PARCOプロデュース「LAST SHOW ラストショウ」

<あらすじ>
動物愛護で有名な渡部氏。彼のドキュメントを撮ることになった地元テレビ番組制作社に勤める石川琢哉。自分の作りたいものとのギャップに悩んでいたが、自分の生活のためもあり会社の言われる番組を撮ろうと決意する。渡辺氏は実は琢哉の奥さん美弥子の大ファンであったため、美弥子の家に渡部氏を招いて取材を続行することになった。そんな矢先、琢哉が幼い頃に別れた父親勝哉訪ねてくる…。

冒頭のあらすじはこんな感じか?まあこんなのは本当に冒頭だけで、あらゆる事件はこれ以外で起こるんだけどね。(苦笑)
やっぱり長塚くんの人間の感情の渦の描き方ってすごく好きだなーと思った。またお腹壊しちゃったけども。
最後のシーンなんて、二人の親を亡くした息子の親への向かい方が絵になっていて、それを遠くから見ていることしかできない美弥子との距離感がすごく良くて、じーんとしちゃったよ。

何からどうやって書けばいいのか、それすら分からなくなってます(苦笑)。

「愛してるからこそ憎む」という勝哉、「愛しているからこそ食べる」という渡部、「愛しているから録り続ける」中島、のそれぞれの愛の形が渦のようになって、その生々しさに吐き気がしそうになった。
生きるっていうのは、綺麗ごとじゃないなーと、またしても考えさせられたのでございました。
「愛している人に食べてもらって、自分がその人の栄養になりたい」って感じの渡部の台詞がさぁ、なんだかフッとそれもありだよな、と思わせてくれたり(倫理的におかしいのは重々承知で)。
ちょっと「キレイ」の大豆丸とその子のことを思い出したりして。
「かあちゃん、おれ誰に食べてもらえるんだろう」とかいう台詞をうっとりと話すシーンと、勝手にオーバーラップした。

市川さんは、途中で出て来て、おいしいところさらって帰っていきました。
なんかさあ、市川さん演じる「子」が一番まともで、愛の形もとっても普通で安心するやら、感動するやら。

あおしさんが書いてましたが、「感情のジェットコースター」まさしくそんな感じでした。

それから、特筆すべきはやっぱり演出だろうな。
冒頭のスタジオ以外は全て一つの部屋で起こるわけで、セットは基本的に石川の家だけなんだけども、回転させて見せる部分を変えるだけで、いろんな見せ方があるもんだな、と。
最初に書いたけどラストシーンの背中がもう大好き!

北村さんは正直いつもうるさい芝居をするので(視覚的に)、好きじゃないんだけど、今回は丁度いい感じだったかな?
古田、風間さんがやっぱり良かった。
中山くんもなんて言うか粘着材みたいな役割をいつもいつも上手にやってくれて、今回も良かったな。

公演:PARCOプロデュース「LAST SHOW ラストショウ」
場所:パルコ劇場
日程:7月1日~7月24日
作・演出:長塚圭史
出演:風間杜夫・永作博美・北村有起哉・古田新太・中山祐一朗・市川しんぺー
座席:C列センター 指定7,500円

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コメント(2)

TBありがとうございました。

家を回転させる演出、面白いですよね。前にグローブ座で似た
ような演出の芝居を見たので、新鮮さは薄れましたが、それで
も、あの演出は好きですね。

今月号のユリイカのケラさんと圭史の対談に、今回のセットの
ヒントというか、そんなことが書かれているので、合わせて読
むのも面白いですよ。

>>1あおしさん
ユリイカ買ってきます〜。
この前買えば良かった。
田舎じゃなかなか手に入りません。

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