1998年12月の記事一覧

野田秀樹・牧瀬里穂・吹越満の三人芝居。
野田秀樹本人の10年前の体験を元にした作品だそうです(パンフレットより)。

脚本家としての野田秀樹本人を表現した「ノンフィクション演劇」(というらしい)の部分とフィクションの部分とか絡み合って、まぁ最後には決着が付くんですけど、三人芝居なので誰が誰やら一瞬分からなくなってしまいました(^^;;;。
#それはそれでもちろんオッケーなんですよ。念のため。

最近「殴る女」に出演して話題になった吹越さんが、そりゃもうよくって、なんだか感激というよりも圧倒されました。
会場は狭くて前から5~6列目だったので、万が一寝ていたりしていたら「ほら、そこ!」って怒られそうな感じ。
ステージの選定も含め、時折使われる黄色い照明や、カメラのレンズのようなフラッシュ、ほとんどないセットなど、演出家としての野田秀樹を体感して、やっぱりこの人は天才だなぁ、と痛感しました。

牧瀬里穂に関しては、その張りのある声、姿勢のよさ(たぶん野田さんから指導があったんでしょう)、またスタイルの良さなど期待していなかったほどよかったですよ。彼女はもっともっと舞台をやるべきだと思う。

公演:NODA MAP番外公演「Right Eye」
場所:シアタートラム
日程:12月3日〜12月29日
作・演出:野田秀樹
出演:野田秀樹・牧瀬里穂・吹越満
チケット:6,500円

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