久々のダブルヘッダー。
目をひくのがPaulSmithのようなストライプの柄。全部これで統一されてた。
ある能楽師の家。出産間近の犬を飼っており、外出したい母は父親に留守番を頼むが、父親の方でも用事があり留守番をしてくれない。そこに娘も帰ってきて、誰が留守番をするのか、という問題に発展する。その結末は?!
とそういう感じのストーリー。
もう勘三郎さんと野田さんのやりたい放題の芝居に目が釘付け。
黒木さんもその間を埋めるように、うまいこと芝居していたような感じ。
この芝居は先日の「キャラクター」とも話がリンクしているのだが、その辺りの扱いがやっぱりうまいなあ。
キャラクターの方ではどっちかというと「言葉」で表現していたんだが、今回は「身体」という表現方法を使っていたのが印象的。
あちらではアンサンブルの一人であった黒木さんが家ではこのような事情に巻き込まれるというのも、両方の世界をさらに広げてよかったと思う。
あっという間の1時間20分。本当に楽しかった。同世代に産まれてよかったなーと思えた。
公演:NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」
場所:東京芸術劇場小ホール1
日程:9月5日~9月28日
作・演出:野田秀樹
出演:中村勘三郎・野田秀樹・黒木華
座席:XE列7,500円
時間:1時間20分