2004年5月の記事一覧

うーん、これぞ明治座芝居って感じ。
ムダな長過ぎる暗転、そしておばちゃんたちの観劇態度に打ちのめされた。（爆）
しょせん、上川ファンじゃ無い人がこの芝居を見に行くこと自体が間違っているかの印象。
これじゃあ「おはつ」の方がよほどましじゃないのか？？（苦笑）
思ったよりも立ち回りが少なく、風間さんの見せ場も少ないからつまんない。
京さんの「新撰組なのに新撰組に斬られた」ってところとか、羽場さんの切腹シーンとか、いいところはあったのに、脚本が全般的にぬるすぎる。
京さん哲さんが死んでしまったら、もう何も見る所がなくなっちゃった。（涙）
まあ所詮はあの原作を舞台化する力量が無いってことなんだろうなあ。。
二列目センターで６０００円と値踏みしました。（苦笑）

かなり気乗りしないで行った公演。
青山劇場なのになんだか妙に帝劇とか新橋演舞場チックな演出＆芝居にがっくりする。
その他の人の存在意義が分からないまま一幕終了。
成宮くんや田中美里の薄さにも辟易。

そして二幕目。
唐沢くんを中心にというより、赤牛が中心に話が進みだすと結構面白くなってきて、そして、大立ち回り。
きたきたきたー！って感じの圧巻の立ち回り。ものすご～い！ＪＡＥさん大活躍～！きゃー！！
叫びそうになるのをかろうじて抑えて目は舞台に釘付け。
命がけの気迫が伝わってきて、水にぬれた唐沢くんかっこいいし、なんか一気に引き込まれた。
獅童くんが最後、しんがりを請け負って、そして死んで行くんだけど、その一つ一つの動きが悲しくて悲しくて泣けた。
ほんとにこの人は「いろは」を愛していたんだなー、って。

話は大したこと無いし、ほんとに、「あんたの人生なんてどうでもいいわよ（特に田中美里関係）」と思うんだが、でもあの立ち回りだけでもう満足しちゃった。
あれだけ見たいな。。無理か。
最後まで怪我のないように気を付けてください。
あ、花道はセンターと下手側サブセンターの間Ｇ列くらいまでにできてます。２～３席は潰してあります。

さてと２回目。いい感じにこなれて来たのか、なんか更に笑えるようになってました。
良々の紙芝居に２枚新しく追加されてました。
たがめちゃんも、トモロヲさんも、前に見た時よりはよくなっていた。
まあそれでもトモロヲさんはかなり微妙なわけだが。。。

なあんかラストシーンの小池栄子と一緒に泣きそうになっている自分がいたりしてさ。。
変なところで、はまった芝居だったな。
「こっちが凹んで吸収してあげないとさ」とかいう台詞が随所にあるんだけど、なんかそれが好きなんだよねー。
松尾さんの優しさがにじみ出るお芝居でした。
ＷＯＷＯＷで放送予定とのことなので、見られなかった方は是非どうぞ。

新国立劇場から「蘭」の演出が追加になっていた。
蘭兵衛が信長の話をするときに、必ずと言って出てきて、「蘭丸の思い」を表現していた。
最後に信長のしゃれこうべを使って作ったお面（かぶと？）の横にそっと置いた演出も素敵だったし、一緒に炎上（本能寺の変）して天に登っていったのも良かった。
この一つの演出プランの追加で、すごく人と人との繋がりが見え始めて、そのいろんな繋がりを断ち切ろうとあがく人の感情も見えてきて、捨之助やら蘭兵衛やら素敵に見え過ぎた。（苦笑）
冒頭の古田が見得を切ってタイトルの幕がどどーんと降りてきたシーンや、髑髏城に乗り込む７人のシルエットや、荒武者隊が死んで行くシーンなどなど、みんなかっこよくて、ぼろなきだった。
お遊びのシーンもだんだんと長くなってきていて、こちらでもほんとに楽しませてくれたし。
ほんとに新国立と全く違うもんになっていて、最初からこれではできなかったのか？という不満もあるけど、それはそれ、新感線だしね。ほんとに良かった。感動した。
古田かっこよかった。じゅんちゃんもかっこよかった。そして善ちゃん。。おかえりなさい。

アカドクロ。９列で観劇。後ろの方が見えないよ～～（涙）。
まあそんなことはともかく、なんかじわ～っといいんだよねえ。
お金があれば通いたいくらいだが、いかんせん高すぎる。
やっぱり梶原善ちゃん良かったな～。
古田はまあおいといて（爆）、佐藤仁美ちゃんも良かったしなあ。
変なところで感動したりしちゃったわ。恥ずかしい。。。

事故により死亡した「ゆきお」の回想によってドライブインカリフォルニアで引き起こされる様々な事件。
再演なだけあって、やっぱり秋山さんとかは文句無しに良かった。心配していた客演陣も、小池栄子といい、仲村トオルといい、いい感じにぴたっとはまっていた感じ。
仲村トオルのはじけっぷりに、少し感動。
トモロヲさんがちょっと印象薄かったかな？
それにしても、このクオリティってばちょっとすごい。またもう一回見に行くので堪能してきます。