2002年11月の記事一覧

二回目。
たまたまスケジュールがあいたので、見に行ってきました。
二回見る必要性って無かったかも知れないけど、商業演劇のカーテンコールが見られて良かったです。
三階だったので「大向こう」の方を発見してなんだか嬉しくなったりも…。

公演:松竹「花たち女たち」
作:有吉佐和子
脚本:飯島早苗
演出:加納幸和
場所:新橋演舞場
日程:11月2日〜11月24日
出演:水谷八重子・波乃久里子・安井昌二・美木良介・加納幸和・園佳也子・近藤正臣・藤間紫 ほか

一回目と特に違っているところは当然ながら見あたらず。
山田まりあが疲れているのか、大事な台詞を噛み噛みだったのはちと残念。
累央の喉も心配でございます。

「ジョンレノン」として見るから余計に醒めちゃうんだろうと思うんだわよ。
架空の「ジョン」として見てみれば結構自分に当てはまる、っていうか思想として分かるっていうか、そういうのはあるんだよね。
でもいかんせんビッグネームすぎてリアル感がない。
ビートルズって知ってるし、「Hard Days Night」のアニメも何度も見たから、途中パロっているところも十分に分かるし、そうだったんだろうなぁ~とは思うんだよ。
でもさぁ、「で?」って感じっていうか、扉座として横内さんが何でこの作品を今やろうとしていたのかが見えてこないんだよ。
だったら他の「ビートルズ信者」の為にやったら良かったんじゃないのか?とさえ思ってしまう。
有馬さんにしても、犬飼くんにしても、石坂さんにしてもいいからさぁ、余計に「作品」としての出来を考えちゃうんだよねぇ…(えらそう)。

公演:扉座「いちご畑よ永遠に」
作・演出:横内謙介
場所:紀伊國屋サザンシアター
日程:11月19日〜11月27日
出演:山田まりや・佐藤累央・高橋一生・有馬自由・伴美奈子 ほか

芸者二人のどたばた劇。
結構どたばたがおもしろく描かれてました。
波乃さんってほんとに芸達者だわよねぇ~。すごいわぁ~。

公演:松竹「花たち女たち」
作:有吉佐和子
脚本:飯島早苗
演出:加納幸和
場所:新橋演舞場
日程:11月2日〜11月24日
出演:水谷八重子・波乃久里子・安井昌二・美木良介・加納幸和・園佳也子・近藤正臣・藤間紫 ほか

野田の台詞が野田で入ってこない、というのは非常に疲れるものだと実感。
芝居の本筋とは関係なく、変なところでツボに入って笑ったりしてました。
これってさ、あの前説であるみたいに、「透明人間の蒸気」をパロディにしてるんじゃないの?
そう思ったら、少し許せてきた。(爆)

公演:RUPプロデュース「透明人間の蒸気」
作:野田秀樹
演出:岡村俊一
場所:青山劇場
日程:11月16日〜12月1日
出演:筧利夫・小西真奈美・青木隆敏・村上信五・宮本裕子・武田義晴・康喜弼 ほか
チケット:S席8,500円

最初の話では、ジョンとヨーコに憧れている二人、っていう話だったんだよね?
それが何故かストレートなジョンの人生になってた。(爆)

全体的には、まあ事実なので、突っ込みどころもないが、正直、天使からの視点っていうのは、もう飽きた。横内さん、ネタ切れ??
ところどころ、TSUTOMUを彷彿とさせるんだよねぇ~。
TSUTOMUの時は岡森さんが天国へ帰れなくなって、今回は高橋一生が帰れなくなる。
同じシチュエーションは悲しいものがありますわ。

山田まりあちゃん、好演してます。高橋麻理よりよっぽど好きだ。乗っ取っちゃえ!(爆)

公演:扉座「いちご畑よ永遠に」
作・演出:横内謙介
場所:紀伊國屋サザンシアター
日程:11月19日〜11月27日
出演:山田まりや・佐藤累央・高橋一生・有馬自由・伴美奈子 ほか

わたし好きだなぁ~これ。長塚脚本と相性いいのかもしれない。今まで見なかったけど。
一人の男の元へ別れた女房と子供達がやってくる。
男は家族と別れたさみしさがあったため、彼女らの居候を許すが、別れた女房は隣のライブハウスがうるさいので、どうにかして追い出そうと策略を巡らす。

簡単に言うとそんな感じなのかなぁ?
ここに書かれていない人と人との繋がりに深く胸うたれちゃったのよね…。
人間ってどうしようもなく悲しくて、そして愛しいもんだなぁ~って。
最後に太が父親のギターを聞いて表情を取り戻していくところが何と言っても圧巻。中山くんすげぇよ…。
猫背ねえさんや、山内くんなどの脇もかなりの出来。
期待していなかっただけに、すごく満足。

ただ、暗転が多くて長いのがいただけない。もっとスムーズに話が運ぶようにしてもらいたい。
WOWOWから花が来ていたが、放送するのかなぁ?希望します。

公演:PARCOプロデュース「マイロックンロールスター」
作・演出:長塚圭史
場所:パルコ劇場
日程:11月9日〜11月24日
出演:長塚京三・中山祐一郎・野際陽子・山内圭哉・京野ことみ・池田鉄洋・猫背椿
チケット:指定6,500円

う~ん、どうなんだろう?この演出(苦笑)。
やっぱり予想は的中だったな。。。無駄なことしすぎ。変なことしすぎ。それも思いっきりやればまだいいのに、どこか中途半端。(爆)
主役連中(ちらしに写真の載っていた5人)や、兵隊をやった、康さんと武田さんは良かったんだけどねぇ。。。
あと赤塚くんもその他大勢の割りに台詞もらっていたし、つか節ながらも他と馴染んでいて、なかなか発見はあったんだけどね。。。
大抜擢と言われた、スタジオライフの青木くんがダメ。
あの滑舌と、滑り具合が、どうもマッチしてないんだよねぇ。。
なんで青木くんになったんだろう?他の人でいいじゃんね。と疑問が大きく残る。

終盤、かなりテンポも良くなってくるから余計に変な演出が惜しい…。
千秋楽に向けて、真奈美ちゃんとか筧ちゃんはもっともっと良くなってくるに違いないので、その辺に期待。
この二人の恋物語をもっと全面に出して欲しかったです。

公演:RUPプロデュース「透明人間の蒸気」
作:野田秀樹
演出:岡村俊一
場所:青山劇場
日程:11月16日〜12月1日
出演:筧利夫・小西真奈美・青木隆敏・村上信五・宮本裕子・武田義晴・康喜弼 ほか
チケット:S席8,500円

きつかったなぁ~、この芝居。
音楽とか美術とか、そういったところはとっても好みだったんだけど、鶴田真由がきつい。(だめじゃん)
野田さんの作品で、上演されてないっていうのは、やっぱり理由があるんだよ。
上演するのが大変とか、いまいち脚本ができあがってないというか…。

でも今回の芝居は、何と言っても鶴田真由の力量不足ってことで片がつくような。。。
人間が演じているんだからしょうがないとは思うんだけど、どうも「重力」っていうのを感じちゃうのよねぇ。。
これ、野田さんが演じたやつが見たい。彼だけでしょう?これを実演できるのは…。

公演:STUDIOコクーン・プロジェクト「障子の国のティンカーベル」
作:野田秀樹
演出:井上尊由
場所:ベニサン・ピット
日程:11月7日〜11月24日
出演:鶴田真由
チケット:自由5,000円

黒沢明作の用心棒の舞台化。
まあ商業演劇特有の前半は布石のため、かったるい、かったるい。
後半になって物語が動き出して、三十郎の近辺も動きがでてきておもしろくなるんだけどね。。
分かりやすいストーリーかったるい演出、といった感じか?(爆)
でも、ちょこっとしたところで、実はうるうる来てしまったのだ。会場は笑っていたんだけどね。

健さま、刀持たせるとかっこいいねぇ~。
そして脇役もなかなか豪華。おひょいさんとか、初代の格さんの横内さんがこれがまたかっこいいんだな~。惚れそう(をい)。
わたしの耳が確かなら、三十郎のお母さんの声が玉緒さんだったような気がします。
パンフが今手元に無いので不安なんだけどさ。。。

来年の秋に、新宿コマで上演されます。良かったら見に行ってください。
2004年の1月に、梅田コマにて「暴れん坊将軍&マツケンサンバ」の公演が決まっている模様。これは是非行かねば。。。

公演:用心棒
作:斎藤雅文
脚本:黒澤明・菊島隆三
演出:水谷幹夫
場所:梅田コマ劇場
日程:11月3日〜11月29日
出演:松平健・大空真弓・永島敏行・藤村俊二・近藤洋介・横内正・小鹿番・内山恵司・大前均・芦屋雁平・園田裕久

大阪ベイサイドジェニー(海遊館の隣の天保山マーケットプレイスの1F)にて行われた、二組のジョイントライブ。
まあ、芝居じゃないのでここに感想を書くのもどうかと思うんだけど、まあいいか。(^^;;;

たぶんお客さんの7割ほどが氣志團のファンの方。
そんな中、異常な盛り上がりを見せるグループ魂の持ち時間40分のライブ。(爆)

まずはとびだせボーイズが2階からもちろん学生服で登場。
修学旅行で大阪のライブハウスを見に来たと言う設定で、客席を通過。
そのあと氣志團のファンの3人は、氣志團と仲の良いという「くりかん」に口利きをしてもらって、是非入りたいということで舞台に。
くりかん(もちろん宮藤さん)が舞台をうろうろしているところを捕まえ、自分たちのコントが良かったら、氣志團のメンバーにしてほしいと訴える。
あっさり快諾する宮藤。(爆)そしてとびらせボーイズによるネタ披露。

たしか「秋の味覚」ってテーマ。
3人はとあるうどん店に入った。
有名人のサインを探すのも、店選びの重要なポイントだと言って、その店のサインをチェック。
ところがどれを取っても「円広志」。でもきつねうどんはおいしい~。
とかいうネタでした。
宮藤さんから、円広志のサインがあるんだったら、誰だったか忘れた人(すまん)のサインもあるだろうと、却下。

そして、もっとテーマを限定しようということになり、「はりはり鍋」というテーマになるが、実際食べたことがない面々はうまくコントができなくて断念。
んで、一曲(例のやつ)を歌って踊って(正確には全く歌ってないが)サダヲに邪魔されて帰っていきました。

約2年ぶりのグループ魂のライブは、芸風も全く変わらず、相変わらずキレる破壊、楽しそうにギターを弾く暴動、そして一人「うらら~」とボケるバイト君。
石鹸(三宅くん)の華麗なバク転も見られたし、音楽的なテクニックはかなり上がった模様。
三宅くんのドラム、まじでうまくなってた。。忙しいのに偉いわね。
そんなこんなの「時間がないからコントはできません」、
「今日は新曲をやりますが、知らない人ばっかりなんで適当にのってくれ。つうか俺たち知らない人の方が多いじゃん!」
みたいなことを言ってましたが、かなり狂喜乱舞な1時間でした。

そのあと氣志團のライブ。
いやぁ~さすがだわよ。音楽的にもキャラ的にも、すごく楽しい。
わたしなんてほとんど知らないのに(木更津での知識程度)、それでもかなりおもしろかったもんねぇ~。
SMAPのように各メンバーで色があるのも初めて知った。
そして、「お前たちのさっきの姿を見て、俺は悲しくなったよ」と、グループ魂でのファンの乗り方を見て、ジェラる1シーンもあったりして…。

最後にグループ魂と氣志團とで、コント。
東海林のり子にふんしたサダヲが先生で宮藤さんが校長先生、他の人たちが生徒。
しきりにXの再結成をしたいという東海林先生に大爆笑。
「将来の夢は?」という質問に、良々は、
「オーストラリアの動物を買い占めて、船に乗せて、他の島に放って、自分もそこに住みたい」
と言ってましたが、どうも文字にするとあの感じを伝えることができなくて悲しいです。。
翔やんが「ロックスターになりたいです!」と、やっとこのテーマが出て、みんなで歌うたって終わりだったような気がします。
いやぁ~まじで楽しかった。汗だくだし、サダヲ、相変わらず切れまくりだし、満足でした♪

Monthly List

Tag Clouds