2010年5月の記事一覧

久々に扉座に六角さんご出演ということで見に行きましたよ。扉座。

場所はとある飲み屋「一力」。
そこの常連らしきアル中気味のタクシー運転手宇佐見京一の元へスター高塚旭がやってくる。
初座長公演「神崎与五郎東下り」へ是非とも出演してほしいということなのだが…。

宇佐見演じる六角さんと花房亀吉演じる岡森さんの二人の「神崎与五郎東下り」が一番の盛り上がり。
ガッツリ組むこの二人の芝居が圧倒的。
久々に本気の六角さんを見た感じ。

今回のゲストの市川笑也さんは、なんと言っても立ち姿が美しい。
座長としての芝居も素敵。

それぞれのいいところをちゃんと見られるこのお芝居でした。

それにしてもチーム一力のメンバーって、いつもこの組み合わせじゃね？
まんねりなんですけど。

とある夫婦ととあるカップルのお話。
人妻と青年がツーショットダイアルで出会い、密会を重ねていく。
ぎこちない関係ながらも身体の関係になり、とうとう妊娠。
この関係を人妻の夫が知ることとなり、相手の男に「この関係をやめるように」言いにいったりするのだが…。

とまあそういう感じ。
セックスを題材に二組のカップルを中心とした作品（でいいのかな？）。
秋山さんの裸って何回見ただろう？（爆）まあそれはいいんですが。
ラストシーンの秋山さんがかわいかったです。

倫理観の全く無いこの世界。浮気、不倫、嘘、なんでもありです。
登場人物はみんな「ちょっとダメな人」。
だからか、あんまり罪の意識はなく、かといってのめりこむわけでもなく、ただただ関係を続けていきます。

でも出てくる台詞はどれもリアル。
裕一（田中圭）の彼女が「わたしだってお金があればいろんな服買えるわよ！」的な発言とかね。

この芝居に出てくる人はいろんなものを裏切っているように見えるんだけど、本人に大した自覚がないから「裏切りの街」というにはちょっと違うような気もして。
登場人物がどうしたいのかが分からないのが個人的にはイライラした。
たぶん三浦さんの得意分野なんだろうとは思うんだけども。
現実で周りにこんな人たちがいたら、関係持たないか、あるいはたぶん怒っちゃうな。
主役の裕一はまあ年齢が年齢だからいいけどさ、あの夫婦は問題でしょ。かなり。