2002年5月の記事一覧

まあね、くどかんだし、話は内容があるの?!って感じだけど、コントとして見る分には楽しくていいんじゃないの?
わたしは今回のは結構好きだな。2回見れば十分だけど。

何はともあれ、役者の松尾スズキはやっぱりすごい、という一言につきる。サダヲなんて目じゃないもんね。
あとは。。。吐夢さんがらぶりー♪

公演:大人計画「春子ブックセンター」
作・演出:宮藤官九郎
場所:本多劇場
日程:5月15日〜6月1日
出演:松尾スズキ・阿部サダヲ・河原雅彦・池津祥子・伊勢志摩・宍戸美和公・猫背椿・田村たがめ・平岩紙・皆川猿時・顔田顔彦・近藤公園・宮崎吐夢・荒川良々・三宅弘城・村杉蝉之介・宮藤官九郎
チケット:指定4,700円

二回目の観劇。堤ファンも慣れてきたのか、舞台に集中していて静かでよい。ただ、相変わらず前半はかったるかったな。。
まあ原作がかったるいんでしょうがないんだけども。。。

大竹さんの狂いぶりが初日より落ち着いていて、バランスが良くなっている。
堤さんの悪ぶりも少し出てきたし、全体としていいんじゃないのかな?
その分、寺島さんと六平さんのピュアさが全面に出てきた感じがする。
この芝居を見ると憎むっていうことも愛するっていうことも同じだ。
ということを思い出す。
でもこの後って絶対にこの誰もが幸せにはならないよね。。切ないわ。。

公演:欲望という名の電車
作:テネシー・ウィリアムズ
演出:蜷川幸雄
場所:シアターコクーン
日程:5月4日〜5月30日
出演:大竹しのぶ・寺島しのぶ・堤真一・六平直政・立石凉子・大石継太・新川將人 ほか
チケット:S席8,500円

ある旅行者の二人が酷い霧のために立ち寄ったある家で、その主人の話す話に入り込んでしまった。
昔その地方では恐ろしい病がはやっていた。
天使になったもの、老人になったもの、そしてカビ人間になってしまったもの。
その病を救うため、奇跡の剣を求めて旅人と戦士は旅に出るのであった。。

大王の全盛期(爆)の作品ということだけあって、話もいいし、キャストそれぞれもぴったり。
成志と山内くんの悪役や、若松さんの老人役など、すごいいい!
そしてやっぱり大倉くんの切なさにやられちゃったのでありました。
水野真紀、えんくみちゃんも特に悪いところは見あたらず、まあまあ調和しているんでは?
おすすめっすよ(^^)。

公演:G2プロデュース「ダブリンの鐘つきカビ人間」
作:後藤ひろひと
演出:G2
場所:パルコ劇場
日程:5月23日〜6月9日
出演:水野真紀・大倉孝二・橋本さとし・長塚圭史・中山祐一朗・山内圭哉・及川健・田尻茂一・八十田勇一・後藤ひろひと・遠藤久美子・池田成志・若松武史
チケット:指定7,500円

スサオウ率いるオロチ一族はタカマガハラという国にやってきた。目的は女。
それを邪魔するアマテラスを王としたタカマガハラとヨミ一族。
そしてオロチ一族末弟タケハヤはひょんなことからタカマガハラ側につき、オロチ一族と決戦を交える。
というような感じかしら?お話は。ストーリーは好き。そして2時間あっという間のスピード感もあって、なかなか。

佐藤仁美が思いの外いい。高田聖子が後ろに見えてしまうが、タケハヤに感情移入させるだけの存在力というか、華があるように感じた。
松岡も特に前半は悪くないと思う。ただ、後半、父(スサナギ)を殺して、国を我が物にしようとしている男には見えないんだよね。。
オロチ一族についても、「火をあやつる民」ならそれらしく、もっと身体の中にある、「火が燃えている」感じが欲しかったな、と思う。
全体的に器の小ささが目につく。智則くんは地味すぎる。
ヨミ一族は、いつもの新感線メンバーなだけあって、芝居の上では安心してみていられる。その小物加減がちょうどいい。
あとは季衣さんが、楽しそうにやっていて、出てくるだけで目が自然とそっちを向いてしまう。
これが、やっぱり貫禄というものなんだろうか?殺陣はさすがに危ないところもあるが、それでも一国の女王である貫禄は十分だった。
あとは横山さんがかっこよかった。台詞なんてほとんどないけど立っているだけで様になる。天保でかなり経験を積んだな~と思いましたわ。

この芝居、2時間あっという間に楽しめるものにはなっている。
ただ、いっぱいいっぱいの人が多くて、見ていて疲れるのもたしかだ。
野獣郎の時の古田のように、舞台の全体を眺められる人がいるといいと思うのだが、粟根さんにはまだ荷が重すぎるのかもね。

公演:RUPプロデュース「スサノオ−神の剣の物語−」
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
場所:赤坂ACTシアター
日程:5月18日〜6月16日
出演:松岡昌宏・吉田智則・インディ高橋・佐藤仁美・粟根まこと・横山一敏・藤家剛・根岸季衣・野村祐香・中谷さとみ・磯野慎吾・河野まさと・生田斗真・村木よし子・山本カナコ ほか
チケット:S席9,000円

死期があと一週間に迫った教授が魔女に魂を売ることを条件に、一つの願い事を叶えてもらう。
それは30歳の自分に若返る、というものだった。若返って、恋をしたいと思ったのだ。

蔵之介オンステージでした。
魔女の魔法がうまくいかなくて翻弄されるところが見事だった。
いろんな設定も自分で楽しくやっていて、久々に蔵之介を堪能できたような気がする。
他のキャストも川原さん以外はお見事。川原さんは、そんなに良くはないけど邪魔してないだけで十分でしょう。(苦笑)
わたしはこの話結構好きなんだよな。福島さんの脚本って好きだから。
お約束でも、やっぱり、それで安心するところってあるじゃん。そういうの好きなんだな~。
最後の岡田くんが川原さんに告白して「あなた100年前も同じコト言ったのよ」ってところ、なんだかいいな~って思ったわ。

公演:PARCOプロデュース「おやすみの前に」
場所:パルコ劇場
日程:5月5日〜5月19日
作:福島三郎
演出:宮田慶子
出演:宮本信子・川原亜矢子・宮地雅子・二瓶鮫一・岡田義徳・佐々木蔵之介

初日でこの完成度っていうのはやっぱりすごいんじゃないのかな?なんか凄いよ、この芝居。
確かに、みんな噛みまくりなんだけど、それでも、勢いっていうか迫力っていうか、そういうものが伝わってきて、おなかいっぱい。
ただ、場所が大きすぎる。やっぱりこの脚本には青山円形が合っている気がする。
前半のだるさが抜ければかなり当たりなんでは?

大竹しのぶ…狂い方が怖すぎ。でも好きだけど。もうこっぱみじんです。
堤さん…かっこよすぎる。でももっと下品さがほしいところですな。最初出てきた時、「やせた~」とつぶやいてしまいました。でもなで肩。(爆)
寺島しのぶ…好演でしょう。なんかすごいスタンを愛していて、見ていてつらい。
六平さん…いやぁ。このミッチいいよね。これだけで一見の価値アリ。

もう1公演分チケットを持っているのだが、正直、この芝居は体力もいるし、売ろうか売るまいか悩むところ。
あと気になったのがファンのこの話の知らなすぎるところ。
笑うところじゃないのに笑ったり…。客席もうるさすぎる。もっと入り込んで欲しい。ドア壊してしまったのは失敗でしたね。堤さん。

公演:欲望という名の電車
作:テネシー・ウィリアムズ
演出:蜷川幸雄
場所:シアターコクーン
日程:5月4日〜5月30日
出演:大竹しのぶ・寺島しのぶ・堤真一・六平直政・立石凉子・大石継太・新川將人 ほか
チケット:S席8,500円

はじめての明治座。なんだか下町情緒たっぷりのロビーに心躍る。(爆)
試食もできるし、開運キーホルダーも作れるよん♪<

それはそれとして、居残り佐平次、非常におもしろい。
佐平次という人の持っている、コミカルさや、腰の軽さを、風間さんが見事に演じていてすばらしい。
それに対峙する、平田さん演じる次郎長もいい人で好きだわ~。
途中、階段を駆け上がる平田さんが「あがってこい!」と言うと、客席から「ヤス!」と声がかかって、変なところに意識が飛びまくる。
清水の次郎長がいよいよ、遊郭を離れるときに、風間さんと目を交わすんだけど、その目がらぶらぶで、なんだか泣けてきたわよ。
幸せになれるお芝居です。よろしかったら是非!

公演:居残り佐平次
作・演出:水谷龍二
場所:明治座
日程:5月2日〜5月27日
出演:風間杜夫・平田満・ラサール石井・小宮孝泰・林家花緑・馬渕英里何・余貴美子・高橋由美子・植野葉子・菅原大吉・有薗芳記・田村周三・でんでん・渡辺哲 ほか
チケット:A席11,000円

かとけんのおばあちゃんと有馬さんを見に行った。正直何も期待していなかったのだ。
場所はとある田舎の火葬場。そこで二人のすでに死んでしまった男二人と、それぞれの遺族。
おばあちゃんには死んだ二人の姿も見えるし、声も聞こえる。。。

こんなに持って行かれた芝居は久しぶりだった。
あっという間の1時間半、泣き笑いし通しの1時間半。
見終わって、生きることが幸せなんだと思わせてくれた。ほんとにありがとうございました。
まだ追加公演には席の余裕があるらしいので、是非行ってみてください。
。。。それにしても、たしかあれは蝶々結びじゃなくて縦結びなのでは???

公演:加藤健一事務所「煙が目にしみる」
原案:鈴置洋孝
脚本:堤泰之
演出:久世龍之介
場所:本多劇場
日程:5月1日〜5月12日
出演:加藤健一・坂口芳貞・岸野幸正・松本きょうじ・岡田達也・有馬自由・長江英和・一柳みる・白木美貴子・加藤忍・平田敦子・橋本奈穂子

う~ん、何度見ても何も起きない芝居だなぁ。
たかシと累央が逆だったら、とか、これが有罪だったら、どうだったんだろう?
と関係ないところで考えてしまったお芝居だった。
9人で設定されていたのなら、9人でやってほしかった。あのその他大勢は全部いらん。

公演:扉座「そらにさからふもの」
作:大森寿美男
演出:茅野イサム
場所:紀伊國屋ホール
日程:4月24日〜5月3日
出演:横山智佐・山中たかシ・高橋麻理・佐藤累央・黒田勇樹 ほか
チケット:指定4,200円

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