわげぇ」のところ大好き♪

公演:扉座「きらら浮世伝」
作・演出:横内謙介
場所:紀伊國屋サザンシアター
日程:7月25日〜8月12日
出演:山崎銀之丞・木村多江・六角精児・有馬自由・石坂史朗・山中たかシ・佐藤累央・伴美奈子・ 鈴木祐二・栄島智 ほか
チケット:指定4,800円

厚木よりも全体的にテンポアップ。台詞が一部削られていたりする。
新宿になって、照明や音響などはよりスムーズに、っていうかよくなってきた。
お陰ですごく感情が届くように感じられる。
そしてここになって、銀ちゃんが良くなってきた。
ほんとにいいんだよ。なんなのさ、ってほどに。(爆)
だいぶ自分の台詞になってきたのかな?

大門のシーン、厚木ではいまいち乗り切らない部分があったように感じたんだが、ほんとにかっこいいんだよ。
ほんとに新しい何かを見つけて飛び立っていったように感じたもん。
日に日に良くなっていって、楽日が楽しみだわ。
(7月25日~27日)

公演:扉座「きらら浮世伝」
作・演出:横内謙介
場所:紀伊國屋サザンシアター
日程:7月25日〜8月12日
出演:山崎銀之丞・木村多江・六角精児・有馬自由・石坂史朗・山中たかシ・佐藤累央・伴美奈子・ 鈴木祐二・栄島智 ほか
チケット:指定4,800円

一年ぶりのMOP本公演。
昭和47年のとある銀行、銀行強盗が入った後からまた一人の銀行強盗が入る。
最初の強盗ケイスケ&ウタコは逃げ遅れてしまい、銀行の従業員と立てこもることになってしまう。
警察から「要求は何だ」と言われ、ウタコは「佐藤栄作のノーベル平和賞受賞辞退」を要求し、警察との戦いが始まる。

何と言っても一年ぶりの本公演。MOPって誰を見てもクオリティが高くて安心してみていられる。
暗転の多さと時間の長さが気になるけど、そのほかでは非の打ち所が無い。
おもしろいし、緊張するし、泣ける。あっという間の2時間半。
やっぱり、ドリさんかっこいいよ…。
ウタコの銀行強盗に入った理由
「好きだったアイツが自分のために買ってきてくれた百合を、アイツの墓にいっぱい飾ってやりたい」
ウタコが好きだった人を思う一途な気持ちが伝わってきて、ほんとに泣けた。
ウタコは言いたいことを言って、銀行を出ていってしまい、警察に射殺されちゃうんだけど、何だかすごくずし~んと来た。

公演:劇団M.O.P.「オールディーズバットゴールディーズ」
作・演出:マキノノゾミ
場所:紀伊國屋ホール
日程:7月24日〜7月30日
出演:キムラ緑子・三上市朗・林英世・酒井高陽・木下政治・奥田達士・勝平ともこ・白木三保・岡村宏懇・友久航・塩湯真弓・永滝元太郎・竹山あけ美・塩釜明子・山内圭哉・岡森諦

歌麿・北斎・写楽らを世に生み出した、版元「蔦屋重三郎」のお話。
横内さんが26の時に書いたという脚本は、ほんとに良くできてると思う。
ここ数作の扉座の作品よりも、ファンタジーじゃなくて、人間を描いているように感じた。

全体的に、厚木公演は場当たり的な意味合いが多いのか、照明や転換、音響などでうまくいってない場面も多く、ぎくしゃくした印象はぬぐえない。
役者はというと、六角さんがやっぱり一人で全部持っていってしまった。
六角さんの切腹シーンは何度見ても息をのむ。
ほわ~んとしたところが持ち味の春町なので、あそこの真剣なところが余計に引き立って見えるんだよな。
銀ちゃんも悪くはないんだけど、ちょっと印象が薄い。
まだ自分の物になってないんじゃないかと思うんだよね。
最初の方は結構好みなんだが、版元として店を構えた後の、風格というか、職人というか、そういった感じが薄い。
プライドがあって、絶対にお篠のところには行かないと思っているその男っぽさっていうか、そういうのが見えなくて、
ただ女々しくお篠のところに行っちゃったような感じがするしね。
やっぱり成長する人の話っていうのは難しいのかな?
木村さんは、今まで女優さんに恵まれなかった銀ちゃんの相手役としては綺麗だし、泣いて欲しいところで泣いてくれるのでストレスはたまらない。
でももうちょっと女郎から抜けた時に何かあったら良かったな。
祐二くんは前半はおちゃらけ担当、後半にはシリアス担当。
この辺がうまくできる役者さんなんだよねぇ~。かっこいい~惚れた~。(またかよ)
扉座の役者さんについては、累央と杉浦くんが私的にはちょっとダメかな。
累央、歌麿がもんもんとしているところが、単なるヒステリーに見えて、あそこどうにかしてほしい。
杉浦くんは、一生懸命やっているところは買うが、何にせよ、うるさすぎる。最近の北区のようだ。
一人でうるさすぎるので、どうしても浮いてしまう。
騒ぐ以外に他の表現方法を身につけて欲しいものだ。

好きなシーンはたくさんあるし、だんだんスピーディーになってきてはいるので、新宿で大化けする可能性あり。
銀ちゃん次第だと思うんだがのう…。
(7月18~20日分)

公演:扉座「きらら浮世伝」
作・演出:横内謙介
場所:厚木市文化会館
日程:7月18日〜7月20日
出演:山崎銀之丞・木村多江・六角精児・有馬自由・石坂史朗・山中たかシ・佐藤累央・伴美奈子・ 鈴木祐二・栄島智 ほか
チケット:指定4,800円

男ばかりのハムレット。
どんな感じになるのかと結構楽しみにしていたんだよね。
セットは豪華。衣装も豪華。脚本は新訳というが、特に何か特別なことをやったわけでも無い。全体的にはかなり好きな演出だった。
装置の使い方とかが、ハムレットの心情とか、ノルウェーの国の状況とかクローディアスの心情とかを表現していて非常におもしろい。
でも一幕が全体的に間延びしすぎ。2時間も一幕があるなんて、途中で疲れて来ちゃったよ。
セットが縦に長いせいか、上の方で芝居やられると首が痛くてかなわんし…(3列目で観劇)。
二幕はその反動もあってか、ストーリーが転がり始めるからか、あっという間。
芝のぶちゃんのオフィーリア、狂ってからは圧巻だし、レアティーズの増沢さんもホレイシオの横田さんも良かった。潤ちゃんも綺麗だったしさ。
ホレイシオって絶対にハムレットに惚れてるよね。(爆)
。。この芝居の圧倒的にダメなところ。萬斎のハムレット。(爆)
確かに気品はあるが、なんかそらぞらしいっていうか。狂言の台詞回しも気になるし、気にいらなかった。
主役さえ違えばもう数回見に行ってもいいんだが。

公演:ホリプロ「ハムレット」
作:W.シェイクスピア
演出:ジョナサン・ケント
場所:世田谷パブリックシアター
日程:6月17日〜7月26日
出演:野村萬斎・篠井英介・壌晴彦・津嘉山正種・吉田鋼太郎・中村芝のぶ・増沢望・横田栄司・植本潤 ほか
チケット:S席A列センターブロック9,000円

沖縄のとあるホテルのバーで繰り広げられる、昔関係のあった、脚本家とシナリオライターのお話。
シナリオライターの新子は脚本家にあるドラマの脚本を書かせるため、自分に依頼があったことにして、
話を作るのを手伝ってくれ、とお願いする。
大人二人の不器用な恋と、それをいつも見ているバーテンダーのお話。
三人の緊張した空間と、そこから作り出されるストーリー。
見ているこっちもわくわくしながら、話の中に巻き込まれる感じ。こういう話って好きなんだよなぁ~。
永作はいつも変わらない。そっけないんだかヒステリーだか良くわからんようなテンション。
他の男優陣二人は良い。特に國村さん。淡々とでも応援するかのようにカクテルを作る姿が素敵でした。

公演:PARCOプロデュース「ふたたびの恋」
作:野沢尚
演出:宮田慶子
場所:パルコ劇場
日程:7月1日〜7月27日
出演:役所広司・永作博美・國村隼
チケット:指定8,000円

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