2005年10月の記事一覧

劇場に入って舞台セットにまずうっとり。
洞窟というか、洞穴のセットで、真ん中に水たまり。そして時折落ちて来る水のしずく。うっとりしながら開演を待つ事ができた。

さて本編の方は結構他では叩かれていたんだけど、そんなに悪くなかったと思うんだよなー。
前回新国立でやった「胎内」の方はあいにく見に行っていないので比較しようがないけども。
「ゴド待ち」風?
終戦後の日本。「胎内」とも思える洞穴に閉じ込められてしまった3人。
それぞれが自分の今までを見つめ、これからを見つめ、そして外に出たいと欲しながらもでもやっぱり出口は塞がれたまま。
前向きに歩こうとしていたり、でも歩けなかったり、そんな葛藤を描いた2時間だった。

公演:青山円形劇場 + ゴーチ・ブラザーズ共同プロデュース公演「胎内」
場所:青山円形劇場
日程:10月20日~10月30日
作:三好十郎
演出:鈴木勝秀
出演:奥菜恵・長塚圭史・伊達暁
座席:Aブロック3列目5,500円
時間:2時間5分

東京千秋楽。お祭り騒ぎ感はちょっとグレードアップ。
「きじるしの王次」親衛隊もなんだかすごいことになってたし。まあ面白いっちゃあ面白いんだが。
会場全体がお祭りだと認識している中いまいち乗り切れないまま終わってしまった。
座席のせいかな?
中二階のバルコニー席って実は初めて座ったんだけどなんだか落ち着かない。
隣の人が大袈裟にリアクションする人だったものでもう気になるったらないよ。。
おかげでちょっと集中できずに4時間。(えー?)

高橋くんとかすごく良かったなー。
出て来る時間はあまり長くないんだけど、やっぱりそこだけちょっと良い意味で雰囲気違うっていうか。
ちゃんと「シェイクスピアと日本の融合」っていうかそういうのを感じた。
あと前回余裕が無いなあ、と思っていた篠原さんも声は枯れてたけど、まあ良かったんじゃないかと。
何はともあれ、お祭りに参加できてよかったです。
白石さんと毬谷さんのコンビで何かやってほしいなー。

公演:コクーンオンレパートリー「天保十二年のシェイクスピア」
場所:シアターコクーン
日程:9月9日~10月22日
作:井上ひさし
演出:蜷川幸雄
出演:唐沢寿明・藤原竜也・篠原涼子・夏木マリ・高橋惠子・勝村政信・木場勝己・吉田鋼太郎・壤晴彦・高橋洋・毬谷友子・沢竜二・西岡徳馬・白石加代子 他
座席:A席中2階ML列10,000円
上演時間:約4時間(休憩20分)

およそ7年ぶりのウィーンフィルを聞きにサントリーホールまで行ってきました。目的は「死と変容」。
この曲、ものすごく好きなのに、今まで生で聞いた事が無かったんで、すごく楽しみにして、(金銭的に)がんばってA席のチケットを取りました。

わたしが一番最近聴いたウィーンフィルっていうと1998年ルツェルンでのマゼール指揮のものだったんだけど、それから比べると、キラキラした光沢のある音っていうのが少なくなったっていうか。オケの目指している音が普通になってきた感じがした。ふと現実世界からどこかに飛ばされてしまう、そういう「天上的な響き」が少なくなってた。
ウィーンフィルからこの響きが無くなったら、ただのうまいプロオケになってしまうと思うんだがどうでしょうか?

でも生で聴いた「死と変容」はほんとに良かったなー。ウィーンで聴きたいなー、また。
久々に大学時代の先輩と終演後ちょっとお食事。この一時もとっても楽しかった。

ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2005 
指揮:リッカルド・ムーティ
オケ:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
シューベルト:交響曲第4番 ハ短調 D417「悲劇的」
ヒンデミット:組曲『至高の幻想』
R.シュトラウス:交響詩『死と変容』 op.24
アンコール:ヴェルディ「運命の力」
座席:A席1階18列あたり
>>オフィシャルサイト

さてと二回目。今回は2列目センターという、何を見に来たの?わたしってば?的な席。
前は表情とか掴めなかったところも随所にあったので、今回は表情を中心に追っかけてみました。
あとは、JAEさんチェックの使命を果たしに。(苦笑)

公演:劇団☆新感線「吉原御免状」
場所:青山劇場
日程:9月8日~10月5日
原作:隆慶一郎 脚色:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:堤真一・松雪泰子・古田新太・京野ことみ・梶原善・藤村俊二・橋本じゅん・高田聖子・粟根まこと・逆木圭一郎・右近健一・河野まさと・村木よし子・インディ高橋・山本カナコ・礒野慎吾・吉田メタル・中谷さとみ・保坂エマ・川原正嗣・前田悟・村木仁 ほか
チケット:座席1階XC列センターブロック ¥10,500
上演時間:約3時間(休憩含む)

豪華なキャストでのシェイクスピアを題材にしたパロディ芝居、というか学芸会、というのが一番の感想かしら?
悪い意味じゃなくて、すごく良い意味で。
バカバカしくて、猥雑で、シェイクスピアに歯向かっていて。
いのうえ版を見た時よりも、シェイクスピア感も、井上ひさし感も、もっと感じられた。

相変わらず唐沢くんの芝居は眠くなっちゃうので、後半はだらけちゃった気もしたけど(まあ相手が篠原だしねえ)、脇を固めている人たちがすごくて真ん中は相変わらず見ていなかったり。
毬谷さんのお冬(オフィーリア)が見られただけでも、自分としては収穫だった。圧倒的すぎてぽかーんとしてしまった。
あとは木場さんかな?
今回、台詞がかなり減らされたという話だったけど、立っているだけでも雰囲気あって、最後の三世次に向かって行くところなんて圧巻だった。
藤原くんの歌うシーンで、サダヲの曲が流れちゃったのは内緒。(爆)

千秋楽にも見に行く予定です。がんばってきます。

公演:コクーンオンレパートリー「天保十二年のシェイクスピア」
場所:シアターコクーン
日程:9月9日~10月22日
作:井上ひさし
演出:蜷川幸雄
出演:唐沢寿明・藤原竜也・篠原涼子・夏木マリ・高橋惠子・勝村政信・木場勝己・吉田鋼太郎・壤晴彦・高橋洋・毬谷友子・沢竜二・西岡徳馬・白石加代子 他
座席:S席1階B列左ブロック13,000円
上演時間:約4時間(休憩20分)

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