2006年2月の記事一覧

さてと二回目の観劇となりました。今回は10列目という非常に見やすい席でしたので、全体を把握しながら、役者さんたちを満喫。
佐太郎が戦地に赴かなければならなかったときの、滝との別れのシーン、大爆笑ポイントなんだけど、あの声に出せないつらさとかそういった感情が伝わって来て、一人で泣いてました。
琴吹家の家の中の黒板が「音松 材木拾い」→「音松 仕事なし」→「音松 いない」に変わって行くのが妙に寂しかったりね。

脚本をおそらくあの中心メンバーで埋めるようにして作っていったんだろうなぁ、と思うと柄本さんの反則技な最後のメイクも許せちゃうんだよね。(苦笑)

公演:ヨイショ!の神様
場所:新橋演舞場
日程:2月2日~2月27日
作:金子成人
演出:ラサール石井
出演:柄本明・小池栄子・中村勘三郎・波乃久里子・火野正平・藤山直美ほか
座席:一等席1階10列センターブロック 13,650円
時間:3時間20分(35分休憩含む)

方々で酷評されていました「労働者M」ですが、ケラ慣れしているのか、楽しく見ることができました。
堤さんも今までの芝居よりは好きな感じ。
前説の明星さんと池鉄の漫才(?)に、一人ツボに入りまくったり、冒頭の全員揃っての「労働者M」にうっとりしたり。(邪道?)
みんなで踊るダンスも、何故か松尾さんは相変わらずのダンスだったり、と最初から私的には見所満載。

公演:コクーンオンレパートリー「労働者M」
場所:Bunkamuraシアターコクーン
日程:2月5日~2月28日
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
音楽:伊藤ヨタロウ
出演:堤真一・小泉今日子・松尾スズキ・秋山菜津子・犬山イヌコ・田中哲司・明星真由美・貫地谷しほり・池田鉄洋・今奈良孝行・篠塚祥司・山崎一
座席:S席1階A列センターブロック9,000円
時間:2時間25分(15分休憩)

お屋敷の部屋に女が二人。どうやら奥様と女中らしいのだが、話が進むにつれ、彼女たちは二人ともが女中で奥様と女中という「ごっこ」をしていたのだと分かる。
そしてこの女中たち、女主人を殺そうと目論んでいて…。
とそんな感じのあらすじ。

前回の「ヴァニティーズ」よりももっとなじみの無い話なのだが、やっぱり今回も女性がやるよりも仕草の一つ一つ、考え方の一つ一つが「女っぽい」感じ。
嫉妬とかそういった、女のドロドロした部分が、そりゃもう昼ドラのように、前面に出された感じ。
奥様を殺そうと考えて、でも躊躇しちゃったり、なんかうまくいかなかったり、それこそドラマのように一緒にハラハラしたりした。
出番は少ないけど、深沢あっちゃんの奥様も、他人から見てるとただのバカなんだけど(苦笑)、彼女には彼女なりのポリシーがあって、ころころ考え方も変わったりして、女だなーと痛感したりした。
この企画大好きなので、是非第三回公演もやっていただきたい。 

公演:3軒茶屋婦人会第二回公演「女中たち」
場所:本多劇場
日程:2月16日~2月26日
作:ジャン・ジュネ
演出:G2+3軒茶屋婦人会
出演:篠井英介・大谷亮介・深沢敦
座席:A列センターブロック 5,000円
時間:2時間10分

公開してもう結構経ちますが、なんとなく見に行ってきました。

2時間というのに、もっとかかった気がした。
途中、中だるみするところ多すぎ。
宣伝を見ていたときには、こんなに佐藤浩市の話が全体を占めているとは思ってなくて、なんか肩すかしを食った感じあり。
佐藤浩市が今イチだったんですが、これって私だけ?
思ったよりも松たか子が良かった。YOUの歌も好き。
あとは津川さんと麻生久美子絡みのエピソードが結構良かった。
エンディングの見せ方はさすがでした。スッキリして帰る事ができました。
一番印象に残ったのは誰?と聞かれれば、変なメイクのオイリー菅原(だっけ?)の池田成志と答えます。(苦笑)

監督・脚本:三谷幸喜
製作:亀山千広・島谷能成
出演:役所広司・松たか子・香取慎吾・佐藤浩市・オダギリジョー・津川雅彦・伊東四朗・西田敏行・寺島進・石井正則・戸田恵子・麻生久美子・角野卓造・生瀬勝久・川平慈英・浅野和之・堀内敬子・原田美枝子・篠原涼子・唐沢寿明
配給:東宝
時間:2時間20分(予告含む)
価格:1200円(レイトショー)

いやー久々に見たよ「学芸会」!
昼間に阿佐スパなんて見たもんだから、プロとアマチュアの違いがくっきりしすぎて、それはまた別な意味で面白いっていうか。アンドレと新感線と足しで2で割って、100くらいに割った感じか?
このプロデュース公演の目的がなんなのかも、とっても疑問だった。声優さんとかでプロダクションに所属している人もいるようだが、単なる仲間内の「思い出を作ろう」という公演だったのか?ここから上を目指して行く、という感じには全く思えなかったし。公演そのものがすでに疑問です。

自分の場合目的が目的なので芝居を論じることもバカバカしいと思うんで、あんまり辛口なコメントは避けたいのだが、ありきたりな本、ダメダメな演出、自分が何をやっているのか把握していない役者、素人丸出しな照明と4拍子揃うとここまですごいものになるのだな。すごいな。
この芝居に3,000円か。この前のヴォードヴィル4,000円がいかに良心価格かが良く分かるわ。ダメでしょう、これで3,000円も取ったら

まあそんな中でもゆうじくんは格好良かったんだけどねー。とりあえず自分の周りだけはどうにかしようとしていたのでしょうな。
冒頭と死ぬ間際はほんっと格好良かった。うん。

公演:婆娑羅ユニットバレンタイン企画公演「Project2010"k"~豪血寺一平くんの受難の日々・序章~」
場所:豊島公会堂
日程:2月11日~2月12日
出演:奥村彰・本庄美峰・平田絵里子・鈴木ゆうじ・山本ひとみ・石原功助・桜井広海
松井真城・八木田真樹・桜ルミ・高嶋花音・小山太郎・神田武・松田幸子・吉田ミサイル・陸奥和登・杉剛猛・立花そらみ・難波理恵・水澤友美・西田りいざ・佐藤龍一・梅方弘夫・中出和孝・鞘馬刃坏・脇本貴人・和賀井茂治・平井孝昌・千田剛士・神崎好加・森由果・吉田奈津子・綺田育子
座席:13列右ブロック 3,000円
時間:2時間ほど

第一幕「蟒蛇如(うわばみのごとし)」/第二幕「桜飛沫(さくらしぶき)」
一応二部構成なんだけど、片方にしか出ない人とかもいて、ちょっとリンクしている二つの話という感じ。

<蟒蛇如>
とある村には「子どもは三人まで四人目が生まれたら年貢倍額」というお達しが定められていた。四人目ができたと医者の元に来る女。そしてそれを全く悔いていないその夫。その村を訪ねに来た一人の武士により、医者の過去が明らかになる。
<桜飛沫>
寂れて誰も寄り付かない宿場。そこに佐久間という男がいる。実は彼はお尋ね者でその首には300両という賞金がかけられていた。どうにかこうにか日々命を落とさずにすんでいる佐久間とその村のグズとのお話

簡単に言うとこんな感じかな?
一幕のどろっとした感じの方が好みかな?
二幕はもうちょっと作り込めたと思うんだけどね。峯村リエちゃん演じる「グズ」の話もっと見たかった。かなり心動かされたし。「きれいねー」と桜を見上げるリエちゃんが素敵すぎだった。
亨さん動いてもいないのに(さすがにまだ足は完治してないのね)、ヨレヨレなのに、「すいません、すいません」と謝ってばっかりなのに、ほんとにかっこ良かった。
じゅんの医者役もしっかりと作られているし、長過ぎることを除いては結構好印象。
ただ世田パブだからなのか、いつもよりもかなり薄い印象。もうちょっとやってくれてもよかったのになぁ。
豪華キャストももったいない使い方で、もうちょっとじゅんと亨さんの絡みとかあったら良かったのに。

公演:阿佐ヶ谷スパイダース「桜飛沫」
場所:世田谷パブリックシアター
日程:2月10日~2月19日
作・演出:長塚圭史
出演:山本亨・橋本じゅん・水野美紀・峯村リエ・山内圭哉・猫背椿・市川しんぺー・真木よう子・中山祐一・伊達暁・長塚圭史・吉本菜穂子・富岡晃一郎・川原正嗣・前田悟・横山一敏・大林勝
座席:当日券Q列一桁台6,300円
時間:3時間20分くらい(途中休憩有)

従来のキャストによる初演の感想はこちらです。
さて今回はヴォードヴィル若手(?)による公演っていうことでキャストはこんな感じ。()内に初演時キャスト書きました。
覚兵衛:大森ヒロシ(佐藤B作)/松兵衛:京極圭(平田満)/おりょう:奈良崎まどか(あめくみちこ)/虎蔵:村田一晃(佐渡稔)

竜馬の妻だったおりょうを訪ねて、おりょうの妹の夫覚兵衛がおりょうの夫松兵衛の家へやってくる。
おりょうは昼間から酒を飲み挙げ句の果てに、虎蔵という男と北海道へ渡ると聞き、松兵衛におりょうを引き止めるように頼むのだが…。

あらすじはそんな感じで。

公演:東京ヴォードヴィルショー「竜馬の妻とその夫と愛人」U-40バージョン
場所:ザ・スズナリ
日程:1月28日~2月4日
作:三谷幸喜
演出:山田和也
出演:大森ヒロシ・京極圭・奈良崎まどか・村田一晃
座席:指定C列4,000円
時間:約2時間

開演時間を間違えまして(苦笑)、二幕目からの観劇になってしまいました。
まあ、あらすじは知ってるんでそれで補完し、何も問題無いんですけど(爆)。

一幕目のチャーリーがレイモンドに心を開いていく様子が見られなかったので、椎名桔平の評価はできません。。
その上でやっぱり橋爪さんに尽きる様な気がします、この舞台。
あれだけの膨大な台詞を覚えていることだけでも凄いよなー。電話番号とか、円周率とかさ。
二人の心が交わるシーンでぐっと来たり、また拒絶されて一緒に寂しくなったり、とチャーリーの視点でたっぷりと見せていただきました。なんかほのぼのと幸せになる舞台でした。
カーテンコール一回目の、まだレイモンドでいる橋爪さんが素敵でした。

公演:レインマン
場所:東京グローブ座
日程:2月3日~2月19日
原作: バリー・モロー
脚本・演出:鈴木勝秀
出演:椎名桔平・橋爪功・朴璐美・大森博史
座席:C列8,500円
時間:2時間15分(15分休憩)

いやー、笑わせてもらいました。
有園さんが出てくると、「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!」と言いたくなります。(爆)
柄本さんとか藤山さんとかのアドリブなんだか、脚本通りなんだかよく分からない芝居に目が釘付け。
小池栄子さんがそんなはちゃめちゃなメンツの中、普通な芝居をしていて好印象。
もちろん火野さん可愛かったです。

公演:ヨイショ!の神様
場所:新橋演舞場
日程:2月2日~2月27日
作:金子成人
演出:ラサール石井
出演:柄本明・小池栄子・中村勘三郎・波乃久里子・火野正平・藤山直美ほか
座席:3階4列 2,520円
上演時間:約3時間20分(35分休憩含む)

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