2000年7月の記事一覧

なんとな~く書いておこうと思います。レポートっちゅうか感想。
コントライブだと思っていたんで、あんなに真剣に歌を歌うとは思わず、それも縦ノリとは余計に思わず、最初の一曲目が始まったときの「前にいかせて~」ってな雰囲気を察しすぎたわたしは気づいたら2列目どセンターに陣取っていました。

若い姉ちゃんが圧倒的に多いのね。
それにいろいろ気を使っちゃった場面も往々にしてあり。
最後の方でサダヲが「あがってこい!」って手をさしのべてくれたんだけどやっぱり意気地なしはあがれませんでした。
だって、あがってどうするよ?って超冷静なわたし。
それに上がった人なんて落とされてたよ…(^^;;;

ネタとしての部分と、単なるMCの区別がつかなくて、客がぎゃあぎゃあ言ってました。
元々MCの最中の突っ込みも嫌いなわたしは、もう完全にシャットアウトしてましたけどね。
(前だからできたことかもしれないが…)
えんぺ見ると気になる人が多いようで。

スタンディングもいいけど、座ってのんびり、ず~っと見ていたいな、とも思ったのでした。
なんか大人計画ってみんな仲良しでいいよね。ほんと。

赤坂のフリースペース(10畳ほど?)に40人敷き詰められてました。
たった一時間ですが、なんかほのぼのとした、なんか哲学的な作品でした。
キッチンで料理を作る過程で起こる小さな事件。

なんかこういう小さな発見を大事にする、そういう芝居もいいなあって思います。
ほわ~んとした独自のスペースなのでしょう。
ふふふ、と微笑ませてくれる作品でした。

公演:トリのマーク「キッチンタイマー」
場所:アトリエフローラルアカサカ
日程:7月21日〜7月23日
作・演出:山中正哉
出演:柳澤明子・出月勝彦・櫻井拓見・山中正哉・中村智弓
チケット:2,000円

戸田恵子のはじけっぷり、トラブルが起こってもそれで笑いを取れる各役者陣。
一ヶ月たってこの芝居は化け物になっていた。
少しばらばらだった歌もまとまってきて、役者の中に自信が見られるようになっていた。
二回目のため、一回目で聞き逃した歌詞も十分に聞き取れた。
ほんとにすばらしいミュージカルだと思う。

敢えて文句をつけるとすれば松たかこの一本調子さ。
なんかこの人だけは型破りとかそういったものとは無縁なんだよね。
いろんな色を出せるように三谷さんが作ってくれているのに、まだまだ余裕がないのか、それともやる気がないからか遊びがない。
この辺が育ってくればもっともっといいものになっていくのではないだろうか?
やっぱり「俺達はサルじゃない」が傑作。

公演:PARCOプロデュース「オケピ!」
場所:青山劇場
日程:6月6日〜7月9日
作・演出:三谷幸喜
出演:真田広之・松たか子・川平慈英・戸田恵子・伊原剛志・白井晃・小日向文世・北川潤・山本耕史・宮地雅子・小林隆・菊池均也・布施明
チケット:13,000円くらいだっけ?

一ヶ月経って見に行ったお芝居は、ほとんど何も変わっていなかった。
ただ中嶋朋子の鼻につく狂気さが少し和らいで「性」というものを感じられるようになった。
これはこの芝居では重要なものだ。
少し評価はあがったかも。

でもやっぱり二部はかなりかったるい。
亨くん目当てで見に行っているからなのかな?

公演:t.p.t.「Naked-裸-」
場所:ベニサン・ピット
日程:6月1日〜6月6日、7月7日〜7月16日
作:ルイジ・ピランデッロ
演出:デヴィッド・ルヴォー
出演:中嶋朋子・三木敏彦・大森暁美・山本亨・岡本健一・植野葉子・堤真一

はっきりいってまだまだです。
台詞も自分の物になっていないし、昔の公演の影響ありすぎます。観ている方もそうだけど。
それを払拭するくらいの新しい銀ちゃんを期待しています。智則くんには特に。

小夏が銀ちゃんを愛してないのが致命的。
もっと愛に裏付けされた母にもなりきれない、女優を演じて下さい。>有紀ちゃん
最初と最後で出る"老婆"。一瞬tptかと思ったんだけど、無理ありますよ、やっぱり。
麻実さんを見た後じゃどうしても劣ってしまう。表現をもっとできるようにしてね。

それから中村屋はやっぱり600年の看板を背負っている苦悩を出して欲しい。
甲子園に逃げるのはやめてほしいです。緑の手の謎も解けないし。。。

監督役の武智くん、きっとテレビあがりってことを強調したかったんだと思うんだけど、軽すぎやしませんか?
最後の決めせりふがなぜか花菱とかに取られてしまっているのも「?」です。
あそこは監督がほんとに映画を、そして銀ちゃんをすっごく愛している重要なせりふだと思っているだけにあれだけは譲れません。

演出に関してもなんかまだその段階ではないのかな?というのが正直なところ。
まだまだいぢる必要がある。
やっぱりみんないっぱいいっぱいだったんだよね。
これから北とぴあまでどうこなれていくのか楽しみです。

でもやっぱしのぶ太と銀ちゃん父には泣かされちゃうんだよね。
台詞はほとんど昔のまま。
もっともっとこなれて、あなたたちにしか出来ない「銀ちゃんが逝く」が完成していくのを観たいです。

公演:北区つかこうへい劇団「銀ちゃんが逝く」
場所:全労済ホールSPACEゼロ
日程:7月5日〜7月6日
作・演出:つかこうへい
出演:吉田智則・内田有紀・吉浦陽二・古賀豊・武智健二・小川岳男・吉田一人・赤塚篤紀・梶原ひかり・清家利一 他

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