初演見に行くことができなくて、結構評判も良かったのでさっそく見に行くことにした。
こういう人情ものってかなり弱い。(苦笑)
たしかに今の時期に、こういう戦争ものをやって、それだけでかなり「くる」部分があるんだけど、実は一番心に響いたのは、整備長なのよね。。
この潜水艦が日本を出たときから、誰が真珠湾攻撃の一番手をやるのか、それを知っていて、でも自分の立場からそれを肯定することしかできないし、また誰にも喋ってはいけない。
そんなジレンマを持ちながらも、最後には「死ぬな、生きて帰ってこい」と言ってしまう。
ほんとはそんなこと言いたくないんだよね。
でも本心がぽろっと出ちゃって、出ちゃったらもう今まで心の奥にしまおうと思っていたものが、ぼろぼろ出て来ちゃう。。こんな切ないことってあるんだろうか。。
出演していた役者さんたちが誰もがすごく良くて、本当に感動っていうか、心を揺さぶられた作品でした。
日本が唯一の原爆投下国として、できることっていっぱいあると思うんだけどなぁ~。小泉のあほ。。(爆)
関係ないかもしれないが、選曲がかなりツボ。。「Rose」の日本語版、都はるみだが、これって、「The Rose」にひっかけてあるんだろうか。。
公演:方南ぐみ「あたっくNo.1」
作・演出:樫田正剛
場所:東京芸術劇場小ホール
日程:3月19日〜3月26日
出演:近江谷太朗・岡森諦・西ノ園達大・積圭祐・川渕良和・平賀雅臣・大森ヒロシ・平尾良樹・倉田英二・幸野友之・平沼紀久