2010年4月の記事一覧

時は戦時中、場所は台湾。
淡水率いる一淡路淡水一座は博覧會での上演を役人秋本から持ちかけられ、それに向けて準備をしている最中。
そこに淡水の娘、蝶子がやってくる。
一座は上演を夢見ているが、その話は全くうまくいかず、淡水が男芸者をし根回しをすることで、どうにか生計を立てている状態。
一座は無事に公演を打つことができるのか?!
とかそんな感じのあらすじ。

なんかもう全体的にもったいないというか、何言いたいのかよくわからんっていうか。
見所は篠井さんの舞とか立ち振る舞いとか、結構かっこいい良々とか、菅原くんの嫌らしさとか、そういう感じか?
冒頭が一番良かったっていうのはどうなのよ?
脚本も微妙、演出も微妙。キャストの無駄遣い。
本編で一番良かったのは通り雨での良々vs菅原くんのところか。
まあ金返せとは言わないけどね。

公演:PARCOプロデュース「博覧會~世界は二人のために~」
場所:東京グローブ座
日程:4月8日~4月21日
作:千葉雅子
演出:池田成志
出演:荒川良々・星野真里・大谷亮介・菅原永二・千葉雅子・池田成志・篠井英介
座席:H列センターブロック 指定5,800円
時間:2時間

岡村さんは明治座で「Ladies And Gentlemen!!」をどうしてもやらなくちゃいけないという、要求が出されているのか?というくらいのまたしてもなオープニング。あずみ?幕末??飛龍伝???
時は1877年西南戦争の「田原坂・吉次峠の戦い」を舞台とした薩摩武士、結城新之助のお話。

早乙女くんは新感線の時も思ったけど、動けるし、芝居もまあまあ。というか彼を立てるための公演だしね。
早い立ち回りは一見の価値はあるけど、もうちょっと刀の重さを感じさせて欲しいなと思ったり。あんまり自由度が多くない早乙女くんの殺陣に、周りが合わせました、という感じか。
義母に思いを寄せるところは「まだまだ若いなー」という感じはしたけど、がんばっている姿がほほえましくて良かったですよ。
もっと普通の芝居にいっぱい出て、いろんなことを吸収すれば、もっといろいろ出来るようになると思うんだが、劇団に所属ということじゃそうはいかないのかな?

亨さんと銀ちゃんは良かったけど、二人とも得意分野だし、結構余裕かましてて面白くは無い(苦笑)。
あとは三村くんが良かったのと、塚田が骨折しててガッカリだったのと、藤榮くんが何度も殺されているのが面白かったのくらいか?
知念里奈とか持田真樹とか、どうしてこんなに下手なのか分からないわ。
もうちょっと岡村さん演出の仕事してくださいよ。

舞踏ショーはもうちょっと誰か外から見てやってよ、という感じ。
バラバラっていうか、どうしようとしているのかもちょっと不明。
まあ大衆演劇だからこういうものかもしれないが、もうちょっと魅せ方を工夫したら、もっと大きな舞台にも立てるのになあ、と非常に残念な印象。
温泉の演芸場という感じがどうしてもしたなあ、失礼ながら。

公演終了後、早乙女くんによる客だしあり。すごいなーえらいなー。見習ってほしいわ。

公演:嗚呼、田原坂/早乙女太一 舞踊ショー
場所:明治座
日程:4月1日~4月12日
作:西田大輔
演出:岡村俊一
出演:早乙女太一・持田真樹・高部あい・山本亨・山崎銀之丞・知念里奈 ほか
座席:A席1階5列右ブロック10,500円
時間:3時間30分(途中30分休憩二回)

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