2002年4月の記事一覧

殺人の容疑をかけられた主人公は、記憶が残っていなかったために、無実の罪になり、普通の人生を歩み始めたのだが、マスコミや周りの人らはその真実をどうにかして聞き出そうと躍起になる。
そして無くした記憶を少しずつ思い出す…。

正直なんだかな~って感じ。話は結構好きなんだけど、演出が妙にアングラチック…。う~ん。
横山ちさは結構好きなタイプだな、黒田祐樹だったっけ?は全然ダメ(爆)。
人によって温度差が非常にあるお芝居でばらばらという印象です。個人的には累央がいちばんよかったかも。壊れたたかシは必見。

公演:扉座「そらにさからふもの」
作:大森寿美男
演出:茅野イサム
場所:紀伊國屋ホール
日程:4月24日〜5月3日
出演:横山智佐・山中たかシ・高橋麻理・佐藤累央・黒田勇樹 ほか
チケット:指定4,200円

正直、トニセン+横内さんっていうのは、もういいや、と思っていたんだけど、六角さんと伴さんが出るんだったら行かねば、と取ったチケット。
予想は的中だった。なんでこうぬる~い説教芝居になっちゃうんだろうね。。
三人のポジションも話の展開も大して「東京サンダンス」と変わりなくて、つまらなすぎる。。
こういう話、くどかんに書いてもらったら、もっと臨場感溢れるものになるんだろうに。
所詮、横内さんも年を取ったということなんだよね。
もう、この年代の話を書いても、リアル感全くなし。
トニセンもさぁ、なんだかじじぃ入ってるから(思想的に)、余計につまらん。

商店街のおじちゃん、おばちゃんが頑張っていて、芝居を最後の最後で引き留めていた。
六角さんの生ギター演奏が聴けたから、ま、いっか。

公演:RUPプロデュース「トンカツロック」
作:横内謙介
演出:河毛俊作
場所:シアターコクーン
日程:4月6日〜4月28日
出演:坂本昌行・長野博・井ノ原快彦・須藤理彩・大村彩子・佐藤江梨子・六角精児 ほか
チケット:S席8,500円

佐藤B作さん演じる文部省のお偉いさん「南郷清之輔」が、「小学唱歌」を編纂する仕事を終わってみると、次は「全国統一話し言葉」をまとめろという辞令を受ける。
いろんな言葉をどういう風にまとめたものか、清之輔は試行錯誤する。

いやぁ。ほんとに「訛り」っていうのはすごいパワーだわ。
家で働く人や、居候なんかが、全部違うお国訛りで喋り出す、そのおもしろさ。南郷家は日本の縮図のようだった。
そして清之助はみんなに助けられながら、全国統一話言葉を作って行くんだけど、結局できないんだよね。。
その人の良さが、これだけたくさんの人に慕われている清之助を現しているような感じがして、なんだかすごく暖かい気持ちになれた。
言葉っていうものを大事にしようとも思えた。
自分の国の訛りというのは、自分自身であるんだな~と、なんだか妙に実家が恋しくなってしまった。

公演:こまつ座「國語元年」
作:井上ひさし
演出:栗山民也
場所:北とぴあ
日程:4月13日
出演:佐藤B作・沖恂一郎・田根楽子・後藤浩明・小市慢太郎・たかお鷹・土居裕子・剣幸・三鴨絵里子・角間進・野々村のん・山本龍二

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