ある大物政治家が招待されたバスツアー、それは思い出ミステリーツアーというものであった。
マスコミに包囲されたバスからその政治家は脱出すると、同乗者から
「君は幼なじみの正太くんじゃないの?」
と聞かれ、戦争時代の思い出が語られる。。
その時代、正太たちは戦争の中、必死に生きようとしていた。
あるものは神風特攻隊として命を落とし、あるものは長崎の原爆で死んでいった。
そんな中正太は盗みを繰り返し生きていた。
そして、その街を出た日、乗ったバスでは事故が起こり。。。
−そんな感じだったのよね。ストーリーは。
まず、銀ちゃんについて。(爆)
休憩を入れて3時間の中で出番は二幕の5分だけ。かなしい。。。
それも本編とはあまり関係のない、正太を追いかけにくる刑事さん。
でも、なかなかいいこというんだよね。。
それに銀ちゃんのあの迫力と目の輝きがファンにはたまらない。
久しぶりに口から出される、博多弁もうれしかった。。
そしてやっぱり泣いちゃう銀ちゃんが好きだわ。(それも涙より先に鼻水なのよね。。)
お芝居の方は、使い古された題材すぎて、いまいちでしたなあ。。
神風ってさぁ、もう何回目よ。。見たの。
子供の視点から作っているから、陳腐でも許せるかもしれないけど、何しろ作り方が甘い。
話が突っ込まれてないし、すご~く表面的な感じ。
それもこれも、登場人物が多いからではないかと思った。
全般に渡って「学芸会」の印象強し。そして説教臭い。退屈でした。
伴さんはすご~く見ていて楽しかったんだけど、健ちゃんの、台詞を言いながら手が動いちゃうところとか、芝居をする以前の問題だわ、と正直思った人も大勢いたし。
まあ、一日限りの福岡限定のイベントだからこれでいいんじゃないのかな?
舞台として、やっている感じは、正直感じられなかった。
でも銀ファンとしては一応満足です。だって銀ちゃんかっこよかったもん。(爆)
公演:博多演劇プロジェクトPAL「あの、煌めきの日々よ」
作・演出:石川螢
場所:博多座
日程:12月23日
出演:永淵幸利・徳永玲子・福田健次・伴佳代子・小貫かおる・清水一章・岩下剛司・田中正範・山崎銀之丞 ほか
チケット:S席5,000円