2002年1月の記事一覧

大人計画からアイドルグループ「とびだせボーイズ」の誕生である。
三人による歌・ダンス・コント・映像。
「とびだせボーイズのベトナム冒険記(松尾スズキ)」
「マスク・ド・スカンク~あなたにヒップアタック(宮藤官九郎)」
「ゆりこちゃんと一緒(岩松了)」
「スタンド・バイ・ミー(とびだせボーイズ)」
映像は藤田秀幸さんが脚本・監督。

三人のお遊びの延長とも言える、作品でございました。
コントの中で一番気に入ったのは岩松さんのやつ、そして何より映像が秀逸。
一人の閉鎖的な男の子がカメラマンに出会って心を開いていく。という話なんだけど。
周りでもいろんなことが起こって、前のモデルだった人がジェラっちゃったりとか、
その職場での人間関係とかね。。。(サダヲラブ♪)
なんだかじわ~っとした。

たいしたこと無いコントライブなんだけど(作り込みが甘い)、それでもふふっと笑えてしまうのはこの人たちの持っているキャラなんだろうなあ。。
行って良かった。幸せになった。そして三人の謙虚さが何よりも楽しくさせてくれた。
わたしが大人計画を好きな理由は「謙虚さ」そして「小さいことも大事なこと」っていうことなんだよね。
これが表現されていた時点でこの公演は○なのでした。
早く本公演が見たい~~~~!!

とびだせボーイズ「紀伊國屋プロレス」
作:松尾スズキ・宮藤官九郎・岩松了
演出:とびだせボーイズ
場所:紀伊國屋ホール
日程:1月19日〜1月31日
出演:とぴだせボーイズ(皆川猿時・村杉蝉之介・荒川良々)
チケット:指定3,500円

伊藤四朗・三宅裕司・小倉久寛。この三人のコントライブ。
出だしは真剣に芝居をやられてしまい、笑うポイントを逃したわ。
四朗なんておしんの父ちゃん役入ってるしさ。
でもその後の楽屋のシーンで笑っていいものだと判明して、ちょっとやられた感じ。(爆)

千秋楽だけあって四朗のアドリブ炸裂。
タフマンのCMからいろんな歌まで盛りだくさん。
中でも看護婦長のネタがわたしは大好きだわ。
笑いすぎておなかがいたい。
ああいうエンターティメント性の高いものって、間とか関係性とか大変そうなんだけど、それがうまく表現できている様な気がした。
4月に劇場中継にて放送予定だそうです。良かったらどうぞ。

公演:いい加減にしてみました2
作・構成:妹尾匡夫
場所:紀伊國屋サザンシアター
日程:1月10日〜1月27日
出演:伊藤四朗・三宅裕司・小倉久寛 ほか

松尾貴史・後藤ひろひと・三上市朗・腹筋善之助・粟根まこと・板尾創路・山内圭哉・松永玲子という小劇場好きには溜まらないキャストで大阪のみでうたれた公演を見に行った。
一緒に行ってくれたkyokoちゃんありがとう♪

さて、寄席ということで、寄席なのである(爆)。
漫才・落語・紙切り・二人羽織など、多彩な芸を披露する人たちに唖然。
そして感動すら覚えたわ。(おおげさ)
大喜利が一番おもしろかったかな~。
何がおもしろいって、地元の(だれだっけ?)お笑い芸人さんの芸を真剣に見る大王がおもしろい。(爆)

みんな素の状態で勝負していて楽しかった。
わたしは腹筋さんの素だと使いものにならないところが好きだわ~。(爆)
途中、若干意識が飛んでしまいそうなこともあったけど、楽しめた2時間半だった。
4月のある夜に(爆)ABCにてテレビ放送するそうです。

公演:王立劇場「王立寄席」
作・演出:後藤ひろひと
場所:大阪なんば ワッハ上方演芸ホール
日程:1月25日〜1月27日
出演:松尾貴史・後藤ひろひと・三上市朗・腹筋善之助・粟根まこと・板尾創路・山内圭哉・松永玲子
指定:4,000円

最初にして最後のカクスコ。
すご~くほんわかした何かいいお話。
何がどう変化するのではなくて、でもそれでも日々を生きている。
当たり前なそんなことが、とても輝いて見える。よいお芝居だった。
解散もったいないな~。
でも一人が田舎に帰るから解散っていうのが、この団体には合っているような気もするわ。

公演:カクスコ「今日までどうもありがとう」
作:藤本有紀/中村育二
演出:中村育二
場所:THEATER/TOPS
日程:1月4日〜1月20日
出演:岸博之・中村育二・井之上隆志・山崎直樹・近藤京三・原田修一
チケット:4,500円

超満員。消防法は大丈夫なのか?ま、いいけど。(爆)

マリア像ってあったっけ??
前に見たときには無かったような記憶なんだけど。。
さて、約一ヶ月たちまして、特に何の変化もないような。(爆)
うっちーはさすがに少し痩せたか??

秋山ファンのわたしとしては、秋山さんが姿だけじゃなくていろいろ変化を持たせているのに対し、うっちーがいまひとつだと思ったんだな~。
特に政治家はダメ。悪いけど、聞いていられなかった。

前よりも登場人物の心情が伝わってきた。
同じ人でも、人によって自分の態度が変わったり、上下関係みたいなものも変わったり、そういうところが非常に楽しかったです。はい。

公演:t.p.t.「ブルールーム」
作:デヴィッド・ヘアー
演出:デヴィッド・ルヴォー
場所:ベニサン・ピット
日程:12月5日〜1月15日
出演:秋山菜津子・内野聖陽
チケット:8,000円

幕末の写真家、神田彦馬の家族と、そこに写真を取りに来た幕末のスターの話。

これはなかなかいい出来じゃないかな?
何と言っても神田家の連中がすごく良い。
誰を取っても、この人以外じゃ…、って思わせてくれる。
幕末のスターの中では、阿南さんと梶原さんがめちゃくちゃステキ。
阿南さん演じる近藤勇が、最後に写真を撮る時の表情がもうたまらん。

それから、逃げる前の小豆。
あんなに龍馬に冷たく捨てられたのに、でも彼から送られたブーツ(それもサイズが合わない)を大事に持って逃げる。
気持ちを察するだけで泣けてきたわ。。

いつものコメディとはちょっと異色のいい感じにできあがってます。すきです。わたし。

公演:PARCOプロデュース「彦馬がゆく」
作・演出:三谷幸喜
場所:パルコ劇場
日程:1月8日〜2月3日
出演:小日向文世・松金よね子・伊原剛志・酒井美紀・筒井道隆・瀬戸カトリーヌ・松重豊・梶原善・大倉孝二・温水洋一・阿南健治・本間憲一
チケット:8,500円

話については今更書くこともないか。。とも思うが一応。。
浪人暮らしをする伊右衛門は、伊藤家の娘、お梅との縁組みが持ち上がり、金銭目的に結婚しようと策を巡らす。
伊藤家から「血の道の薬」と渡されたものを、お岩が飲むとたちまち顔が変わり、縁組みのために毒を盛られたことを知り、事故ながらもお岩は死んでしまう。
そして伊右衛門への恨みは、亡霊として残り様々な事件を引き起こす。
お岩の執念は妹お袖と許嫁の与茂七、横恋慕の直助などいろんな人を巻き込んでいく。

蜷川さんのお芝居って、何が素敵って舞台装置なのよねぇ。。
今回も周り舞台の下をいかにも江戸時代の下層階級の方が引いていたり、わざと、仕掛けのネタをばらすようなものとかがあって、見ていて楽しめました。
お岩さんのその幽霊の仕掛けもいっぱいあって、さながらお化け屋敷。(^^)
見て非常に楽しいものでした。

肝心なお話は出色の出来の高嶋弟と竹中直人の対決。
あとはお岩さんの藤真理子はやっぱり予想通り素敵でした。。
嫉妬とか未練とか言ったものをすごく感じることができた。
これだったら化けて出るよな~とか、お袖絡み以外の話では結構楽しませていただきました。

ただ、この三人以外の広末、村上、持田あたりは論外。田口さんもいまいちだったなあ。。
舞台下が開いているので、台詞が下に落ちてしまうらしく、全然台詞が聞こえてきません。
江戸台詞で聞き取りづらいので、喋る人によっては話が全然入ってこない。

それから4時間10分ほどの上演時間はいくらなんでも長いんじゃないのか?一幕2時間半って。。。(苦笑)
後半はジェットコースターのように楽しめるから苦じゃないんだけどね。

公演:四谷怪談
作:鶴屋南北
演出:蜷川幸雄
場所:シアターコクーン
日程:12月8日〜1月10日
出演:竹中直人・藤真利子・広末涼子・高嶋政伸・村上淳・田口浩正・持田真樹・三谷昇・松下砂稚子・神保共子 ほか
チケット:S席9,000円

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